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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第32話 深い森

馬車はゆっくり2頭の馬に引かれながらアカレオの町から進む 目的地までは馬車で進めるのが約3日そこから馬車が進めなくなる深い森を徒歩で約1日進む 馬車での旅は無事に進み3日かけて馬車で進める目的地に着く


「旦那 ここが目的地ですぜ」


馬車屋の人間が左右に大きな岩が複数重なり合う岩の壁の間を通りぬけて目の前に深い森が見える所に止めてギーラ達に言う


「あああ すまない ありがとう」


ギーラはそう言いながら馬車の客車から自分の荷物を持ちながら下りる トラ シルキャド オトギもそれぞれ下りる


「よ~い ここからは歩いて森の中を進むよ」


ギーラは地面の感触を両足で確かめながら仲間に言う


「ウン アルク スキ」


トラは体をゴキゴキほぐしながらギーラに答える


「ニャ 着いたニャ 馬車楽しかったニャ 馬さん達ありがとうニャ」


シルキャドは運んでくれた2頭の馬達を撫でながら言う


「ハイ オトギ ガンバル」


オトギはキョロキョロして回りが興味津々な顔だ


「それじゃあ 旦那達 またお向かいにきやすぜ」


馬車屋の人間はギーラ達に頭を下げてアカレオの町に向かい馬に鞭を入れて爽快に走り出す それを見送り全員が馬車を眺めてシルキャドが大きく両手を馬達に振っていると 馬車屋の人間の首に矢が突き刺さるのが見えた それから一瞬の間を置いて馬車屋の人間と2頭の馬と馬車全体に無数の矢が突き刺さり馬車がピタリと動きを止める


「攻撃されたぞ みんな早く目の前の森に逃げ込め~ トラしんがりを頼む シルキャドとオトギは早く森に移動するんだ」


ギーラは素早く指示を飛ばす トラは小さく頷きギーラ達に背中を向けて黒い円錐棒を構えながら攻撃に備えてギーラ達の時間を稼ぐ ギーラはオトギを守ってシルキャドは透明化になり目の前の森に全力で走る ギーラは走りながら後ろのトラをチラッと見ると無数の矢を円錐棒で弾き落としたりしながら矢の攻撃を防いでいる


「どこだ? どこから攻撃されている」


ギーラは森の中に走り込みオトギを守りながら大きな木に隠れながら矢が飛んでくる方向を探す ギーラの<百発百中>も距離が射程外なのか敵が認知出来ないのか分からないが何も反応しない


「チッ 投げナイフも無理か それに分からん どこだどこからだ?」


攻撃相手の姿は見えずトラに無数の矢が飛んで来ている 馬車で先程通り抜けて来た右側の高い岩の壁の上から攻撃が確認出来るぐらいである


「あそこの高い岩の壁の上か・・・・・シルキャド近くにいるか?」


ギーラはシルキャドを大きな声で呼ぶ


「ニャ ギーラ 近くにいるニャ」


透明化のシルキャドがギーラの横から返事が来る


「いたか シルキャドあそこの高い岩の上から攻撃されている どこのどいつが俺達に攻撃をして来ているのかが知りたい あの高い岩に登れるか?」


ギーラは素早く見えないシルキャドに尋ねる


「ニャ あの岩は高いニャ 成功出来るか分からないがニャ 1回チャレンジしてみるニャ」


そう言うとシルキャドは俊敏に高い岩目指して走り出す トラの方は矢が体に当たっても傷1つ無く弾き落としていて それに気付いたトラは円錐棒で防ぐのを止めて攻撃されている高い岩に向かって走り出している


「おい トラ一旦コッチに戻るんだ」


トラが高い岩に向かって走り出すのに気付いたギーラは大声を叫ぶ トラはギーラの声が聞こえると一瞬で止まりギーラのいる森の中に走り出す


「ナゼ トメル アイツラ ミナゴロシ トラ ヤ キカナイ」


トラはギーラの横に来るとギーラに尋ねる


「うん あそこの高い岩はトラでも登れないし今は攻撃をして来ているのがあそこの高い岩だけだ 他の場所から攻撃されるかもしれないからバラバラに動くよりまとまる方が安心だ それにシルキャドに高い岩の敵を見に行ってもらっているからまず敵を知ろう」


ギーラはトラに説明する


「ウン トラ ワカッタ」


トラはギーラの説明に頷き納得する


高い岩からの攻撃がトラが森の中に移動した事で止まる シルキャドは透明化で気配を消しながら高い岩の少し出ている岩を利用しながら身軽にジャンプを繰り返してドンドン昇る 順調に昇っていたが最後の足を乗せる岩にシルキャドが体重を乗せた瞬間にその岩が崩れタイミングを崩して高い岩の上には辿り付けなかったが 最後にギリギリの体勢で数名の攻撃して来た敵の後ろ姿を確認して冷静にシルキャドは岩を蹴り他の出ている岩で勢いを殺して地面に落ちる瞬間に1回転して四つん這いの姿勢で無事着地に成功する


「ニャ 最後の出っ張りの岩がニャ 崩れたニャ~ おしかったニャ けどニャ ピョンピョン楽しかったニャ~」


シルキャドは着陸した四つん這いの姿勢から立ち上がり手と膝の土の汚れをパンパンと落としながらギーラ達に向かい歩きながら笑顔になって囁く


「シルキャド 岩の上はどうだった?」


ギーラは透明化を解いて戻って来たシルキャドに聞く


「ニャ そうだニャ 最後の岩で失敗してニャ 落ちたけどニャ バッチリ見たニャ 数は10名ぐらいでニャ 後ろ姿だったけどニャ 人間っぽかったニャ」


シルキャドはギーラ達に説明する


「えっ 落ちて失敗して大丈夫やった?」


「シルキャド ケガ ナイカ」


ギーラとオトギはまずそこを心配する トラは黙って腕を組んでシルキャドの説明を聞いている


「ニャ 全然大丈夫ニャ あんなのチョチョイのチョイニャ 楽勝だったニャ」


シルキャドは腰に両手を持っていき 大丈夫ポーズ をしている


「まあ シルキャドは見た感じと話しを聞いてる分には大丈夫やな とりあえず安心やね それと人間に良く似た姿が10人ぐらいか~ けどまったく分からんより助かるね シルキャドご苦労様 トラも助かったありがとうね」


ギーラはトラとシルキャドに礼を言う


「ウン ギーラ キニスルナ マカセロ」


「ニャ そうだろニャそうだろニャ 危うく死ぬ所だったからニャ あ~危なかったからにゃ~ 私じゃ無かったら死んでたニャ~ 危機一髪だったニャ あ~危なかったニャ~」


トラは頷きながら腕を組んで答える シルキャドはギーラに礼を言われたのがよほど嬉しかったのか先程のセリフとは真逆で  めちゃくちゃ危なかった話  に変わっていたがギーラはシルキャドから目を逸らして当然スルーした


「そうすると ここら一帯は凄く危険だな みんな回りを警戒して先に進もう」


ギーラは気持ちを切り替えて地図を取り出し見ながら深い森の奥に歩き出す 森の中は獣道なども見当たらず木や草に覆われていた為 草や小枝を踏み避けて折りながらゆっくりしか進まない 5時間程何事も無く進むと流石に疲れが見えてきたので少し休憩スペースを作りその場で休む


「う~ん かなり歩いたけど風景がまったく変わらず同じ所を何かグルグルしてるみたいやね」


ギーラは地面に直接座りながら話し出す


「ウン ミチ ナイ」


トラは座らずに回りを警戒しながら返事する


「ニャ 少し疲れるニャ 何も無いからニャ~」


シルキャドもペタンと地面にお尻を乗せて言う


「ハイ コノモリ アルキニクイ」


オトギも疲れ顔だがトラお兄ちゃんが座らないので我慢して立っている


「オトギ 座ってもええよ」


「ハイ ダイジョウブ オニイチャン タッテル」


「ウン エライ トラ オトギ ガ ギーラ シルキャド マモル アタリマエ」


ギーラがオトギに話しかけるが オトギは立ったままの姿をトラに褒められて喜ぶ


「ハイ オニイチャン オトギ マモル」


「ウン ソウダ」


オトギはトラに褒められて凄く喜び気合を入れて回りを警戒している ギーラは  ならしょうがない オトギ頑張れよ  を思い仲間達に顔を向け話をする


「この地図によると目的地の村は今いる深い森をまず抜けなくてはいけないらしく 後少し休んだら森の出口付近までは頑張ろう」


ギーラは仲間達にそう声を掛けてしばらくして休憩を終えて立ち上がり森を歩き始める するとトラが立ち止まる


「ギーラ テキ イル」


トラが静かに話す


「どこ・・・・・」


ギーラがトラに聞いた瞬間 ギーラの目の前に鋭利な爪が上からなぎ払う様に顔面に襲い掛かる 


「うおっ」


ギーラが驚きの声を上げるだけで体が固まっていると鉄の棒が爪の手を打ち払う


「ギーラ スコシ サガル」


オトギが鉄の棒を構えなおしながらギーラに言う 爪の手はオトギの鉄の棒の1撃が効いて上に慌てて引っ込める


「オトギ すまん 助かった」


ギーラは話し少し下がる


「ハイ オトギ マカセル」


オトギは回りを警戒しながら見渡しながら言う シルキャドは透明化で消えていて トラは木の上に目を凝らしながら体に力を入れている すると目の前の木の上から物音がして1対の物体が落ちてくる それは鋭い牙に鋭い手の爪を持つ全身が毛だらけの猿が胸から血を流して死んでいた


「ニャ ギーラ 木の上の猿ニャ 1匹殺したニャ」


シルキャドは透明化になりすぐに木の上の猿に気付いて胸を1突きで絶命させていた


「ギーラ コレ オニサル ウエカラ コウゲキクル」


トラは大量の鬼猿と向かい合いながらシルキャドに殺されて地面に倒れている猿を説明する


「鬼猿 上から攻撃してくるんやね 分かった トラありがとう」


ギーラはトラに礼を言い回りを警戒する


すると木の上では透明化のシルキャドが鬼猿を次々1撃で仕留めていて不意をつかれて殺された鬼猿達はドンドン地面に落ちてくる ギーラの近くの場所ではトラが鬼猿に体に7匹ぐらいに抱き付かれながら暴れ回っている ギーラのすぐ後ろではオトギが鉄の棒を構え2匹の鬼猿と向き合っている


「ニャ そこにもいるニャ」


シルキャドは身軽に木から木へと飛び移り下のギーラ トラ オトギに狙いを定めて集中している鬼猿の横に移動して1撃で急所を真っ白い片手剣で突き刺したりして鬼猿の数を減らしていく


「オイ オニサル モットコイ トラ ミナゴロシ」


トラは黒い円錐棒を使わずに上から次々飛び掛ってくる鬼猿を丸太の様な両腕に拳を作り一振りで3匹は吹き飛ばし破壊して攻撃している その凶悪なトラの拳を掻い潜り体に噛み付くがトラの筋肉ムキムキには傷1つ付けられずしがみ付くだけになり トラの左手に鬼猿は後頭部を思いっきり掴まれ胸の前まで持ってこられて顔面にトラの右コブシをめり込ませて 凄い音を立てながら引き抜かれてポイッと捨てられて絶命していく


「オニサル ギーラ ムリ オトギ トメル」


オトギが囁いた瞬間 鬼猿達は同時に飛び掛りオトギの頭部を手の爪で攻撃してくる オトギは1歩踏み込んで下に潜り込みながら1匹の鬼猿の頭部を右腕に持つ鉄の棒でめり込ます もう1匹の鬼猿も地面に着地してすぐにオトギに飛び掛り鉄の棒を持つ右腕に噛み付くオトギの体はトラよりは柔らかく鬼猿の鋭い牙が喰らい付く するとオトギは鉄の棒を瞬時に左手に持ち替え右腕に喰らい付いたままの鬼猿の後頭部に思いっきり突き刺し 頭部の中央まで届いて脳を破壊した所で鬼猿の噛み付きの力が無くなり 鉄の棒にそのままの体勢で突き刺したままの鬼猿を左手で高く持ち上げてから左手を振り下ろし地面に叩きつける


「おい オトギ 右腕大丈夫か?」


ギーラはオトギと2匹の鬼猿の戦いを見ており慌ててオトギに駆けつける オトギの右腕からは血が出ており牙の傷もはっきり分かる 命に別状は無いが鋭い牙に噛み付かれたので傷は深い


「ハイ コレグライ ヘイキ ダイジョウブ」


オトギは痛そうな表情をギーラにまったく見せずに返事をする すると鬼猿をすべて撃退したトラとシルキャドも駆けつける


「ニャ オトギ 大丈夫なのかニャ 痛く無いのかニャ」


「ハイ ゼンゼン イタクナイ」


オトギはシルキャドにも表情を変えずに答える


「オトギ ヨクヤッタ エライ」


「ハイ オニイチャン オトギハジメテ コロシタ」


トラはオトギの右腕の傷を一瞬見てオトギを褒める オトギもトラに褒められて少し痛みを忘れて喜んでいる それからトラとオトギは鬼猿の食事チャレンジをしていたが あまり美味では無くおきに召さなかったらしく2人同時に遠くにポイッと投げ捨てていた それからギーラ達は気を引き締め直して警戒しながら深い森に向かって進みだす


















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