第31話 新しい依頼
4人はギルドの中に入り依頼書の張ってある壁に向かい歩き始める この時間帯はギルドの中が混む時間帯なのか多種多様の冒険者の姿が目に入りギーラ達が依頼を見ている前でも数名の冒険者達が依頼の壁をギーラ達より先に眺めている
「ニャ 今は冒険者が多いニャ 私は前が見えないニャ」
「ハイ マエ ヒト イッパイ」
シルキャドとオトギは身長が低いので前方の冒険者達の人の壁で依頼書が見えない
「まあ シルキャドとオトギはテーブルの所で待っててもいいよ?」
ギーラが2人に気付き話しかける
「ニャ そうだニャ そうするニャ 後はギーラ任したニャ」
「ハイ ギーラ タノム」
「うん 依頼書は俺とトラで見とくからシルキャドとオトギは少しの間向こうで待っててね」
「ニャ じゃあオトギテーブルに行くニャ」
「ハイ ワカッタ」
シルキャドとオトギはギーラにそう言い シルキャドはオトギの手を取り あっち行くニャ と言いながらテーブルの所に仲良く歩いて行く
「よし 探すとするか」
ギーラはシルキャドとオトギを目で追ってテーブルに着くのを確認してから依頼書を見始める
「え~と 何かええのはあるかな~ 討伐討伐っと う~ん あんまり無いな~」
ギーラは依頼の壁を下から見ているがあまり良い依頼が発見出来ない
「ギーラ コレハ ナンダ?」
ギーラの隣で文字が読めなくて黙って腕を組んでいて見守っていたトラが依頼の壁の1番上に張ってある紙の色が赤色の依頼書を指差しギーラに聞く
「んっ? トラどうした」
ギーラはトラが指差す赤色の紙の依頼書を見る
「ふ~ん これは調査やね・・・・・ へ~ 新しい村が発見されてその村の調査と詳しい場所を調べる依頼らしいよ けどこれだけ何で赤色の紙やろか変わってるね」
ギーラは首を傾げながらトラに説明する
「ウン アッチ カベ オオイ」
トラが違う壁を指差す ギーラが見ていた依頼の壁はギーラ達がDランクなのでDランクの依頼の壁でトラが指差す所は上のランクのAとかBとかCランクである その依頼の壁には所々赤色の依頼書が張られているのが確認出来る
「あっ そうやね ランクが上がる程赤色の依頼書が多くなるんやな~」
ギーラはA・B・Cランクの依頼の壁を見て納得する
「まあ~ 村の調査か~報酬も悪くないし赤色の依頼書も少し気になるからこれ1回受けてみようかな?」
ギーラは念の為トラに聞いて見る
「ウン ギーラ キメル」
ギーラは 男トラ流石ブレないここにありっ と思い村の調査の赤色の依頼書を手に取る
「お~い シルキャド オトギ~」
と声を掛けながら2人が座ったテーブルにギーラ達は歩いて行く 2人はテーブルで仲良く笑い合いながら雑談して座って待っていた そのテーブルに歩いて行くと横からトラが
「ギーラ マタアッタ イル」
トラがギーラに話しかける
「んっ? トラ誰がいるの?」
トラはシルキャドとオトギが座るテーブルの後ろ1番奥のテーブルに1人で座る少年に目線を送る
「う~ん あの少年・・・・・誰やったかな?」
ギーラは記憶力は良くないので考えながらシルキャドとオトギのテーブルに着きとりあえず座る
「おっ ギーラ トラ良い依頼あったかニャ」
「ギーラ オニイチャン オカエリ」
シルキャドとオトギは笑い合ってた雑談を止めてギーラとトラに話しかける
「あああ うん 一応依頼は選んできたよ あとねトラが教えてくれたけど1番奥に1人で座ってる少年シルキャド覚えてる?」
ギーラはシルキャドに奥で座る独り言を喋っている少年にそっと視線を送る
「ニャニャニャ 独り言君ニャ カレダー町からアカレオの町行く時にニャ 少し話したニャ たしかアンデルケスだったかニャ」
シルキャドは思いっきり振り返って少年をガン見してから ギーラに振り返り教える
「あああ そういえば1人の少年がアカレオの町に向かってる時に話し掛けられ・・・・・・・」
ギーラが何となく思い出してきていた瞬間に
「ニャ こんな所で会うとはニャ 奇遇だニャ 元気だったかニャ 久しぶりだニャ~ たしかアンデルケスだったかニャ? 間違ってたらゴメンニャ ニャハハハハハ」
シルキャドは席を立ち1人で座る少年のテーブルに歩いて行き座りながら元気良くただ元気良く話しかける
「あっ これはお久しぶりですねシルキャドさん お元気でしたか? えええ そうですよ私の名前はアンデルケスです 覚えて頂いてて嬉しいですよ」
アンデルケスはブツブツ独り言を止めてシルキャドを見て笑顔になり嫌な顔1つ見せず答える
「ニャ そうかニャ そうかニャ やっぱりアンデルケスだったニャ ニャハハハハハ 私の記憶力は素晴らしいニャ ニャハハハハハ」
シルキャドはアンデルケスのテーブルに座りながら顔を上に向け やっぱりニャ やっぱりニャ と大笑いしている
「はい シルキャドさんはお元気そうですね それに楽しそうで素晴らしいですね」
アンデルケスは笑顔のままシルキャドを見ながら話す
「ニャ そうだニャ 私はニャ いつも楽しいニャ ニャハハハハハ それとニャ 内緒だけどニャ内緒だけどニャ内緒だけどニャ ギーラはアンデルケスの事忘れてたニャ ニャハハハハハ」
シルキャドはここは大事だから3度言いますよの勢いで 内緒だけどニャ を繰り返して ギーラ達にもちろん聞こえる声量で悪気が無くアンデルケスに笑いながら教えている
「あああ そうなんですね みなさんもいらっしゃるのですね」
アンデルケスはここも嫌な顔1つせずに笑顔で答えている
「ニャ そうだニャ そこの席に座ってるニャ ギーラはアンデルケスの事忘れてたけどニャ ニャハハハハハ」
シルキャドは笑い終わってから後ろのギーラ達を振り返り笑顔で手を振っている オトギだけ手を振り返してギーラは下を向いて 全部聞こえてますよ 全部聞こえてますよ とブツブツ言っている
「あっ それは気が付かなくて失礼しました 申し訳無いですね」
アンデルケスは椅子から静かに立ち上がりギーラ達のテーブルに頭を下げる
「ニャ いいニャ いいニャ 気にするニャ アンデルケスはどうせニャ ブツブツ独り言がニャ 忙しくて夢中だったんだろニャ 気にするニャ それにギーラはアンデルケス忘れてたんだからニャ ニャハハハハハ」
シルキャドはまったく悪気が無く思う存分天然を発揮しながら大笑いして楽しくナチュラルにギーラとアンデルケスを本当に悪気が無く馬鹿にしている ギーラは恥ずかしさとこれは止めなければと思い椅子から立ち上がりシルキャドとアンデルケスのテーブルに歩いて行く
「あっ お久しぶりですアンデルケスさん」
ギーラは恥ずかしそうに頭を下げてアンデルケスのテーブルに座る
「はい こちらこそお久しぶりですギーラさん」
ギーラとアンデルケスは社交辞令の挨拶を交わす 少し沈黙が出来る
「ニャ どうしたニャ 早く話しするニャ ギーラはアンデルケス忘れてた癖にニャ 話すことも忘れたのかニャ」
シルキャドはまったく悪気は無いのである・・・ただ天然なだけである
「あ・あ アカレオの町に来てたんですね?」
ギーラが咳払いをしてから言う
「はい あそこでお会いしてカレダーの町を見てきて少し驚いてからアカレオの町に来ました」
アンデルケスは笑顔を絶やさず答える
「そうなんですね カレダー町は見たら驚きますよね」
「ええ そうですね 所で今から依頼をされるのですか?」
アンデルケスはギーラの持つ赤色の依頼書を見てから話す
「はい そうなんですよ アカレオの町をブラブラしてたんですが時間が思ってたより早く終わったものなんで」
「なるほど そうなのですね」
それから数分ギーラ達とアンデルケスは赤色の紙の依頼書の話しをしてアンデルケスがそろそろ用事の時間なのでとギーラ達に頭を下げて椅子から立ち上がりギルドの外へ歩いて行った
「シルキャド もの凄く恥ずかしかったんやけど・・・ アンデルケスさんを忘れてたこと・・・・・」
ギーラはアンデルケスがギルドの外に出て行って見えなくなってからシルキャドに言う
「ニャ どうしてニャ 恥ずかしいのかニャ ギーラ 完璧に忘れてたからニャ だからニャ アンデルケスに正直に教えてあげただけニャ ギーラは恥ずかしがる事はニャ 何も無いから安心するニャ ギーラは以外と恥ずかしがりやさんなんだニャ ニャハハハハハ」
シルキャドは何故か笑っている
「う・う・うん そうやね 俺は恥ずかしがりやさんやな~・・・・・」
ギーラは思った この天然猫娘には何を言っても無駄なんだとシルキャドは天然なんだと
しばらく雑談をしてからギーラ達は赤色の依頼書を持って受付カウンターに座る受付嬢の所に向かう そして赤色の依頼書を見せて何故赤色なのかの理由を聞くと 今まで何度も失敗されてきて次の受けた冒険者が失敗すれば依頼のランクが上がるのが赤色の依頼書だと 受付嬢から教えて貰う それを聞いたトラはギーラの受けるか受けないかの考え待ちで仁王立ちで腕を組んでいて オトギは良く分からないのかそれ以上に回りに興味があるのか色々な所をキョロキョロ見ている シルキャドはヤル気マンマンになり そんな依頼を待ってたの の顔で猫目を輝かせてギーラを見ている
「みんな受付嬢さんの話しを聞いてたと思うけどこの依頼どうしよう受ける受けない?」
ギーラが仲間達に聞く
「ウン ギーラ キメル」
「ハイ カイダン サガル ナニアル」
「ニャ まあニャ 私達ならニャ 簡単だろニャ まあニャ ギーラが決める事だけどニャ けど何か体がウズウズするニャ~」
トラは相変わらずブレず オトギは階段の下に何があるか気になっていて シルキャドはその場で素早いステップを踏みながら首をグルグル回しながらギーラをチラチラ見ている
「まあ 報酬もランクポイントもいいからこれに決定します」
ギーラは受付嬢にお願いしますと言う
「ウン ワカッタ トラ ガンバル」
「ハイ カイダン アガル ナニアル」
「ニャ そうなのかニャ ギーラ それを受けるのかニャ もうしょうが無いニャ 私も一緒にやってあげるニャ」
仲間達の意見を聞いて 受付嬢から詳しい情報と地図を受け取り受付嬢に礼をしてからギルドの外へ仲間全員で出る それからアカレオの町の北門の近くで冒険者や人々を目的地まで運んでくれる馬車屋に向かって行きそこの従業員に地図を見せて場所を確認してもらい トラの為に一番大きな客車を探してもらってからお金を払って北門からゆっくりギーラ達は客車に乗り目的地へ進んで行く




