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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第29話 兄と妹

森の中の1本道をしばらく進んでいるとトラが立ち止まる


「ココカラ ハイル」


右側の木々で覆われて入れそうも無い場所をトラが3本指の手で指差す


「お・おう そ・そうか 行けるなら行きたいけどな」


「ニャ マジかニャ ここは無理だニャ トラ 正気に戻るニャ」


ギーラとシルキャドの声をウンと頷いて 賛成ありがとう とでも聞こえたのか トラはそちらに向かい道無き所を大股と両手で木の枝や草を払いのけ踏みならし叩き折りながらガンガン進んで行く


「ま・まあ トラが み・道を作ってくれるから付いていきましょうかね シルキャドさんや」


「ニャ そ・そうだニャ わ・私も同じ事を思ってましたニャ ギーラさんや」


2人は黙って目の前で道が出来るのを見ながらその道をトラに続いて歩いて行く かなり進んで3時間程無言で道を作り続ける筋肉ムキムキ大男を見ながらボソボソ小声で


「この筋肉ムキムキ大男が見つかれば 森林伐採道具の販売店連合から苦情がくるよね 見てませんように」


「ニャ それとニャ 石や物もニャ もしかしたら飛び道具も投げられるニャ 確実に投げられるニャ」


「それに 3時間も動いて衰え知らず 販売店の人が見てませんように その関係者の人も見てませんように」


「ニャ それとニャ 物以外にニャ それより厳しい罵詈雑言も投げられるニャ 確実に投げられるニャ」


ギーラとシルキャドは顔を寄り添いながら小声でボソボソ 見てませんように 投げられるニャ を連呼しながらトラの後ろに続いていると突然トラが止まりギーラとシルキャドは当然大きい背中にぶつかる


「痛っ トラどうしたいきなり止まってお陰で高い鼻がへっこんだでしょうが」


「ニャ 何故急に止まるニャ トラにぶつかるとニャ 下手すれば大怪我だニャ」


ギーラとシルキャドは好き勝手な事を言いトラの横から前方を見る


「あっ もしかして ここは始まりの石小屋にそっくり・・・・・」


ギーラは驚きながら目を見開き声を出す


「ウン トラ ビックリシテ トマル」


トラも珍しく驚いている 


目の前にはギーラが朝目覚めたらこの場所で起きてトラと初めて出会い白い樽から助け出しそこから今まで旅をしてきた原点の場所にそっくりなのである 石小屋の雰囲気も雑草の生え方も石小屋を覆い隠すようにそびえ立つ木々もそっくりである


「ニャ 何だニャ 始まりの石小屋? 何だニャ それはニャ」


シルキャドは訳が分からないので顔がキョトンとしてギーラとトラに聞いてくる


「あああ それはね 俺とトラが初めて出会った場所でね ここで仲良くなったんだよ」


「ウン トラ ココトソックリ ギーラ ナカヨシ」


ギーラがシルキャドに簡単に説明してトラが笑顔でそれに答える


「ニャ そういう事かニャ 分かったニャ けどニャ 何でニャ トラ ここに呼ばれたニャ」


シルキャドが当然の疑問を投げかけてくる


「ウン イシコヤノナカ トラ スゴクヨンデル」


「なるほど それじゃあ 石小屋の中に何かあるんやろね 早速行ってみよう」


ギーラが声を掛け先に進み トラとシルキャドが後を追う


石小屋の前に行き 扉は無かったのでそのまま3人は中に入る 中の部屋の構成もそっくりで白い大小の石が散らばり雑草も生えて天井もボロボロである そして部屋の片隅には子供のゴブリンのトラが挟まっていた白い樽だけが置いてある


「うわっ 部屋の中もそっくり ここまでそっくりやと少し怖いわ~」


「ウン アソコニ ハサマッテタ ギーラ イナイ トラ シンデタ」


ギーラとトラは部屋を見渡してギーラはまた驚いて トラは片隅にある白い樽を見て話す


「ニャ トラ そんなに危険だったニャ 危なかったニャ ギーラ 近くにいて良かったニャ」


「ウン トラ ギーラ ダイスキ」


「ははは トラありがとう 嬉しいよ これからもよろしくね」


「ウン ヨロシク」


トラの真っ直ぐな視線の告白にギーラは照れ笑いをしてから 片隅の白い樽を3人で覗きに行く 白い樽は蓋が無く中には緑色の物体がモゾモゾ微かに動いている 緑色の物体も明らかに挟まっておりギーラは 同じですやん これは同じですやん と思い挟まっている緑色の物体に話しかける


「え~と ゴブリンですよね 絶対ゴブリンですよね 挟まってて出れなくて困ってますよね ですから俺が白い樽から引っ張り出すから 頭とか擦れてメッチャ痛いけどガマンしてね ゴブリンさん」


「ウン オモイッキリ ヒッパル トラモ ソレサレタ」


トラは思い出したのか頭を少し撫でている


「じゃあ 引っ張るよ 痛みに耐える準備はOKかな~」


ギーラは白い樽の緑色の物体・・・・・イヤ もうゴブリンに声を掛ける


「ギギギギギ イタイ ダイジョウブ ツヨイ イタクナイ」


白い樽の中の 100%決定したゴブリンは返事をする


「は~い じゃあ 行くね~ 我慢してね~ せ~~~の」


ギーラは白い樽に両手を突っ込みゴブリンのお腹を両手で掴み思いっきり引っ張る


「イギイギイギイギイギイギイギ ギャアギャアギャアギャア ギャギャギャギャ」


ゴブリンの凄まじい悲鳴が聞こえ スポッとシャンパンのコルクが取れた音みたいなのが聞こえてギーラは思いっきり地面にお尻を打ち付ける 両手には頭を真っ赤にした子供のゴブリンがあまりの痛さで泣き顔のままギーラと目が合う


「イタタタタタ お尻また思いっきり打った けど前回のトラ助けた時は真っ裸やからまだマシかな・・・・・ お前は頭大丈夫か真っ赤やけど?」


ギーラは両手にスッポリサイズの子供のゴブリンに聞く


「ハイ ゼンゼン イタクナイ ヘイキ」


子供のゴブリンは泣き顔のまま言う


「そうかそうか なら安心やね」


ギーラは ここは我慢我慢笑いは我慢 を心に強く誓う


「ハイ ダイジョウブ マズ オロス」


「あああ はいはい 分かったよ」


ギーラは子供のゴブリンを地面にそっと降ろす 子供のゴブリンは地面に降りると回りをキョロキョロしながら自分の頭をそっと撫でる それからギーラ トラ シルキャドの順番で見て自分の頭をそっと撫でる 


「ココハ ドコダ オマエタチハ ナカマカ?」


子供のゴブリンは頭をそっと撫でながらギーラ達に聞く


「あああ ここはお前の新しい場所かな 多分寝て起きたら白い樽に挟まってた思うけどどう?」


「ハイ ネタ オキタ ココニイル」 


「それから 俺達はお前の仲間やね」


「ハイ ナカマカ ソウカ オマエ イノチタスケタ ナカマダ」


ギーラは  この子供のゴブリンもトラと同じで義理堅いのね良い子良い子  と思いながら目の前の子供のゴブリンを観察する  まず全身緑色で顔は皺くちゃで額に小さな角が生え口は大きく牙も立派で指は3本でトラの子供の頃にそっくりやなと思いウンウンと頷く・・・・・ウンウンの最後のンの所で目が止まる そこには今の筋肉ムキムキのトラにはあるはずの立派な大トラが見当たらない・・・・・数秒ギーラは考えて  今度は女のゴブリンですね~  を確信する


「お前 女の子なのね」


「ハイ オンナノコ? アアア メス」


目の前の子供のゴブリンは真っ裸で少し皺くちゃの顔でキョトンとしている


「これからはね 牝じゃなくて 女の子か大きくなったら女って言おうね」


「ハイ ソウナノカ ソレ オボエタ」


ギーラは子供のゴブリンの腰にトラが背負う大きな袋から黒い布を取り出し巻く 子供のゴブリンはギーラのその行為を黙って見ている


「よし これで一丁あがり うん似合うねカッコイイよ」


子供のゴブリンの腰に風呂上りファションを完成させてから最後にトラと同じように褒めてみる


「ハイ ナンダコレハ? ケド カッコイイノカ」


最初は少し戸惑っていたがギーラのカッコイイの言葉でトラの子供の頃みたいに胸を張り喜んでいる ギーラは  同じですやん これは同じですやん  トラを一瞬見てから  あなたの子供の頃と同じですよ  をアイコンタクトしたがトラは子供のゴブリンを腕を組んで注意深く見ていた


「オマエ モシカシテ ギギギギギか?」


トラが突然子供のゴブリンに向かって半信半疑の顔で質問する(一部聞き取れない言葉があります)


「ハイ ワタシハ ギギギギギダ」


子供のゴブリンも大きく頷いて納得して答える(一部聞き取れない言葉があります)


「ウン オレハ ギギギギギダ」


トラが満面な笑顔で頷きながら答える(一部聞き取れない言葉があります)


「ハイ ホントウニ ギギギギギカ ギギギギギナノカ?」


子供のゴブリンはもの凄く驚いた顔をしてトラの顔と体を交互に見ながら喜んでいる(一部聞き取れない言葉があります)


「ウン ソウダ オマエノ オニイチャンノ ギギギギギダ ギギギギギヨ」


トラがそう言い喜んで子供のゴブリンを見ながら両手を大きく広げる(一部聞き取れない言葉があります)


「ハイ ギギギギギオニイチャン サガシタ アイタカッタ」


子供のゴブリンはトラの大きな胸に飛び込み抱き合いながら大喜びで2人が嬉し涙を流しながらその場でクルクルしている(一部聞き取れない言葉があります)


(作者は続けたかったですが不快に思われる方もいらしゃると思うので(一部聞き取れない言葉があります)は一旦止めます すみません・・・・・)


しばらく2人は抱き合いクルクルして兄と妹だと判明して喜び合う 理由はトラが子供のゴブリンの記憶が残っており妹の臭いもしていた しかも右肩に大きな黒い特徴的な☆マークの痣を目に留めて半信半疑で聞いてみたところ 子供のゴブリンもトラの風貌に最初は戸惑ったが鼻をクンクンして臭いに気付いて兄だと確信した 後名前の部分がギギギギギなのはゴブリン同士は聞き取れるが他の種族はギギギギギに聞こえる理由はここの異世界7000不思議の1つである・・・・・ 


「おおお トラとその子供のゴブリンとは兄と妹やったんやね 凄い不思議やね だからトラの頭の中に強く呼び掛けたのかもしれないね」


ギーラは感動と不思議が合わさった顔で聞く


「ウン イモウト ワカラナカッタ ケド スゴク ヨバレタ」


「ニャ けど凄いニャ まさかだニャ トラ だから急いで来たかったんだニャ」


シルキャドも猫目を全開で驚いて話す


「ハイ オニイチャン オオキイ ワカラナイ」


妹の子供ゴブリンはトラを改めて上から下まで見ながら笑いながら聞く


「ウン ハジメ チイサイ タタカウ オオキクナル」


「ハイ ワタシ ツヨクナル ダカラ タタカウ」


「ウン ソウダ イモウト ミンナ イッショ タタカエ」


「ハイ オニイチャン ワカッタ タタカウ」


トラと妹の子供ゴブリンは仲がとても良く楽しそうに笑いながら会話している ギーラとシルキャドも笑顔で2人を見守っている




















お久しぶりです 次話から仲間が増えたのでタイトルが変わります 宜しくお願いします

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