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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
198/250

第198話 途中の森9

「キャハハハ、その蛇の村の何処かにザザードスドの喉の呪術を治せるアイテムがあると良いんだけどなぁ~、後は~殺したくなる奴もいれば尚更良いよねっ、キャハハハハハ~」


レイラャッチはあいかわらず大爆笑で楽しく会話をしている


「うふふ、それでその治せるアイテムはどんな物なのですか?」


「キャハハ、忘れちゃった、ザザードスドに前に聞いた時に何か色々言っていたけどぉ~、別に私がどんな物か聞いて覚えてもザザードスドなら私より早く見つけると思うからねぇ~、まあ~良いかなっ、キャハハハハハ」


「あらあら、そうなのですね、それなら仕方が無いですね、後でザザードスドに聞けたら聞いておきましょうかしら」





「キャハハハハハ~、で、で、出た~、ローズメルファ出たよ~、キャハハハハハハ~」


レイラャッチが突然指を指して大きな声を出す


「あらあら、どうしました突然そんな大声を出して何かありましたか?」


ローズメルファはレイラャッチが指を指す方向を見ながら聞く、ザザードスドも2人の話を聞きながら下を向いて考え事をしていたが大きな声に釣られて顔を上げる


「キャハハハハハハ~、トラとオトギが巨大蟻おもいっきり食べてる~、キャハハハ」


レイラャッチが指を指した方向には周囲には大量の死骸があるのに、トラとオトギは巨大蟻を頭からかぶりついて相手に奪われない様に威嚇を繰り広げて普段の仲の良さを微塵も感じさせない緊迫した雰囲気の中食事を行っている


「キャハハハハハ~、あれ何~、キャハハ、あんなに大量の巨大蟻の死骸が転がっているし誰も取らないのにぃ~、トラとオトギが下手したら殺し合うぐらいの勢いで頭からかぶりついてるよぉ~、少し前は仲良く2人でペロペロしてたのにぃ~、ウケル~、物凄くウケルんですけどぉ~、キャハハハハハ~~」


レイラャッチは少しトラとオトギの食事の事を忘れていたが振り向くと突然始まっていた第1回巨大蟻大食い大会とその出場選手の2人のゴブリンの鬼気迫る激しさとペロペロからのギャップの差にやられてパタパタ空中に浮きながら腹を抑えて大爆笑している


「うふふ、あれはトラとオトギにとっては普通なのですよ、たしかに初めて見た時は私も少し驚きましたけどね、うふふ」


「キャハハハ、ローズメルファは少ししか驚かなかったんだっ、凄いねっ、キャハハハハハ~、私はもうダメ~かなりヤバイ~笑いすぎてお腹が痛くなってきちゃった・・・・・・・・・・キャハハハハハハハハハハ~~~~~、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ~~~」


レイラャッチはローズメルファと話をしていて笑いすぎで目から涙を流して真っ黒に塗っていた顔に涙の線を作りながら笑っていると、少し謎の静粛の間を空けてトラとオトギが鬼気迫る顔でそれぞれまったく同じタイミングで5匹目の巨大蟻の頭にかぶりついた瞬間を見て空中にパタパタ浮かぶ事を忘れて地面に「ドサッ」と落ちるとその場で腹を抑えて「ヒィ~ヒィ~」口から息を吐き出すと笑い地獄に突入して地面で転げ回って大爆笑が止まらない


「キャハハハハハハハハハハ~~、た、た、助けて~、助けて~、私このままじゃ~、し、し、死ぬ~、死んじゃうから~、キャハハハハハハハハハハ~~~~~」


レイラャッチの笑い声が森の中の広場に響いている






「レイラャッチ、此処・・無いからそろ・・次の場所に向・・よ」


ザザードスドはレイラャッチが大爆笑で地面を転げ回ってる間も「いつもの事」とスルーをして広場を調べ終わってから声をかける


「キャハハハハ、はぁ~はぁ~、そ、そ、そうなんだねっ、此処には無かったんだねっ、キャハハ、分かった次の蛇の村に向かうんだねっ、私は全然OKだよっ、キャハハハハ」


レイラャッチは「はぁ~はぁ~」大きく息を整えてから少しフラつきながら立ち上がると笑いすぎて涙が溢れ出ている両目を擦って返事をする


「あらあら、ザザードスド達はもう行かれるのですか?、それなら私達の相棒がすぐ近くで休憩してますのでもし宜しければ紹介でもしておきたいのですがどうでしょう?」


ローズメルファはザザードスドとレイラャッチの話を横で聞いておりいつもの笑顔で提案する


「あ~あ、そ・・な、ローズメルファが世話・なっている・・ら、挨拶・・・はして・・・・な、ローズメルファ宜・・頼・、レイラャッチもそ・・大丈夫・な?」


「キャハハハハハ、ザザードスドはロースメルファがお世話になっている仲間に挨拶したいって、キャハハハ、私は勿論大丈夫だよっ、どうせっ、次の目的地も蛇の村で一緒だしっ、トラとオトギもまだまだ見たいからねっ、キャハハハハハハハハ~」


ザザードスドはローズメルファのギーラ達の紹介を了承してレイラャッチも巨大蟻を8匹食べてお腹をポンポン叩いて満足そうな顔のトラとオトギに視線を釘付けで了承する


「あらあら、快諾して頂いて嬉しいですわ、それでは向かうと致しましょう、トラとオトギお腹は満足致しましたか~?、そろそろギーラの所に戻りますよ?」


ローズメルファはザザードスドとレイラャッチに笑顔で返すと、鬼気迫る第1回巨大蟻大食い大会の殺し合い寸前状態の面影がまったく感じられない満足顔で仲良く笑って巨大蟻の味を話し合っているトラとオトギに向かって声をかける


「ウン、ソウカ、トラ、ウレシイ、スグモドル」


「ハイ、ギーラ、モドル、ウレシイ、ウレシイ」


ローズメルファの声を聞くとトラとオトギはすぐに反応する、それから広場の巨大蟻の素材や4人の人間の死体の持ち物や広場の片隅に埋められて隠されていた宝を発見して頂ける物はすべて頂いてトラ、オトギ、ローズメルファ、ザザードスド、レイラャッチは広場を後にしてトラとオトギが来る時に破壊した道を進んでギーラ達の所に戻って行く








「ニャ、それでニャ、私はニャ、こう言ってやったんだニャ「このフサフサの尻尾を掴むとかはニャ、ギーラお主・・・・・親御さんに最後のお別れの言葉は言って来たのかニャ」ってニャ、そしたらギーラはニャ「ご、ご、ゴメンなさいシルキャド様、お、お、俺が悪かったです」って泣いて謝ったからニャ、私は綺麗で可愛くて優しいからニャ、許してやったんだニャ、ニャハハハハハ、今度また私のフサフサの尻尾を掴んだらニャ、本当にニャ、ギーラは親御さんに最後のお別れの言葉を言う事になる筈だニャ、ニャハハハハハ~~~」


シルキャドはサラッと殺戮を楽しむ会の相棒3人を待ってる間、馬車の整備が終わって戻って来たホワイトアイル、その馬車の整備を一生懸命教えて貰いながら手伝っていたレーンアイル、シルキャドに引き止められて話を聞かされていたヘビージョ3人の「ツッコミ所満載やけど」の冷めた視線を痛い程浴びているがまったく気付かないシルキャドは妄想話をアルコール0の素面で楽しそうに話をしている、ギーラはその場には居ない


「「「・・・・・・・・・・へぇ~、そうなんですね・・・・・」」」


レーンアイル、ホワイトアイル、ヘビージョの冷たい視線と冷たい返事をハモって返す


「ニャ、そうなんだニャ、けどニャ、トラとオトギとローズメルファは遅いんだニャ~、いつまで私を待たせれば気が済むんだニャ、はぁ~私も行きたかったのにニャ~」


シルキャドは話題を急展開させて頭に浮かんだ事をそのまま口からただ吐き出す


「「「・・・・・・・・・・」」」


レーンアイル、ホワイトアイル、ヘビージョは無言でシルキャドの良く動く口をただ見つめる


「ニャ、それにしてもさっきからニャ、ギーラは何処に行ったのかニャ?、私の話をニャ、聞けば良いのにニャ~~~、勿体無い事をしてるんだニャ、もぅ~しょうがないニャ、私はギーラを探しに行く事にするからニャ」


シルキャドはそう話すと突然立ち上がってギーラを探す事にお得意の顔はヤレヤレ顔だが首から下は尻尾をブンブン振りながら嬉しそうにスタスタ歩いて行く、それを無言で見送ったレーンアイル、ホワイトアイルは慣れているので「流石シルキャド自由過ぎる」と思い、ヘビージョはまだあまり慣れていないので「凄っ、早っ、自由っ」と思い3人は背中でも嬉しさが分かる猫族が歩いて行くのを無言でしばらく見つめている



















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