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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第189話 マッスグイク

「ウン、ソレデ、ギーラ、イッテモ、イイカ?」


ギーラがオトギの話を無理矢理終わらせると次はトラが声をかける


「あ~あ、別にええよ、そのかわりあんまり遅くならないようにね」


ギーラはローズメルファをチラッと見るといつものニコニコ笑顔で了承の頷きを確認したので、小さい子供に話をする様なセリフを最後に言ってからトラとオトギに殺戮を楽しむ事を了承する


「ウン、トラ、ウレシイ、イッパイガンバル」


「ハイ、オトギモオニイチャンニ、マケナイ、ガンバル」


トラとオトギはギーラの了承の言葉を聞くと嬉しいと必ず始める肩バンバンをさせて喜んでいる


「・・・・・まあ~程々に頑張るんやで・・・・・」


「「「ウン、ワカッタ」」」


トラとオトギは肩バンバンを終わらせて見事なハモリでギーラに笑顔で頷く


「ウン、ソレデ、ギーラハ、イカナイノカ?」


「ハイ、オトギ、ギーラ、イッショ、ウレシイ」


トラとオトギはストレス発散の為だけでギーラにはまったく理解と意味が分からない殺戮を楽しむ事に誘って来る


「へっ???・・・・・俺はええよ・・・・・ここで留守番しておくから2人で楽しんで来なさい」


ギーラは「何で俺が行くわけ無いですやん、冗談でしょ」と思いながらも優しい笑みで家族で海に行き子供達に荷物はお母さんが見ておくからお前達は思いっきり泳いで来なさいぐらいの優しさと余裕を見せてやんわり断る


「ウン、ソウカ、ワカッタ、ソレナラ、オトギトイク」


「ハイ、ザンネン、ワカッタ、オニイチャン、イク」


トラとオトギは残念そうな顔をして納得すると先程話をしていた森に向かって歩き出す


「あらあら、トラとオトギはギーラはお誘いになって私は誘わないのですか?、少し寂しいですわ」


トラとオトギの筋肉ムキムキの背中にローズメルファの悲しい声が突き刺さる


「あっ・・・・・まさかローズメルファも行きたかったんや、だからプチ女子会抜け出してきたんかな・・・・・まさかな偶然やろな、うんうん偶然偶然」


ギーラはローズメルファがタイミング良くギーラに声をかけてきたのを思い出したがすぐに考えを頭の中で訂正する


「ウン、ローズメルファ、クルノカ?」


「ハイ、イイゾ、ギーラ、イイカ?」


トラとオトギは振り返りローズメルファを見てからギーラに聞く


「・・・・・・・・・・」


ギーラは一応ローズメルファを見て殺戮を楽しむ事をどうするか聞こうとするがすぐに口を開く事を諦める、ローズメルファの顔を見るといつものニコニコ笑顔だがギーラには何故か分かる興味がありありでワクワクな目をしていた


「あらあら、どうしましょう?、これは困りましたわ、トラとオトギに誘われてしまいましたわ、これは困りましたわ」


ローズメルファはまったく困っていない口調で呟いている


「・・・・・ローズメルファ姉さん、どうしましょうか?トラとオトギが誘ってくれてますが・・・・・僕はどちらでも良いのでローズメルファ姉さんが決めて下さい」


ギーラはローズメルファの目を見て返って来る答えが100%分かっていたが大人なので社交辞令は忘れない


「あらあら、そうなのですね、せっかくのトラとオトギのお誘いですしギーラも私に決める事を任せて頂けるみたいですので・・・・・分かりました、それではお言葉に甘えさせて頂いてトラとオトギにご一緒させて頂く事にしますわ、それに私もトラとオトギの話を聞いておりまして久しぶりにワクワクして何だか暴れたい気分になりましたからね、うふふ」


ギーラは「でしょうね」と真っ先に頭の中に浮かんだが得意の顔の表情を1ミリも動かさない技で軽く一つ頷いて乗り切る


「ウン、ソレナラ、オトギ、ローズメルファ、イクゾ」


「ハイ、イクゾ、イクゾ、ギーラ、イッテクル」


トラはギーラとローズメルファの話を聞き終わると早く殺戮を楽しみたいらしく森に向かってドカドカ歩きながら話をして、オトギも一瞬振り返ってギーラに話すとオトギもトラと同じで殺戮を楽しみたいらしくすぐにトラの横に並んでドカドカ歩き出す


「あらあら、トラとオトギはせっかちですわね、うふふ、そんなに急いでも獲物さんは私達に見つかれば逃げれませんのに、うふふ、それではギーラ少しの間楽しんできますね、それでは失礼致します」


ローズメルファはいつものニコニコ笑顔とワクワクの目でギーラに話すと軽く会釈をしてから音も無く滑る様にトラとオトギのドカドカ歩きの後を追って行った


「いってらっしゃい・・・・・ってもう聞こえやんかな・・・・・トラとオトギはヤル気満々っと・・・ローズメルファはそれ以上っと・・・・・」


ギーラは嬉しそうな筋肉ムキムキの2人の背中と赤い髪に赤い服の女の後姿を見ながら言葉を終わらす








「ウン、ローズメルファ、オイツイタカ」


「ハイ、ナカヨク、サンニン、イク、イク」


トラとオトギはローズメルファの気配を察して歩く速度は緩めずに目標の森を見たまま話す


「はい、お待たせ致しました、それでは3人仲良く楽しみましょうね、うふふ」


「ウン、ソウダナ、ソレジャア、モリニ、イソグ」


「ハイ、オトギモ、ハヤク、モリイキタイ、イソグ、イソグ」


「はい、了承致しました、私の事はお構いなくトラとオトギに付いて行きますので」


「ウン、シッテル」


「ハイ、ローズメルファ、シンパイイラナイ」


トラとオトギはそう言った瞬間に右足でドンッっと地面を蹴り上げると速度を上げて走り出す、ローズメルファもトラとオトギの同じタイミングで速度を上げて付いて行く





「ウン、ツイタナ、ココダ」


「ハイ、ヤットダ」


「そうですわね、着きましたね楽しみましょうね、うふふ」


トラとオトギとローズメルファは速度を上げて走ると数分後には目の前の木々が茂る森の前で止まって話す


「ウン、マダ、ニオイ、ワカラナイナ」


「ハイ、オトギモ、ワカラナイ」


「そうでしょうね、私もまだ森の中の気配が多すぎてどんな獲物がいるかは判断が出来ませんわ、私がまだ未熟なのでダンジョンなどは密閉空間で気配が反射して判断出来なくて森などは大型動物や小動物の気配が混じりますから難しいですわ」


「ウン、ソウダナ、ムズカシイナ、ケド、ナカニハイレバ、ワカル、ムズカシクナイ」


「ハイ、オトギ、ムズカシイノハ、キライ、オニイチャンノハナシ、サンセイ」


「はい、まったくトラの言う通りですわ、私達はこの森で楽しむ為に来ましたからね、それでは殺戮を楽しむ為に行きましょうか?トラ、オトギ?」


「「「トウゼン、タノシム、ソレガイチバン」」」


ローズメルファのいつもの笑顔の問いかけに、トラとオトギも口を大きく開き牙を剥き出しの笑顔のつもりの獰猛な顔で元気一杯にハモリを決めて2人同時に大きく頷く





「さてどう致しますか?、入り口らしき所は見当たりませんが」


「ウン、ソウダナ、ナイナ」


「ハイ、オトギモ、ミエナイ」


「それでしたら迂回でもして入り口を探したほうが宜しいですわね?」


「ウン、ローズメルファ、ソレチガウ、ココカラススム」


「ハイ、ハヤク、エモノ、アイタイ、ダカラ、マッスグイク、カンタン、カンタン」


「うふふ、トラとオトギはそうおっしゃると思っていましたわ、それなら派手な音を鳴らして真っ直ぐ進みましょう、うふふ、そしてその音に反応して獲物が近寄ってくれば一石二鳥ですしね」


「ウン、イッセキニチョウ???、ナンダソレ?、ヨクワカラナイガ、トラ、マッスグイク」


「ハイ、イツイモニロョウ???、オトギモ、ソレ、オモイツイテイタ、エッヘン、ローズメルファ、オナジカンガエ、オトギ、カシコイ、カシコイ」


ローズメルファは足の踏み場も見当たらない木々の密集した壁を見ながら話し終えると、トラはローズメルファを見て答えて、オトギは一石二鳥をどう聞き間違えたか謎だが分かったフリをしてローズメルファに向かってエッヘンポーズを自信満々に見せつけている














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