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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
188/250

第188話 かくれんぼとか絶対無理ですやん

ギーラ達を乗せた馬車はスグラアゼースの町から進み3日目で暗くなる前に野営の準備を終えていた


「ニャ、けどニャ、ヘビージョの村はニャ、後どれくらいで着くのかニャ?」


シルキャドは携帯食をポリポリ食べながら近くにいるヘビージョに聞く


「ニョロ、そうニョロね、大体2日ぐらいで着くと思うニョロ」


ヘビージョは少し考えて携帯食を食べるのを止めてシルキャドに答える


「ニャ、そうなんだニャ、それじゃあニャ、後2日も馬車の旅が楽しめると言う事だニャ」


「うふふ、シルキャドは本当に馬車に乗るのがお好きなのですね」


「ニャ、そうニャ、大好きなんだニャ、しかしニャ、お魚と馬車がどっちが好きとかはニャ、聞かないで欲しいんだニャ、それを聞かれるとニャ、困ってしまって夜眠れなくなるからニャ、くれぐれも聞かないでくれなんだニャ」


シルキャド、ローズメルファ、ヘビージョのプチ女子会の雑談を少し離れた場所で座って黙って聞いていたギーラは「シルキャドさん、聞いてないし、どっちでもええし、それにアンタすぐ寝ますやん」と心の中で強く思ったが顔の表情は1ミリも変えずに聞き流す、ギーラの1人ツッコミの間もプチ女子会はどんどん話が進み今はローズメルファの大きい形の良い胸に話題が変わっていたのでギーラは全神経を耳に持っていき考えるフリをして聞いている


「ウン、ギーラ、アトハ、モウ、ネルダケナノカ?」


ギーラがローズメルファの胸の話に大満足しているとトラとオトギが目の前に立ちトラが話しかける


「うん、どうしたんだいトラさんや、僕は今耳が忙しいんだけどね・・・もう1回言うけど非常に両耳が忙しいんだけどね・・・・・」


ギーラは「あ~~~~~ん、なんじゃこのクソガキ、今はええところなんじゃボケ」と心の中で埋め尽くされたが得意の顔の表情は1ミリも動かさない技で優しくトラに返事をする


「ウン、ソウカ、ギーラ、イソガシイカ」


「ハイ、デモ、ゴメンナサイ、ハナシアル、ギーラ」


トラはギーラがローズメルファの胸の話を聞くのを邪魔された為の八つ当たりの冷たい返事に少しガッカリしてしまう、そこで横にいたオトギが謝ってから話を続ける


「んっ、話?、2人が何か珍しいな何でも言って」


ギーラは珍しいトラとオトギからの質問にローズメルファの胸の話を聞くモードから泣く泣くお別れをしてオトギに聞き返す


「ハイ、ハナシアル」


「うん、どうぞ」


「ハイ、オニイチャントオトギ、サイキン、コロスシテナイ」


「・・・・・うん」


「ハイ、ダカラ、オニイチャント、コロススル、キメタ」


「・・・・・えっ?」


「ハイ、ギーラ、イイカ?」


「・・・・・・・・・・」


「ウン、トラモサンセイ、コロススル、サンセイ」


「ハイ、ヒサシブリ、コロススル、ウレシイ」


「ウン、ウレシイ、ウレシイ、ネルマデ、コロススル」


「・・・・・え~と話をまとめるとトラとオトギは最近人や魔物を殺してないから寝るまでの時間暇なので殺戮を楽しみたいと言う事を2人で決めたという事で間違いは御座いませんでしょうか?」


ギーラはゆっくり考えてからトラとオトギに聞く


「「「ソウダ、ギーラ、ソウダ」」」


トラとオトギは「ギーラ、流石話が分かる男だな」の勢いで元気にハモって大きく同時に頷いている


「う~ん、そうか~」


ギーラはド直球のトラとオトギの提案に答えを出せずに頭をポリポリ掻いて考える、トラとオトギは期待をする目でギーラの顔と頭ポリポリを目で追っている


「あらあら、ギーラ、どうしたのですか?、何かお困りの様ですわね」


ローズメルファがプチ女子会から抜け出してギーラの困り顔を見て近付いて来て声をかける、シルキャドとヘビージョはまだ話に夢中でローズメルファの胸の話から今は寝る体勢は仰向けかうつ伏せか横向きかで盛り上がっている


「あ~あ、ローズメルファええ所に来てくれた」


ギーラはローズメルファを見て安心して言う


「どうしましたか?、私で良ければ相談に乗りますよ」


「うん、トラとオトギがね・・・・・」


ギーラは先程のトラとオトギの殺戮を楽しみたい発言を自分では答えが出なかったのでローズメルファに話を聞いてもらう、トラとオトギは今度は期待した目でギーラとローズメルファを無言で見ている


「あらあら、確かに最近はご無沙汰でしたからトラとオトギもストレスが溜まったのかもしれませんわね」


「そうなんかもね、俺は全然殺戮を楽しみたいとかは思わんけど種族によっては違うんやろね」


「はい、そうでしょうね、トラとオトギはゴブリン族では素晴らしく優秀で頭も良く理性もしっかりされてますからね、まあトラとオトギは特別でギーラの教えや人柄の影響が素晴らしいのが大きいと思いますわ」


「「「えへへっ」」」


ギーラ、トラ、オトギはローズメルファに急に褒められて3人まったく同時にハモって少し気持ちが悪い喜びの声とこれも同時に照れて頭を「てへへ」とポリポリしている


「まあ~ローズメルファは流石に分かってるな、俺はお前に教える事はもう何も無いな」


ギーラはローズメルファのお褒めの言葉に嬉しすぎて後半は意味が分からない事を口走っている、トラとオトギもローズメルファを胴上げしそうな勢いの目で見つめている


「うふふ、ギーラにはまだまだ色々教えて頂きたいですわ、それでトラとオトギはどういうやり方でストレスを発散させるつもりなのですか?、私が思うにはこの周辺には楽しめそうな獲物は感知出来ませんよ」


「ウン、トラトオトギ、アッチノ、モリノナカ、ミニイク」


「ハイ、オトギモ、エモノ、カンジナイ、エモノ、イナカッタラ、オニイチャント、ナグルケル、スル」


ローズメルファの問いかけにトラは離れた場所に見える小規模な森を3本指の1本を指差して答えて、オトギは獲物が発見出来なかったら兄と妹の筋肉ムキムキ同士の壮絶な殴り合いをするから大丈夫と答える


「・・・・・トラはストレス発散で人か魔物を殺すだけの為にわざわざあんな所の森まで行くのね、そしてオトギはサラッと兄貴を殴ったり蹴ったりするって言うんやね・・・・・まあトラとオトギの殴り合いは見てみたい気もせんでもないけどな・・・・・・・・・・」


「まあ~そうですわね、あそこの森なら私の感知も届いていませんから行ってみても良いかもしれませんね」


ローズメルファはトラの指差した森を見ながら話す


「ウン、トラモ、アノモリ、ニオイ、ワカラナイ」


トラもローズメルファと同じで森の位置からはニオイが分からないと答える


「そりゃそうでしょ・・・・・あんな離れた場所まで獲物が感知やニオイで分かったらトラとローズメルファとオトギに狙われた獲物に俺は同情しますよ・・・・・後かくれんぼとか絶対無理ですやん・・・・・この3人が鬼になったら絶対おもんないですやん・・・・・よしっ、この3人とはかくれんぼはしない事を

俺は決めた・・・・・」


ギーラもトラとローズメルファが見ている森をチラッと見て自然と口からアホな独り言を囁いている


「ハイ、ギーラ、オトギ、オニイチャン、ダイスキ、ダカラ、ナグラナイ」


オトギはギーラがアホな独り言が終わってから不思議そうな顔で話す


「んっ?、さっきナグルケル、スルって言ってたやん」


「ハイ、ナグルケル、スル、ダケド、コロスハシナイ、オニイチャン、スキダカラ」


「う~ん、そういう事は寸止めでやるんかな?」


「ハイ、スンドメ、ワカラナイ???」


「う~ん、簡単に言うと戦いはするけど拳や蹴りは体に当てなくて、相手にダメージを与えないでやる事かな~」


「ハイ、オトギトオニイチャン、オモイッキリ、ナグルケル、スル、ダケド、オニイチャン、ナカナカシナナイ」


「・・・・・なるほど・・・・・普通に殺し合いするけどトラとオトギの体力がすご過ぎて簡単には死なないという解釈でええやろな・・・・・たぶん・・・・・OK,オトギ分かった俺は完璧に微妙に何となく分かったからもう大丈夫やで」


「ハイ、ギーラ、アリガトウ」


ギーラは最後まで良く分からなかったが「トラとオトギなら大丈夫でしょう」と納得して右手でOKマークを作って無理矢理話を終了させる、オトギもギーラは理解したと信じてオトギ的には笑っているが他の人が見ると恐怖を覚える表情で説明が完璧に出来たと思い笑顔で了承している































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