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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
175/250

第175話 ゴリラケンタウロス

シルキャドとレーンアイルがワイワイ話しながらホワイアイルの乗り移る新しいぬいぐるみ探しが、ゴリラ、馬、の2匹に最終的に絞り込まれる


「ニャ、このゴリラは強そうでカッコイイニャ、それと馬も4本の足もしっかりしているからニャ、どっちか悩むんだにゃ?~」


シルキャドは右手に銀色の毛のゴリラのぬいぐるみを持ち、左手に全身が白い馬を持ち交互に見比べながら話している


「・・・そうだね・・・どっちの・・・ぬいぐるみも・・・カッコイイね・・・」


レーンアイルもシルキャドと同じタイミングで2匹のぬいぐるみを交互に見て話す


「ニャ、それじゃあニャ、どうやって決めるんだニャ、レーンアイル?」


「・・・はい・・・そうだね・・・どっちも良いから・・・決められないね・・・」


「ニャ、その気持ちは分かるニャ、私は勿論決められないからニャ、後はレーンアイルとホワイトアイルで決めるのが良いと思うニャ」


シルキャドは2匹のぬいぐるみを本当に選べなくてレーンアイルとホワイトアイルに華麗に丸投げのパスをする


「・・・はい・・・そうだね・・・それじゃあ・・・ホワイトアイルと少しお話するから・・・シルキャド少し待っててくれる?・・・」


「ニャ、勿論ニャ、全然待つニャ、レーンアイルはゆっくりニャ、ホワイトアイルと話すんだニャ」


レーンアイルがシルキャドに話すと、シルキャドは2匹のぬいぐるみを手渡すと右手でOKサインを作って了承して部屋の中をキョロキョロして歩いて行く


「・・・はい・・・ありがとう・・・それじゃあ・・・少しホワイトアイルとお話するね・・・」


レーンアイルはそう言うと今までずっと頭の回りを回っていた白い球体のホワイトアイルがシルキャドとレーンアイルの会話を聞いていて、レーンアイルの目の前で止まる


「ホワイトアイルどうしよう?、シルキャドとの会話を聞いていたと思うけど、どっちのぬいぐるみもカッコ良くて私は選べないよ」


レーンアイルはいつものホワイトアイルと話をする時は途切れ途切れでは無く流暢な会話をスラスラ話す


「うん、そうだねレーンアイル、僕もさっきから見てたけどどっちのぬいぐるみもカッコイイね」


「そうなんだよね、ゴリラさんのぬいぐるみは強そうで全身の銀色の毛も綺麗でカッコイイからねホワイトアイルは似合いそうだしね、それとこっちの馬さんのぬいぐるみも4本の足がスラッと綺麗で白馬も可愛いからホワイトアイルにこの姿になって動き回る私は見たいんだけどね」


レーンアイルとホワイトアイルはしばらくゴリラのぬいぐるみと馬もぬいぐるみを見比べながら、どちらを購入するか楽しく話して相談する


「ニャ、どちらにするかニャ、決まったのかニャ?」


シルキャドが部屋のブラブラが終わって2人の所にやってきて聞く


「・・・まだ・・・決まってないよ・・・」


レーンアイルは普段の口調に戻ってシルキャドに答える


「ニャ、そうなんだニャ」


シルキャドはレーンアイルが両手に持つ2つのぬいぐるみを改めて見る


「ニャ、それだったらニャ、2つともニャ、買えば良いんじゃないのかニャ?」


「・・・えっ?・・・どういう事・・・」


「ニャ、それだけレーンアイルがニャ、悩んでいるならニャ、2つ買って合体させれば良いと思うニャ」


シルキャドはゴリラと馬のぬいぐるみをレーンアイルから受け取りながら、ゴリラのぬいぐるみを馬のぬいぐるみに乗せて乗馬させる様な形にさせて見せながら話す


「・・・あっ・・・そういう事ですね・・・ぬいぐるみを裁断して繋ぎ合わせて・・・ですね・・・」


レーンアイルはシルキャドが提案したゴリラと馬の乗馬スタイルを見てシルキャドの話したい事に気付く


「ホワイトアイルどう?、シルキャドがお話してくれた2つのぬいぐるみを裁断して1つの形にする方法とかは大丈夫なの?、乗り移る事とかは出来るの?」


レーンアイルはホワイトアイルに流暢に聞く


「うん、たぶん乗り移る事は大丈夫だと思うよ、僕もゴリラも馬のぬいぐるみどちらか決められなかったからそれは良い考えだね、僕は賛成だよ」


「うん、分かった、私も2つのぬいぐるみで迷っていたから、そのやり方に決定するね」


「うん、良いよ」


レーンアイルはホワイトアイルと話が終わると店員の所に移動してゴリラと馬のぬいぐるみの商品代を支払う、それから裁縫箱を店員から借りてその場で座り込むとゴリラのぬいぐるみの上半身と馬のぬいぐるみの下半身が残る様に裁断を始める、そしてゴリラのぬいぐるみを馬のぬいぐるみの上に針と糸で繋ぎ合わせて固定をさせると上半身が銀色のゴリラで下半身が白い馬の変則ケンタウロスが出来上がる


「・・・出来た・・・」


レーンアイルが完成したゴリラケンタウロスを両手で持ち眺めて呟く


「お譲ちゃん、上手に縫い合わせたけど、上半身がゴリラで下半身が馬って言うのはちょっと変わったぬいぐるみだね・・・・・そんなぬいぐるみは何処でも売ってないから作るしかないけどな・・・・・まあ~俺は金さえ貰えれば本当は嫌だが燃やそうが八つ裂きにしようが良いんだけどな、それにしても変わった形のぬいぐるみだ」


レーンアイルの購入した2つのぬいぐるみの裁縫を初めから最後まで見ていた店員が完成したゴリラケンタウロスの出来栄えを褒めてレーンアイルに話しかける


「・・・はい・・・ゴリラさんと馬さんのぬいぐるみで・・・悩んでいたら・・・友達が・・・この形を教えてくれて・・・私も凄く気に入ったので・・・作りました・・・」


「なるほどね、まあ形は変わってもお譲ちゃんはそのぬいぐるみを大事に扱ってくれそうだから宜しく頼むよ、それじゃあ余ったぬいぐるみの部分は店で処分しておいても構わないかい?」


「・・・はい・・・大事にします・・・有難う御座いました・・・はい・・・余った部分はお店の方で処分をお願いします・・・」


レーンアイルは店員と話すとシルキャドが店員を見ないように無視して歩いて来て手を繋ぐと、レーンアイルは店員に少し頭を下げて雑貨屋兼玩具屋から外に出て、シルキャドはまだお怒りの様子で店員を一切見ず外に出て行く


「ニャ、出来たんだニャ、私に見せるんだニャ」


「・・・はい・・・」


レーンアイルはゴリラケンタウロスをシルキャドに手渡して雑貨屋兼玩具屋の険悪ムードはスルーしておく


「ニャ、カッコ可愛いニャ、私は凄く気にいったニャ、名前は何にするのかニャ?」


「・・・シルキャド・・・名前は・・・ホワイトアイルだよ・・・」


レーンアイルはシルキャドの天然を冷静に処理をする


「ニャハハハハハ、冗談ニャ、冗談なんだニャ~、ニャハハハハハ」


シルキャドはレーンアイルから視線を大きく外して笑っている


「ニャ、そんな事よりニャ、どうやってホワイトアイルはニャ、この新しいぬいぐるみに乗り移るのかニャ?」


シルキャドは嫌な流れを断ち切る様に聞いて、ゴリラケンタウロスをレーンアイルに返す


「・・・はい・・・どうするんだろうね?・・・そうだ・・・ホワイトアイルに聞いてみるね・・・」


「ニャ、OKニャ」


レーンアイルはシルキャドに話す


「ホワイトアイルこれからどうすれば良いの?」


「うん、今すぐでも新しいぬいぐるみには乗り移る事は出来るよ、もう乗り移っても大丈夫かな?」


「うん、お願い、ホワイトアイル」


ホワイトアイルはレーンアイルとの話しが終わると胸の前で抱えられているゴリラケンタウロスを見る、そしてレーンアイルの目の前で止まっている状態の白い球体のサッカーボールの大きさからゆっくりゴリラケンタウロスのぬいぐるみに近付くと目の前で一瞬パッと大きくなりゴリラケンタウロスを包み込む様な大きさになりホワイトアイルの白い球体が瞬間に消える


「どうだった?、ホワイトアイル乗り移るのは成功したの?」


レーンアイルはホワイトアイルの白い球体の動きがすべて見えていてゴリラケンタウロスを包み込む様に消えたのを確認すると心配そうな声で聞く


「ニャ、終わったのかニャ?、もしかして終わったのかニャ?」


シルキャドはホワイトアイルの白い球体の存在も動きも全く見えていないので、レーンアイルの言葉に反応して半信半疑の声のトーンで聞く


「ウホ、無事に何事も無く大成功だよウホ、レーンアイル、シルキャド、待たせたウホ」


「・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・」


レーンアイルとシルキャドが声をかけた後に、レーンアイルに抱き抱えられているゴリラケンタウロスのゴリラの顔の動いていない口の部分からホワイトアイルの聞きなれた声が聞こえる、だが少しレーンアイルとシルキャドはぬいぐるみ状態のホワイトアイルの声は2人とも聞こえるのだが話し方に違和感を覚えて少し驚いて黙ってホワイトアイルを見ている
















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