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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第173話 仲良くして下さいね

「・・・シルキャド・・・お待たせしました・・・」


レーンアイルは魚屋の前にいるシルキャドに近付いて声をかける


「ニャ、ホワイトアイルとの話は終わったのかニャ、けどニャ、ここの魚屋の生魚がニャ、美味しかったんだニャ、レーンアイルも良かったら食べても良いんだニャ」


シルキャドは振り返ってレーンアイルに話す


「・・・いえ・・・私は・・・今は大丈夫です・・・それと・・・お話の途中に・・・ホワイトアイルとおしゃべりして・・・ごめんなさい・・・」


「ニャ、そんなのはニャ、全然良いんだニャ、生魚も美味かったしニャ、後はニャ、レーンアイルとホワイトアイルはニャ、仲良しだからニャ、全然良いんだニャ」


「・・・はい・・・ありがとう・・・」


「ニャ、それでニャ、ホワイトアイルとはニャ、何を話したんだニャ?」


「・・・はい・・・それでですね・・・ホワイトアイルが言うには・・・乗り移るなら・・・口と手と足がある物体なら良いみたいです・・・」


「ニャ、乗り移る?、何だか気持ち悪い奴だなホワイトアイルはニャ、私はニャ、ホワイトアイルを見た時からニャ、薄々は感じていたんだけどニャ、おっとニャ、これは内緒にしとくんだニャ、レーンアイル」


「・・・はい・・・ですが・・・ホワイトアイルは・・・聞いてると思うよ・・・」


「ニャ、そうだったんだニャ、ならニャ、もう内緒は止めなんだニャ、はっきり言うんだニャ、ホワイトアイルは気持ち悪いんだニャ、ニャハハハハハ」


シルキャドは開き直ると両手を腰に添えて顔を空に向けて仰け反りながら何が楽しいのか大爆笑する


「・・・・・・・・・・」


レーンアイルはその大爆笑を黙って見る、ホワイアイルはレーンアイルの耳元で「僕は大丈夫だよ、レーンアイル、シルキャドだからね」と一応平気アピールをしている


「ニャ、所でニャ、ホワイトアイルが乗り移れるその物体はニャ、何処にあるのかニャ?」


「・・・はい・・・ぬいぐるみなどがあれば・・・良いみたい・・・です・・・」


シルキャドは大爆笑が終わってレーンアイルに聞く


「ニャ、ぬいぐるみがある所かニャ、う~んニャ、ぬいぐるみ~ぬいぐるみニャ~・・・・・あっ?、そういえばニャ、私はぬいぐるみが売っている店を知っているニャ」


シルキャドはしばらく考えてハッと思い出した様にレーンアイルに教える


「・・・そうなんですね・・・それは・・・何処のお店ですか・・・」


「ニャ、その店はニャ、今思い出したんだけどニャ、チョット行きにくいけどニャ~」


「・・・どうしてですか・・・シルキャド?・・・」


レーンアイルは頭を少しポリポリするシルキャドに聞く


「ニャ、それはニャ、さっきニャ、トラとオトギと3人でニャ、屋台巡りをしてたんだけどニャ、私はお腹が一杯でニャ、食べなかったんだニャ、それで可愛いお店があったからニャ、入ったらニャ、そこのお店にぬいぐるみも一杯あってだニャ、その中のネズミのぬいぐるみがニャ、私は急に見てたらムカついたからニャ、全部ボロボロの滅茶苦茶にしてやったらニャ、何でか分からないけどニャ、そこのお店の人に滅茶苦茶怒られてニャ、お金まで払わされたからニャ、今度私を怒ったらニャ、私も我慢出来ないからニャ~」


シルキャドは先程雑貨屋兼玩具屋の出来事を思い出して、本気で何故店の人に怒られたか分からない感じで小首を傾げてレーンアイルに説明を終える


「・・・それは・・・お店の商品ですから・・・ボロボロにしたら・・・怒られますよ・・・」


「ニャ、けどニャ、ネズミのぬいぐるみをニャ、見てたらムカついたからニャ、私はそんなに悪く無いと思うけどニャ~、ネズミのぬいぐるみが私は悪いと思うけどニャ~」


シルキャドは本気でネズミのぬいぐるみが悪いと思っている


「・・・そうなんですね・・・まあ・・・その件は・・・ひとまず置いときましょう・・・それでそのお店には・・・シルキャド・・・ぬいぐるみがたくさん置いていたのですね?・・・」


レーンアイルは本気の目と本気の態度の私は何も悪く無いをシルキャドから強く感じ取ってしまったので、ネズミのボロボロ事件は横に置いて少し忘れる事にして話を進める事にする


「ニャ、そうなんだニャ、お店の人は可愛く無かったけどニャ、お店の中のぬいぐるみはニャ、可愛くて色々な種類がたくさんあったんだニャ~」


「・・・なるほど・・・そうなんですね・・・それでは・・・そこのお店に・・・私を連れて行って貰えませんか?・・・そこのお店なら・・・ホワイトアイルの・・・良いのがあるかも分かりませんから・・・」


「ニャ、しょーがないニャ、分かったニャ、レーンアイルのお願いならニャ、私は連れて行ってやるニャ」


「・・・はい・・・すいません・・・お願いします・・・それと・・・シルキャド・・・なるべくですが・・・お店の人とは・・・仲良くしてくださいね・・・」


「ニャ、それは分かってるニャ、私はニャ、そんなちっちゃい事をニャ、ウジウジいつまでもニャ、引っ張らない子だからニャ、レーンアイルはニャ、心配する事は無いんだニャ、ニャハハハハハ」


シルキャドがまた仰け反って大爆笑をして笑い終わると、シルキャドはレーンアイルと手を繋いでシルキャドが100%悪くて怒られた雑貨屋兼玩具屋に2人仲良く歩いて向かって行く




「ニャ、ここだニャ、ぬいぐるいみがたくさん売ってるお店だニャ、お店の人は大嫌いだけどニャ」


シルキャドが石作りの建物の前で嫌そうな声でレーンアイルに話をする


「・・・はい・・・連れて来てくれてありがとう・・・それじゃあ・・・お店の中に・・・入りましょうか・・・シルキャド?・・・お店の人とは・・・仲良くして下さいね・・・」


レーンアイルはシルキャドを見て念を押すと2人で手を繋いで雑貨屋兼玩具屋の建物に入って行く


「いらっしゃい~・・・・・あっ?・・・・・この猫族また来やがったのか~」


シルキャドとレーンアイルが店の中に入ると商品棚の前で陳列していた人間の男の店員が振り向くと嫌そうにソッポを向くシルキャドを見つけて露骨に迷惑そうな声で話す


「ニャ、誰もニャ、こんなお店来たくなかったんだけどニャ~、五月蠅い奴だニャ」


「へええ~、それじゃあすぐに帰ってくれるかな、私の店の商品をボロボロにするような猫族には来て欲しくないんだがな」


「ニャ、五月蠅い奴だニャ、いつまでウジウジ言ってるんだニャ、情け無い男だニャ」


「いつまでウジウジ言っているだと~~~、大事な大事な店の商品を買いもしないでボロボロにされたんだからな、そう簡単には忘れる訳にはいかね~な」


「ニャ、は~~~ニャ、五月蠅い五月蠅いニャ~」


店員はシルキャドのソッポを向いた態度の一言に怒りゲージがグングン上昇して言い返すと、ソッポを向いたシルキャドもレーンアイルの数秒前に念を押した「仲良くして下さいね」の言葉など聞いていなかった様子で怒りゲージをこちらもグングン上昇させて迎え撃つ


「・・・あの~・・・店員さん・・・あの~・・・私とシルキャドは・・・相棒というか友達で・・・私は店員さんが怒る理由も・・・先程聞いていまして・・・その~・・・私がこのお店の・・・ぬいぐるみを見たいと・・・無理矢理お願いをして・・・シルキャドに連れて来て貰って・・・その~・・・店員さんのお怒りも十分分かりますので・・・シルキャドもこんな態度ですが・・・少しは反省してると・・・思いますので・・・どうか少し我慢して頂いて・・・私達にぬいぐるみを・・・見せては頂けないでしょうか?」


人見知りのレーンアイルは普段以上に途切れ途切れの話し方とドキドキオドオドしていたが怒りゲージがグングン上昇中の店員に頭を下げてから上げて勇気を出して話す、シルキャドのソッポを向く態度を無理矢理「少しは反省している」と思いっきり苦しいが説明して店の中の商品を見せてくれとお願いをする、シルキャドも店員の態度と言動に怒りゲージがグングン上昇中だったがレーンアイルの「友達」の言葉を聞いてあいかわらずソッポを向く態度だが素早く嬉しそうにレーンアイルを2度見していた






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