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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
167/250

第167話 ・・・私は・・・生肉は・・・大丈夫です・・・

「ニャ、けどニャ、スーパーリーダの私の部下がトラとオトギしかニャ、いないののはニャ、少し納得出来ないんだけどニャ~」


シルキャドはトラとオトギの生肉を喰える喜びのキラキラした目を見ながら囁いている


「ウン、シルキャド、ハナシキイタ、ナマニク、クワセロ」


「ハイ、ハヤクシロ、オトギ、ナマニク、ダイスキダ」


「ニャ、分かった分かったニャ、スーパーリーダーの私はニャ、たとえ筋肉だけで喰う寝る殺すだけしか出来ないアホで可哀想なゴブリン共が部下でもニャ、約束は必ず守るからニャ、安心するんだニャ」


シルキャドは天然なので頭に浮かんだ事を何にも邪魔されずにただ口から吐き出している、それからシルキャドは自称スーパーリーダーなので先頭で肩で風を切って歩き出す


「ウン、シルキャド、マテ、ローズメルファ、レーンアイル、コッチクル」


「ハイ、ニオイワカッタ、コッチ、ムカッテアルイテクル」


「ニャ、そうなんだニャ、それじゃあニャ、ちょっと待ってみるかニャ」


トラとオトギが鼻をクンクンさせてシルキャドが歩き出した所で話す


「あらあら、やっぱり屋台のお店に皆さんいらしたのですね」


ローズメルファがレーンアイルと手を繋いで歩いて来て話す


「ニャ、良く分かったんだニャ、ローズメルファ、中々腕を上げたんだニャ」


「ウン、サスガ、ローズメルファ、スゴイナ、ヨクワカッタナ」


「ハイ、ローズメルファ、スゴイスゴイ、ヨクワカッタナ」


「あらあら、皆さん褒めて頂いて嬉しいですわ、実は皆さんを探していましたから良かったですわ、それで皆さんは今から何かご予定はあるのですか?」


ローズメルファは屋台のある場所を探せばトラ、シルキャド、オトギ、を100%見つけられると確信していたが大人なのでいつもの笑顔でスルーして話を続ける


「ニャ、そうだニャ、今からはニャ、スーパーリーダの私がニャ、2人の部下共に生肉を喰わせてやる所だったんだニャ、まあニャ、リーダーだからニャ、当たり前な事なんだけどニャ、ニャハハハハハ」


「あらあら、そうだったのですね、それでしたらレーンアイルも一緒に連れて行って貰っても大丈夫ですか?」


ローズメルファはシルキャドの「リーダーは部下の面倒は見るのが当然」だぜの腰に両手を当てた高笑いを優しく見つめながら聞いてみる


「ニャ、別に良いけどニャ、ローズメルファは一人で何処かに行くのかニャ?」


「はい、急ぎでは無いのですが少し予定が出来まして、それを処理しようかと考えたのですわ」


ローズメルファは飯屋で揉めた<黒の星昇華>の件のレーンアイルに謝罪させる事は内緒にして答える


「ニャ、予定が出来たならしょうがないニャ、レーンアイルの事はニャ、この私に任せるニャ、バッチリ面倒見てやるからニャ、レーンアイルも生肉一緒に喰わせてやるからニャ、ニャハハハハハ」


「・・・いえ・・・私は・・・生肉は・・・大丈夫です・・・」


レーンアイルは普通に断っている


「うふふ、それではレーンアイルの事をお願いしますわ、それでは私は予定を処理してきますのでトラ、シルキャド、オトギ、ゴメンなさいね」


「ニャ、良いんだ良いんだニャ、ゆっくり予定をニャ、終わらせてくれば良いんだニャ、それじゃあニャ、トラ、オトギ、レーンアイル、私に付いてくるんだニャ」


シルキャドはそう言うと肉屋に向かって歩き出す


「ウン、シルキャド、トラ、ローズメルファ、イッショニイク」


「ハイ、ナマニク、イマハイイ、オトギ、ローズメルファ、イッショニイク」


「ニャ、どうしたんだニャ、何故なんだニャ?」


「あらあら、トラとオトギ、大好きな生肉は宜しいのですか?」


シルキャドは歩き出したのを止めて振り向いて、ローズメルファは少し驚いた表情でトラとオトギに聞く


「ウン、トラ、タタカイモスキ、ダカラ、ローズメルファ、イッショニイク」


「ハイ、ローズメルファ、チノニオイ、シテイル、ダカラ、タタカウスルオモウ」


トラとオトギはローズメルファが近づいた時に体から新しい血の臭いに一瞬で気付くと戦いの予感を感じて肉屋の生肉を我慢すると話しローズメルファと同行すると2人同時に大きく頷く


「・・・いえ・・・私は・・・生肉は・・・大丈夫です・・・」


「あらあら、流石トラとオトギですわね、こんな少量の血でも分かるのですね、うふふ」


「ニャ、ニャニャニャニャニャ・・・・・わ、わ、私もニャ、気付いていたけどニャ・・・・・だ、だ、黙ってただけだけどニャ・・・・・」


「ウン、ダカラ、シルキャド、レーンアイル、フタリ、ニクヤイケ」


「ハイ、ソウシロ、シルキャド、レーンアイル、オトギノブンモ、ニクヤデナマニククエ」


シルキャドは分かり易い知ったかブリを表現していて、トラとオトギはシルキャドとレーンアイルの2人には絶対行く意味が無く肉屋で生肉を喰えと頷きながら勧めている、レーンアイルはまた普通に断る


「ニャ、戦いなら私も一緒に行くんだニャ、そうニャ、行くんだニャ」


「う~ん、それは困りますわ、シルキャドも一緒に来て貰うとなると、レーンアイルが1人でお留守番をして頂く事になりますからね~、それは少し厳しいですわね」


「ウン、リーダー、レーンアイル、イッショニイル」


「ハイ、シルキャド、リーダーダロ、マカセタ」


トラとオトギはリーダーの意味はそれほど良くは理解していなかったが、シルキャドがリーダーの言葉に嬉しそうに反応していたのは100人中100人が見れば分かっていたので自然と口から出ていた


「ニャ、私はリーダーだったニャ、もうニャ、しょうがないニャ~、この部下共はニャ、ニャハハハハハ、分かった分かったニャ、このスーパーリーダーの私にニャ、レーンアイルの事は任せるニャ、だからニャ、私の部下共のトラとオトギはニャ、ローズメルファと一緒に行ってくるが良いニャ、ニャハハハハハ」


シルキャドはトラとオトギの初リーダーの呼び掛けに喜びを爆発させて大爆笑でレーンアイルを面倒見る事を了承する


「・・・・・ウン」


「・・・・・ハイ」


トラとオトギは何故シルキャドがこんなにも喜んでいるのが理解出来なかったがとりあえず心が全く籠もっていない相槌をしておく


「それからトラとオトギは私に同行して頂けるのであれば町の中なのであまり無茶な事は控えて欲しいですから出来る事なら私の指示に従って欲しいのですが、どうでしょうか?」


「ウン、ムチャトハ、ナンダ?」


「ハイ、オトギ、オモイッキリ、コロススル」


「はい、そうですね、無茶とは町の中ですから余り建物を壊したり人を殺すのはダメですね、それと町の中なので普通に暮らしている方々が大勢いる場合も考えられますから良い人は攻撃してはダメで悪い人だけを攻撃して欲しいので、そこは私がトラとオトギに指示を出しますわ」


「ウン、ナルホド、ワカッタ、トラ、ローズメルファ、ハナシキク」


「ハイ、スコシザンネンダケド、オトギ、コロスシナイ」


「はい、トラとオトギ理解して頂いて有難う御座いますね、それでは私達はそろそろ行きましょうか、シルキャド、レーンアイルの事を宜しくお願いします」


ローズメルファはトラとオトギに分かりやすく説明をして、シルキャドとレーンアイルに向かっていつもの笑顔で話す


「・・・はい・・・ローズメルファ・・・あまり・・・危険なことは避けてくださいね・・・それと・・・トラとオトギも・・・無理はしないでくださいね・・・」


「はい、レーンアイル、私なら全然大丈夫ですわ、心配をして頂いて有難う御座います、うふふ」


「ウン、マカセロ、トラ、ガンバル」


「ハイ、レーンアイル、ナマニク、イッパイクウンダゾ」


「・・・いえ・・・私は・・・生肉は・・・大丈夫です・・・」


「ニャ、ローズメルファ任せるんだニャ、このスーパーリーダーの私がニャ、バッチリ面倒見てやるからニャ、行って来るんだニャ」


「はい、シルキャド分かりました、それでは行って来ますね」


ローズメルファはそう言うとクルリと振り返り町の中の道を歩き出して、トラとオトギも無言でローズメルファの後ろに続いて行く、シルキャドはレーンアイルの手を繋いで片方の空いている手でブンブン振って見送っていてレーンアイルも片方の手を小さく振っている












お久しぶりです、読んでくれた方ありがとうです、ブックマーク、評価もしてくださった方ありがとうです、今後もポチポチ押して書かせて頂きます

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