第162話 筋肉ムキムキ達も服を選ぶ
「ウン、シルキャド、フクエラビ、ナガイ」
「ハイ、ナンカイモ、キテイル、ケド、カワナイ」
「ウン、テンイン、イツマデモ、ワラッテイル」
「ハイ、シルキャドモ、イツマデモ、ワラッテイル」
目の前で楽しそうに会話をしてシルキャドと店員、豹柄の模様だけを選んでいるシルキャドとそれを横で見ている店員はシルキャドが商品に興味を持つと素早く説明をしてそれからシルキャドと商品を褒めちぎる様子を少し離れた場所でトラとオトギが腕を組んでが壁を背にして横並びで見て話す
「ウン、ドウスル?、オトギ、ナニカフクミルカ」
「ハイ、オトギ、ワカラナイ、フクワカラナイ、トラ、フクミロ」
「ウン、トラモ、ワカラナイ」
「ハイ、ソウダナ」
トラとオトギはシルキャドと店員の進展の無い服選びから目を逸らして近くのディスプレイされている商品を数体見る、そこには花の絵や動物の顔が胸の部分に可愛く手書きで書かれている子供用の商品が並んでいてチラッと見て話をしてからトラとオトギは子供用のディスプレイから目を逸らしてまたシルキャドと店員に目を向ける
「ニャ、けどニャ、この豹柄のタンクトップニャ、チョット長いんだニャ」
「はい、長いと申されるのはどういった事ですか?」
「ニャ、私はお腹が隠れるのは嫌いだからニャ、今着ているこのビキニみたいにニャ、おっぱいが隠れるぐらいが好きなんだニャ」
シルキャドは今着ている豹柄ビキニの下を手で横にシュシュと動かしながら、気に入って買う豹柄のタンクトップの丈が長いから胸の下までの長さにしてくれと店員にアピールしている
「あああ、そういう事ですね、分かりました、お客様のご要望通りに豹柄のタンクトップの丈の長さは胸の下の長さに調整をさせて頂きます」
店員はすぐにシルキャドの言いたい事を理解して頷くと「少し失礼します」と断りを入れて裁縫道具を取って戻って来る
「ニャ、その箱で豹柄のタンクトップの長さが短くなるのかニャ?」
シルキャドは店員が持ってきた裁縫箱を見ながら聞く
「はい、勿論で御座います、この裁縫箱の中の小型のナイフがあればお客様の豹柄のタンクトップは思い通りの長さに出来ますよ」
店員は営業スマイルで答える、それから裁縫箱から小型のナイフを取り出すと豹柄のタンクトップとシルキャドの体を見比べて横一直線に裁断してシルキャドに手渡す
「ニャ、なるほど簡単だニャ、これは短くなったんだニャ、よしっ、早速店員さんこの短くなった豹柄のタンクトップを着てきても良いかニャ?」
「はい、勿論で御座います」
シルキャドは店員なら当たり前の事で小型ナイフを使用して裁断をしただけだがシルキャドは目の前で希望通りになった事を喜んで、勿論店員が試着をOKしたのでシルキャドはすぐ横の布で覆われた試着室に入って裁断したばかりの豹柄のタンクトップに着替えてすぐに出てくる
「ニャ、これはとても良いんだニャ、簡単に頭から被るだけで着替えが出来るしニャ、ギーラが見せてはダメと言ってたおっぱいもギリギリ隠せるからニャ、とても良い服が買えたんだニャ」
シルキャドは大きく成長してきている胸をギリギリ隠せる裁断済みの豹柄のタンクトップにさらにご満悦の顔の表情と声で店員にテンションが上がって話をする、シルキャドがご満悦の裁断した豹柄のタンクトップはもし誰かが目を開けて仰向けになっている時にたまたまシルキャドが歩いて来てたまたま顔を跨ぐとたまたま下の胸がハッキリ完璧バッチリに見えてしまい「ほほう~神様ありがとう」の丈の長さで御提供されていた
「満足して頂いて私も嬉しいですよ素敵なお客様」
店員は営業スマイルで試着室から満足顔で出て来た豹柄で胸だけを隠すタンクトップと豹柄でピタッとお尻にフィットして尻尾専用の穴から尻尾をブンブン振って喜んでいるシルキャドをさらに褒める
「ニャ、店員さんはニャ、私に素敵まで言うんだニャ、私は気分が良いからニャ、これと同じ服をもう一個買う事に決めたんだニャ、ニャハハハハハ」
シルキャドは人差し指をピシっと1本立てて笑いながら嬉しそうに店員に言っている
「はい、畏まりました、お客様はこのお洋服は何着あってもお似合いですからね、勿論豹柄のタンクトップの丈は調整させて頂きます」
「ニャ、そうだニャ、そうだニャ、店員さんは私の事は何でも分かるんだニャ、ニャハハハハハ」
褒められて満足している猫娘とその猫娘を手の平で転がしている店員の2人共が喜んでいる素敵な空間が今ここには存在していた
「ニャ、私はもうお似合いで私にピッタリの服を決めて買ったから満足なんだニャ、店員さんありがとうなんだニャ、次はニャ、あそこの筋肉ムキムキで喰う寝る殺すだけ一人前のニャ、あの2人の服を見て欲しいんだニャ」
シルキャドは店の隅で子供服を見てから無言で立ったままのトラとオトギを見ながら店員に話す
「はい、畏まりました」
店員はシルキャドに頷くとトラとオトギの前に歩いて行く
「ニャ、その店員さんはニャ、素晴らしいからニャ、お前達もニャ、良い服を選んで貰うんだニャ~」
シルキャドはもう自分の新しい服の姿が嬉しくてクルクル回りながらトラとオトギは見ていなくて店員に丸投げで言っている
「お待たせ致しました、それではお客様達のお洋服を選ぶのをお手伝いさせて頂きます」
店員はトラとオトギの前で頭を下げてから話す
「ウン、カルクテ、カンタン、エラベ」
「ハイ、オニイチャントオナジ」
トラとオトギは店員に話す
「はい、それではこちらに来て頂きますか?」
店員はそう言うと移動する、トラとオトギは無言で後に続く、そして店員が移動した場所でトラとオトギの体のサイズに合う鉄の前当てや皮の鎧などを勧めるがトラとオトギは「重い」「動きにくい」「駄目だ」で首を縦に振らない
「う~ん、これは困りましたな~」
店員が首を傾げて困っていると
「ウン、アレガイイ、アレヲ、コシニマク」
トラが店の中の黒い毛皮が棚に並べられているを見て話す
「あっ、あの毛皮は黒オオカミの毛皮で御座いますが?」
「ウン、アレヲ、オマエガキッテ、ツクレ」
トラは先程のシルキャドのタンクトップの裁断を見ていて黒い毛皮をスカートみたいに裁断して腰に巻くと話す
「ハイ、オトギモ、アレヲオッパイトコシニマク」
オトギも胸と腰に巻くと頷いている
「あっ、はい、畏まりました、それではすぐに用意させて頂きます」
店員はそう言うとトラの腰の回りのサイズを測り、オトギの胸囲と腰の回りを測りトラが選んだ黒オオカミの毛皮を手に取って裁縫箱の置いてある場所まで小走りで行く、トラとオトギは小さく無言で頷いて店員の後ろ姿を見ている
「お待たせしました、この様な感じで出来上がりましたがどうでしょうか?」
しばらくトラとオトギが待っていると店員が小走りで戻って来て出来上がった商品を手渡す
「ウン、キテミル、イイカ?」
「ハイ、オトギモ、キル」
店員が試着にOKを出す、するとトラとオトギはその場でギリギリ大事な部分を隠せていなかった布を普通に脱ぎだして適当に投げ捨てる、そしてトラは店員から手渡された黒い毛皮のスカートを穿いて、オトギは黒い毛皮のスカートを穿いてから黒い毛皮のチューブトップで胸を隠す、店員はトラの大トラを見て途中で「ヒエッ、デカッ」と驚愕していたが
「ウン、コレデイイ、コレニスル、ギーラヨロコブ」
「ハイ、コレハカンタンキレル、オッパイモコシモカクセル」
トラは黒い毛皮のフサフサの毛の感触も喜んで太い太ももの半分ぐらいの丈の長さも気に入っている、オトギはスカートもトラと同様に喜んで上半身のチューブトップも完璧なフィット感と胸が隠せる事に喜ぶ
「はい、それはそれは、お客様に喜んで頂けるのは幸せで御座います」
「「「トテモ、キニイッタ、オマエ、ヨクヤッタ」」」
トラとオトギはハモって店員に黒い毛皮の商品の出来栄えに嬉しそうに頷いて答えている、トラがご満悦の裁断した出来上がった黒オオカミの黒い毛皮は穿いていてもし誰かが目を開けて仰向けになっている時にたまたまトラが歩いて来てたまたま顔を跨ぐとたまたまトラの大トラがハッキリ完璧バッチリに見えてしまい「ヒエッ、デカッ、コワッ」の丈の長さで御提供されていた