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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第161話 新しい豹柄の服を買う猫娘

「ニャ、それじゃあニャ、ローズメルファとレーンアイル、私達もそろそろ服屋さんに行くとするんだニャ」


シルキャドはギーラが飯屋から出て行くのを見送ってから話す


「はい、気に入る服があれば良いですわね、それにトラとオトギの事もお願いしますよ」


ローズメルファは新しいお酒を飲み干してシルキャドに話す


「ニャ、分かったニャ、それじゃあニャ、トラ、オトギ、行くからニャ、私に続くんだニャ~」


シルキャドはトラとオトギに視線を変えて言う


「ウン、シルキャド、トラ、ドコイク?」


「ハイ、ナマニク、ナクナッタ、オトギ、カナシイ」


トラは空っぽになった皿から目を上げてシルキャドを見て、オトギは空っぽの皿を見ながら話す


「ニャ、何処行くってニャ、服屋さんに決まってるニャ」


「ウン、トラ、ダイジョウブ、フクイラナイ」


「ハイ、フクヨリ、ナマニク、クイタイ」


トラとオトギは恐ろしい食事中の時は他の事は全部スルーなので少し不思議そうな顔で聞き返す


「ニャ、まったくニャ、もう生肉は終わりなんだからニャ、早く新しい服を買いに行くんだニャ」


「ウン、トラ、ダイジョウブ、ナマニク、サガスカラ」


「ハイ、マダマダクエル、ナマニク、ウマイ」


「ニャ、もうニャ、いいかげんにするんだニャ、早く新しい服を買いに行くんだ・・・・・・・・・・」


「あらあら、トラとオトギ、ギーラが町の中では布を巻いた姿よりちゃんと服を着て欲しいからシルキャドと3人で新しい服を買いに行くように言ってましたわよ」


シルキャドが少しイライラしだした時に話の途中からローズメルファが酒を飲み干してからいつもの笑顔でトラとオトギに分かりやすく説明する


「ウン、ギーラ、イッテタノカ、ジャア、トラ、イク」


「ハイ、ソレナラ、ナマニク、ガマンスル、シルキャド、イクゾ」


トラとオトギはギーラの名前を聞くとコロッと態度を変えて今まで生肉が無くなって残念そうに見ていた皿をテーブルに置いてローズメルファを見てからシルキャドを見る


「ニャ、それで良いんだニャ、トラ、オトギ、やっと私の話が通じたんだニャ、いくら筋肉ムキムキの2人でもニャ、私が話をすると分かるんだニャ~」


シルキャドはローズメルファの分かりやすい説明も自分の手柄とウンウン頷いて天然なので喜んで言い切る


「あらあら、良かったですわねシルキャド」


ローズメルファは大人過ぎる大人なのでシルキャドの天然は勿論スルーして新しい酒を飲み干していつもの笑顔で話す


「ニャ、それじゃあ、トラとオトギも私の説明でやっと分かったからニャ、ローズメルファとレーンアイル私達は服屋さんにニャ、行って来るからニャ、よしニャ、行くぞ~トラ、オトギ」


「「「ワカッタ、フクヤサン、ギーライッテタカラ、イク」」」


トラとオトギはハモってテーブルの椅子から立ち上がり大きく頷いている


「それでは、お気をつけて行って来て下さいね」


「・・・はい・・・いってらっしゃい・・・」


ローズメルファとレーンアイルは新しい酒を飲み干してトラ、シルキャド、オトギを見送ると服屋に向かう3人は飯屋の扉を開けて外に出て行く




外に出るとトラ、シルキャド、オトギの横並びで防具屋の店の中の別のコーナーに設置されている服屋に向かって歩いて行く


「ニャ、どんな服があるのかニャ~、楽しみなんだニャ~」


「ウン、ソウダナ、ナンデモイイ」


「ハイ、カルクテカンタンキレル、ナライイ」


「ニャ、私はやっぱり豹柄にするんだニャ~、どんな豹柄の服があるのかニャ~」


「ウン、ウゴキヤスイ、アレバイイ」


「ハイ、ギーラ、イウカラ、アタラシイフクカウ」


3人は各々好きな事を言い合って何とか会話が成り立つレベルでしばらく歩くと目の前に石作りの建物の上に分かりやすい盾の絵が描いてある看板の防具屋の前に着く


「ニャ、それじゃあニャ、行くからニャ、ついて来るんだニャ」


シルキャドは筋肉ムキムキ2人に挟まれた状態で顔を上げてトラとオトギに言うと自称この3人の中ではリーダーなので先頭で防具屋の扉を開けて中に入る


「いらっしゃいませ」


防具屋の中に入ると年配の人間の男の店員が椅子に座っており素晴らしい営業スマイルで声をかける


「ニャ、服を買いにきたんだニャ、私はニャ、豹柄でニャ、カッコ良くてニャ、動きやすくてニャ、可愛くてニャ、1人で着替えられる服が欲しいんだニャ、そんな服はここにはあるのかニャ?、それとニャ、私の横にいる筋肉ムキムキの2人もニャ、軽くて動きやすくてニャ、1人で着替えが出来る服を探しているんだニャ」


シルキャドは年配の男の店員に欲しい服の要望を話す、トラとオトギの大きな口の回りは先程の食事で凄く汚れているが平然と店員を見ている


「はい、はい、勿論私共の防具屋はお客様がご希望のお洋服は取り揃えて御座いますよ」


年配の男も店員は椅子から立ち上がり3人の前に立って揉み手をして話す、店員もトラとオトギの口の汚れはスルーするべきと判断して見なかった事に決めた


「ニャ、分かったニャ、それじゃあニャ、まずは私から選ぶからニャ、トラとオトギは何をしているのかニャ?」


シルキャドは一方的に自分が先に選ぶとトラとオトギに言う


「ウン、ワカラナイ」


「ハイ、シラナイ」


「ニャ、そうなんだニャ、分かったニャ、私が服を選ぶのを一緒に来るんだニャ、けどニャ、くれぐれも私の邪魔はしないで静かにするんだニャ、約束なんだニャ~」


シルキャドは顔色一つ変えずにトラとオトギにヤレヤレ口調で言い切る、トラとオトギは「シルキャドだから」と納得して無言で見ている


「ニャ、それじゃあニャ、店員さんどんなのがあるのか見せて欲しいニャ」


「はい、こちらなのお洋服はどうでしょうか?」


店員はシルキャドに聞かれて店の中の服飾コーナーに連れていくと豹柄のタンクトップと豹柄のショートパンツを勧める、トラとオトギは無言でついてきている


「ニャ、なかなか良い豹柄だニャ」


「はい、こちらのお洋服のタンクトップは前の面も後ろの面も豹柄になっておりまして、それに裏返しにしても前と後ろが豹柄になっているリバーシブル使用になっておりますから、このタンクトップは頭から被るだけでお洋服が裏返しの場合でも簡単にお着替えが出来る様になっております、それとこちらのお洋服のショートパンツも先程のタンクトップと同じリバーシブルで前も後ろも裏側も豹柄ですから穿くだけでお着替えが出来る様になります」


店員は営業スマイルでシルキャドの目の前でリバーシブルの証拠を見せる為に最初にタンクトップとショートパンツの前や後ろを見せて最後に裏返しても着れる事を証明して自信満々に話す


「ニャ、これはとても素晴らしいニャ、素晴らし過ぎるニャ、朝起きて頭から被ると着れてニャ、ショートパンツはニャ、穿くだけで着替えが出来るんだニャ」


シルキャドは店員と豹柄のタンクトップとショートパンツをキラキラじた目で交互に見て話す


「はい、それにお客様は可愛くてお美しいのでこの豹柄のタンクトップとショートパンツを着られると、より可愛さと美しさが際立って町中の男の人達はお客様を羨望の眼差しで見る事は簡単に私は想像出来ます」


「ニャニャニャニャニャ、やっぱりそうなんだニャ、私は可愛くて美しいんだニャ、けどニャ、町の中の男達はどうでも良いんだニャ」


店員は「あらま、少し作戦を失敗したかな」と頭の中で考えたが営業スマイルは全く変える事無く頷く


「そうでしょうそうでしょう、お客様の可愛くて美しい豹柄の新しいお洋服の魅力が分かればいい方は町の男の人達などでは無く、お客様が思いを寄せるただお一人の男の方が分かれば十分ですものね」


店員は作戦を少し変えてシルキャドに言い直す


「ニャニャニャニャニャ、そ、そ、そうなんだニャ、店員さんは流石だニャ、私の事はなんでも分かってるんだニャ、そうだニャ、そうだニャ」


シルキャドは先程出会ったばかりの店員に謎の共感を思いっきりして照れながら答える、店員は「こっちの作戦でしたね」と考えて頷いている


「それでしたらこの豹柄の新しいお洋服を着替えてお見せすればその男の人は必ず褒めてくれると私は思います」


「ニャニャニャニャニャ、そうだニャ そうに決まってるニャ、ギーラは私を必ず褒めるニャ、ニャハハハハハ、分かったニャ、この豹柄のタンクトップとショートパンツは絶対買うニャ、絶対買う事にするんだニャ」


シルキャドは大喜びで服を買う事を決めて店員も大きく営業スマイルで頷いている












お久しぶりです、これを読んでくれる方、ブックマークをしてくれた方、評価までしてくれた方、本当にありがとうです、ヤル気がUPします、これからも書かせて頂きます、

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