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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第152話 気持ち悪いスイッチ

「あっ、そうだニョロ、この鉄の首輪はあなたは外せないのかニョロ?」


蛇は疲れも回復して首に装着された鉄の首輪を掴みながらギーラに聞く


「俺は無理やね、でもスグラアゼースの町なら外してくれる店もあるかもしれやんし、俺の相棒でも簡単に外せそうやから、もう少し我慢しやなアカンね」


ギーラは赤い髪で赤いワンピースを着たいつもニコニコ笑顔の女を頭に浮かべて答える


「ニョロ、それは助かるニョロ、是非あなた・・・・・、あっ、名前は何ニョロ?、教えてニョロ?」


蛇は話の途中で気付いてギーラに名前を聞く


「あ~あ、俺はギーラ、年齢はたぶん26歳・・・・・(異世界に来て月日の感覚が欠如した)そう俺は永遠の26歳、そう俺は永遠の26歳なのだ、そして趣味は読書、さらに彼女は今はいなくてフリーやけど今は水浴びや水浴びでのチラ見や相棒達の世話が忙しいし、ついでに冒険もちょっぴり忙しいから今はちょっと彼女とかは考えられ無いから募集はしてないけどね、ハハハハハ」


ギーラは自己紹介をする時はどこかの気持ち悪いスイッチが入るのか誰も聞いていないのに名前以外や気持ち悪い趣味も気持ち悪く話す


「・・・・・、ニョロ、そうなんだニョロ・・・・・聞いて無いけど色々情報ありがとうニョロ、私の名前はヘビージョニョロ」


蛇改めヘビージョはギーラの興味の無い気持ち悪い情報はスルーして一応礼を言い自己紹介をする


「へえ~、ヘビージョか分かった、それで何か言いかけたやんね?」


ギーラはヘビージョのスルーも全く気にせず自己満足をして聞く


「そうだニョロ、ギーラの相棒に頼んでこの首輪外してくれる様にニョロ、頼んで欲しいニョロ」


「うん、そんな事は全然ええけど、それじゃあそろそろスグラアゼースの町にでも行く?体も体力回復したやろ?」


「そうだニョロ、早く町に行ってこの首輪を外す事とニョロ、ギルドに捜索依頼を届けなくちゃいけないニョロ」


ヘビージョはギーラの言葉に頷いて立ち上がり今まで着ていた茶色いローブを「このローブはニョロ、さっきの奴らに無理矢理着せられたからニョロ、もう脱ぐんだニョロ」と言い鉄の首輪をしていたが器用に脱いで茶色いローブを森の中に投げ捨てる、すると今までローブで隠れていた首から下の部分は顔が蛇そのものだったが、体の方はお尻から蛇の尾が伸びていたがそれ以外は蛇の鱗など蛇の要素が一つも見当たらない、そして綺麗な透き通った人間の肌で出るとこは出て引っ込む所は引っ込んで素晴らしい女性の体で黒の半袖のシャツと黒のショートパンツを着ている、ギーラは「うむ、顔の部分に袋を被せれば、声は美しいし余裕で全然イケるや・・・・・」と途中まで考えたが首を左右に激しく振ってその考えを消し去る


「お待たせしたニョロ、そろそろスグラアゼースの町までお願いしても宜しいニョロ?・・・・・」


ギーラがまだ左右に激しく首を振っているとヘビージョがギーラをガン見している


「お、お、おう、ま、ま、待ってないよ・・・・・そ、そ、それでギルドの捜索依頼って何なん?」


ギーラはヘビージョのガン見に気付いてハッとして首振りを止める、それでヘビージョにやらしい事を考えていたと思われたと勘違いをして慌てて空気を変えるために咄嗟にヘビージョの捜索依頼の話を聞く


「それが大変な事なんだニョロ、私が今住んでいる村の村長さんのニョロ、可愛がってる娘が全然村に帰ってこないニョロ、村の男達も捜しに行ったけどニョロ、見つからなくて村長さんがニョロ、痺れを切らしてスグラアゼースの町のニョロ、ギルドに捜索依頼するって言ったニョロ」


ヘビージョは赤い舌をチョロチョロ大きな口から出し入れしてギーラに説明する


「それでスグラアゼースの町のギルドに捜索依頼に行く途中に、さっきの奴等に捕まって何処かに連れて行かれそうになったと?」


「そうニョロ、本当に危なかったニョロ、ギルドにも行けなくなってたし私もどんな危険な目に合ってたかニョロ、分からなかったからニョロ、ギーラに助けられたニョロ」


「どういたしまして、それにしても娘の人捜しか~村長も心配で大変そうやね・・・・・けどギルドの依頼料って確かお金かかるんでしょ?、お金はどうするの見た感じ手ぶらやん?」


ギーラはヘビージョの黒い半袖シャツと黒いショートパンツ姿を改めて見てしっかり美しい体を誰にもバレない神の視線でインプットしてから何も荷物を持っていないヘビージョに聞く


「そうなんだニョロ、村長さんは心配しすぎで倒れたニョロ、お金の事は大丈夫心配ないニョロ、大事な物やお金はしっかり持ってるからニョロ」


「へえ~、それならええけど、それじゃあスグラアゼースの町に戻ろうか?」


「ニョロ、ギーラはお金の事を心配してくれるのかニョロ、ありがとニョロ、それじゃあ安心させる為に証拠を見せるニョロ」


ヘビージョはギーラにそう言うとギーラの返事を待たずに少し離れると蛇の顔の口を大きく開け「ウゲエエエエエ~」と気持ち悪い言葉を吐いて蛇の顔を下に向けて口の中から胃液塗れの袋が飛び出て片手でキャッチする


「ここにあるニョロ、無くさないから安心ニョロ」


ヘビージョはべチョべチョで胃液塗れの袋と胃液塗れの手を嬉しそうな顔でギーラの目の前で見せて笑っている


「・・・・・そ、そ、それは、あ、あ、安心ですね・・・・・分かりましたからそろそろその袋と手を目の前からどけてくれるかな・・・・・」


「分かったニョロ、だからギーラはニョロ、心配しなくて良いからニョロ」


ヘビージョはそう言うとギーラの目の前で蛇の顔を上に向けて胃液塗れの袋をゴックンと飲み込む


「フゥ~、世界は広い・・・・・色々な収納のバリエーションがありますな・・・・・」


ギーラは1回深呼吸してそう小さく呟くと赤い舌をチョロチョロさせて準備完了のヘビージョに目で合図をしてスグラアゼースの町へと森の中を進んで行く







「ニャ、満腹満腹ニャ、私はもう満腹なんだニャ」


シルキャドは焼き魚の屋台の前の木陰で地面に座りながらお腹を満足そうに撫でながら話す


「ウン、ソウカ、トラ、マダマダクエル」


「ハイ、オニイチャントオナジ」


トラとシルキャドとオトギは宿屋を出発してから焼き鳥、焼き芋、焼き魚の屋台の在庫一掃をコンプリートして、ギーラの事はすっかり忘れて喰い歩きを満喫している


「ニャ、いつもなんだニャ、お前達はだニャ、どれだけ食べるんだニャ」


「ウン、ヤタイ、ウマイ、ダカラ、トラ、クウ」


「ハイ、オイシイ、ガマンシナイ、オトギ」


「ニャ、もうニャ、この焼き魚の屋台はニャ、全部喰ったからニャ、もう無いんだからニャ」


「ウン、ケド、ムコウ、マダヤタイ、アル」


「ハイ、ニオイ、イイニオイ、ムコウカラ、スル」


トラとオトギは2人同時に息ピッタリで1箇所の場所を3本指の1本で指差す


「ニャ、まだ喰うんだニャ、私は満腹だからニャ、お前達だけで行くんだニャ」


「ウン、ワカッタ、シルキャド、キュウケイシロ」


「ハイ、オトギ、シルキャドノブンモ、クウ、マカセロ」


トラとシルキャドとオトギがそんな話をしてトラとオトギが次の屋台に目を輝かせ口から涎を溢れ出して歩き出そうとすると、前からローズメルファがいつもの笑顔で手を振りレーンアイルがオーラを消してローズメルファの背後の腰から顔だけを出して歩いて来る、後レーンアイルにしか見えないが白い球体のホワイトアイルは当然レーンアイルの顔の回りをギュンギュン凄い勢いで回転している



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