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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第149話 もう大丈夫っす

「なあ~、ナイーフ?」


ギーラは周囲の目に入った大人3人が両手を広げて繋げても囲いきれない太さの一番大きな木の幹に向かい4本の腕で4本の投げナイフを連続で使用してグリップの感触やギーラ自身がどうすれば上手に使えるかやナイーフ達の能力を確かめてから声をかける


「なんだナゲ?」


「お前達は最終的にはどれぐらいの能力があるの?」


ギーラは1本のナイーフ達以外は腰に収納して聞く


「そうだナゲ、我々を使用する者今ならギーラだがナゲ、ギーラが想像するぐらいの能力は発揮出来るナゲ」


「ふ~ん、なるほど、それはもちろんナイーフ達とラブラブ関係を深めてレベルを上げやなアカンのやろ?」


「当たり前だナゲ、だから我々とラブラブになってナゲ、愛し愛される関係になるんだナゲ」


ナイーフは投げナイフなので勿論顔の表情はギーラには分からないがナイーフに顔があればキリッとした表情で言い切る


「あっ、は~い、前向きに考えときま~す」


ギーラはナイーフを見ずに「それは、変わらないのね」と考えて答える、それからギーラはナイーフを使用して先程の一番大きな木を使って練習を続ける







「御機嫌よう、今日は二人で水浴びに来ましたわよ」


ローズメルファかレーンアイルの手を繋いで水浴び屋の扉を通りいつもの従業員の少年の前で話し掛ける


「そうなのですね、いつもご利用有難う御座います」


少年は深々と頭を下げて顔を上げる答える


「そしてこちらの可愛らしい方が新しく私達の仲間になったレーンアイルですわ」


ローズメルファはレーンアイルを見て少年に話す


「・・・はい・・・レーンアイルです・・・水浴びを・・・利用させて頂きます・・・」


レーンアイルはチラッチラッ少年を見てローズメルファの「可愛らしい」発言と初対面の少年に緊張して恥ずかしそうに自己紹介をする


「レーンアイル様、この度は水浴び屋を利用して頂き有難う御座います」


少年はまた深々と頭を下げて顔を上げる


「・・・はい・・・ご丁寧な・・・お出迎え・・・有難う御座います・・・」


レーンアイルと少年は子供同士とは思えない挨拶を済ます


「それでは、ローズメルファ様、レーンアイル様、今からご案内させて頂きます」


少年はそう言うと軽く頭を下げて水浴び場に歩いて行く


「では、こちらがそうです、ごゆっくりと利用して下さいませ」


少年は着替え場の扉を開けて紹介してローズメルファとレーンアイルが中に入るのを確認して扉を閉めると来た道を戻って行った


「それでは、水浴びで綺麗サッパリしてギーラの所に戻りましょうね、レーンアイル」


ローズメルファは着ている真っ赤なワンピースを脱いで長い真っ赤な髪を一つに纏めるとレーンアイルに話す


「・・・はい・・・分かりました・・・」


レーンアイルも自分で作った白いドレスと屋敷のランカッツから出発する時に貰った背負い袋を棚に置いて答える、そしてローズメルファはレーンアイルの手を繋いで中央の一番大きな水浴び場に歩いて行く








「よし、大体ナイーフの事分かったから、実戦で試してみようかな?」


ギーラは一番大きな木を4本の腕の連続の無酸素攻撃で真っ二つに折った木を見て呼吸を整えてから話す


「我々はどっちでも良いでナゲ、ギーラが狙った物を攻撃するだけだからナゲ」


ギーラはローズメルファに話した木を的にして練習するだけと言う言葉はすでに忘れている


「それじゃあ、行こうかな」


ギーラは投げナイフのナイーフを全部収納すると森の深い方向に歩き始める、森の奥深くに進んでもスグラアゼースの町の付近なので魔物やモンスターは他の冒険者達に討伐されていて姿が見えない


「う~ん、流石にこの辺りはおらんのかな~」


ギーラがかなり森の奥に進んで周囲を見渡すが魔物の気配や雰囲気も全然感じない


「やっぱり町の近くは、おらんのやな、町に戻ろうかな~」


ギーラがそう呟いて引き返そうとした瞬間さらに森の奥から「きゃあああああ」とギーラの耳に聞こえた


「むっ、これは美少女の助けを求める悲鳴やな」


ギーラは何の根拠か分からないが美少女に決定して悲鳴が聞こえた場所に走って行く




「おいっ、お前早く歩け、それにこんな森の奥じゃ悲鳴を上げても誰も来ないけどな、クックックッ」


小太りの男が茶色いボロボロのローブを着た人物の腹を蹴って歩くのを急がしている


「早くしろよ、お前だけじゃ無くて、俺達はまだまだやる事があるからよ」


「でかい悲鳴上げやがって、このボケが」


小太りの男の横には汚いマントに軽装備で腰に剣を携えてる男と頭までスッポリ黒いローブを隠した人物が二人、茶色いボロボロのローブの人物に言葉を発している




「は~い、すいません、あなた達はこんな森の奥で何をやってるのかな?、もしかしてピクニック?」


ギーラは森の雑草や木の枝を手で振り払い男達に歩いて近付いて少し距離を開けて半笑いで聞く


「あんっ、何だお前、関係ない奴は引っ込んでろ」


汚いマントの男がギーラの全身と4本の腕を見て睨んで話す


「イヤイヤイヤ、関係無いとか冗談でしょ、ははは、こんな森の奥で悲鳴が聞こえて3人の男が1人の人物を無理矢理連れて行こうとして、それにご丁寧に茶色いローブの人に首輪にチェーン付きとか、良識ある奴なら普通止めさすでしょ、ははは」


ギーラは男達に一定の距離を開けて近付いて、茶色いボロボロのローブの人物に鉄の首輪に鉄のチェーンが装着されているのを一瞬見て男達に半笑いで言う、すでにナイーフ達は4本の手に持っている


「へ~、正義感があるんですね・・・・・腕が4本の人間ですか珍しいですが、まあ見られたならしょうがないですがね」


今度は黒いローブの人物が汚いローブの男の横に来てギーラの全身を見て話す


「あいつ等を殺すんだなナゲ、我々はいつでも良いナゲ」


ギーラの4本の手に持っているナイーフがギーラに話かける


「んっ?、お前1人だけじゃ無いのか?」


「他に誰かいるのかお前?」


汚いマントの男と黒いローブの人物は周囲を一瞬見渡してギーラを睨む、小太りの男は首輪を装着された茶色いボロボロのローブの人物をまた体に蹴りを入れてギーラから離れようと急かしている


「えっ?、ナイーフなんで声を出す・・・・・しゃべるなら俺の頭の中に直接語りかけやんかいっ」


ギーラは4本の手に持つナイーフに小声で注意する


「すまんナゲ、ギーラ、久々の意識が復活した状態での戦いの予感でナゲ、ちょっと興奮して我を忘れたナゲ・・・・・」


ナイーフは今度もギーラの頭の中に直接語りかけないで声を出してギーラに話している


「なんやそれ、分かった分かった、もうええわ・・・・・、好きにしろナイーフ」


ギーラはまた小声でナイーフに投げやりに返事をする、そして「俺の回りは残念な人が盛り沢山」と自分のアホさをすっかり忘れて頭で考えると「誰が残念なんだナゲ???」と今度は頭の中に直接ナイーフの声で疑問系の声が聞こえてきた、「あっ、大丈夫っす、忘れても大丈夫っす、もう大丈夫っす」とギーラは諦めてその考えをナイーフに送る


「おいっ、お前さっきから何をブツブツ言っている、舐めてるのか?」


「だから他に誰かいるのですか?」


汚いマントの男と黒いローブの人物はギーラの挙動不審の態度に少しイラついて聞いてくる


「あっ、すまんすまん、気にするな、こっちの話やから・・・・・そして他の仲間か?、それはどうかなお前達に教える必要が無いから秘密やな」


ギーラはそう言うと二人の男にまた半笑いで話しかける







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