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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第148話 その名前嘘でしょ

「よしっ、少し落ち着こう・・・・・」


ギーラは自分の妄想を口から出して取り乱した事を胡座の状態で周囲を見渡して誰にも見られていない事を確認してから右手に持つ投げナイフを見て話す


「とりあえず、投げてみて練習しよかな、後この新しく増えた2本の腕もあんまり理解してないから、これも一緒に確かめよう」


ダンジョンの中でレベルアップの影響で増えた2本の腕を軽く動かしてから戦闘で1回しか使ってない事も思い出し囁く、新しく増えた太い2本の腕もレベルアップの影響で凄くギーラの見た目も変わっているが、その他にも生まれてから使っていた2本の腕もギーラは「あれっ、もしかして太くなってね~」と薄々思っていたが色々ありとりあえず放置していた


「じゃあ、あそこの木を的にしよかな」


広場で20メートル程離れている手頃な木を見て言う、そして立ち上がり右手に持つ投げナイフを軽く木に「よいしょ」と言って投げようとした時に今までなら<百発百中>の白文字が頭に浮かんで赤文字に変わって目標をロックオンして投げていたが、今回は<百発百中>の文字自体が頭に浮かばない


「んっ?、俺の唯一の武器の<百発百中>どうした・・・・・もう賞味期限が切れたんかな・・・・・まあ~すでに一回賞味期限は切れてますけどね・・・・・」


ギーラは以前に痛みを感じない相手や小さな投げナイフではダメージが弱い相手などには狙った所に命中させても効かない事が分かって小さな絶望を味わっていた


「なるほど、そうきましたか・・・・・フッ、これじゃあ~、ただの腕が4本ある素敵でイケメンなお兄さんですやん・・・・・」


ギーラは少し肩を落としてから落ち込んでいるのかただのアホなのか顔面評価の自己評価が狂っている言葉を吐いて先程狙っていた木を見直す


「んっ?、なんや、あのマーク?」


先程の木を見直すと、投げナイフを目で何となく狙っていた場所に赤い文字で+のマークが視界に入る


「う~ん、何か狙いやすい的みたいにも見えるんやけどな~」


ギーラは何回も瞬きや目を擦っても赤い文字の+マークは消えない


「まあ~、的があるなら投げるのが本能でしょう」


変な納得をして頷いてから持っている投げナイフを「よっこらしょ」と軽く手首だけで少しスナップを効かせて赤い文字の+マークに投げる、すると投げられた投げナイフはギーラの手を離れて一直線に刃の部分を根元まで飲み込んで赤文字の+マークにピンポイントに当たって突き刺さっている


「まあ~確かに少ない動作であれだけの威力は凄いけど、前の<百発百中>とあんまり変わりは無いかな~」


ギーラは正直に投げた感想を呟いて木を見ていると先程突き刺さった投げナイフが「あれっ?、動いた」と思った瞬間に投げナイフが右手に戻ってきていた


「うわっ、何これ、自動で戻ってくるんや・・・・・」


右手に自動で戻ってきた投げナイフを自然に掴んだ事にも驚いて投げナイフを目の前まで持って来て色々な角度から見てしまう


「やるやんお前、めっちゃ賢いわ~」


ギーラは右手の投げナイフに話しかけてまた先程と同じ木に赤文字の+マークを確認して投げナイフを投げる、するとまた刺さった瞬間に右手に自動で戻ってきてギーラはこの能力を確認する、それから4本の手にそれぞれ持ち軽く手首のスナップで順番に投げても投げナイフは刃の根元まで刺さってすぐに放った手に戻って来る


「うおっ、これは色々便利な能力ですな、わざわざ投げナイフを取りにいかんでもええし、それに投げナイフを投げきった時に腰の予備の投げナイフを準備する無駄な時間も無くなるし、さらに俺の体力が無くなるまで投げナイフが手に戻って来るからエンドレスで攻撃が出来るのがかなり有能&有能ですやん」


「かなり喜んでくれたみたいですなナゲ」


ギーラが投げナイフの能力に喜んでいると右腕で持つ一番最初に投げた投げナイフが突然語りかけてくる


「へっ?、このタイミングですか・・・・・」


ギーラが喜びを一旦止めて目を細めて「タイミング遅いし・・・・・俺今めっちゃ喜んでましたやん・・・・・」と思ってからその投げナイフを見る


「それはごめんナゲ、丁度ギーラと話せる事が出来るレベルまでナゲ、辿り着いたからナゲ」


投げナイフは少し申し訳無さそうな声で謝罪しながら話す


「ふ~ん、そういう事ならしゃーないからええけど、その語尾のナゲはもしかして投げナイフの投げからじゃ無いでしょうね?・・・・・」


「流石ギーラ、ギーラには隠し事は出来ませんナゲ」


「へえ~、何その突然の俺を上げる言葉・・・・・まあ~ええっかっ・・・・・それでその語尾のナゲが少し気になるから止めてもらう事は出来るのかな?」


「それは無理ナゲ、語尾のナゲはこの身が腐り消え去ってもナゲ、辞める事は無理ナゲ、ギーラが早くなれる事ナゲ」


投げナイフは力強くギーラの提案を拒否する


「あっ、は~い、わっかりまし~た~」


ギーラは提案を諦めて軽く了承する


「それで俺と話せるレベルまで来たとか言ってたけど、まずはお前と話せる事が最初なの?」


「流石ギーラ、ギーラには隠し事は出来ませんナゲ、それと我々がギーラの元に自動で戻るのもナゲ、一緒にギーラは覚えたナゲ」


「あ~あ、そういう事ね、それでレベルが上がる条件は俺がお前達を使ったり、敵を倒したらレベルアップが出来るの?」


「違うナゲ、レベルアップは我々の気分次第で上がったり下がったりするナゲ」


「・・・・・マジか・・・・・気分次第とか無茶苦茶ですやん・・・・・それならお前達の気分を俺が害したらレベルが下がるの?」


「まあそれもあるけどナゲ、基本は相性ナゲ、ギーラを我々が好きになれば協力するナゲ、逆に嫌いになれば協力はしないナゲ、簡単に言うとナゲ、恋人同士の関係に似ているナゲ」


「・・・・・マジか・・・・・じゃあ、俺がお前達を愛して優しくして尽くすと協力してくれて投げナイフの能力が上がるとか・・・・・非常にウザいんですけどね・・・・・」


「まあナゲ、基本はそうだけど難しく考えないナゲ、我々はギーラを今まで見てきて好感は持っているからナゲ、普通に我々を使っていれば自然とレベルが上がってもっと強力で使いやすくなるナゲ」


「あ~あ、了解~、最後にお前達にこれは絶対にしたらダメな事とかある?、それとお前達の名前があったら教えて名前あるほうが呼びやすいから?」


「そうだナゲ、ダメな事はナゲ、他の武器を使う浮気ナゲ、嘘を付く事ナゲ、我々を想わなくなる事ぐらい事ナゲ」


「・・・・・まんま恋人同士の基本のアレですやん・・・・・恋人同士のしたらダメな事とほとんど一緒ですやん・・・・・マジでお前達と付き合わなアカンやん・・・・・」


ギーラが右手で握りしめている話す投げナイフをガン見していると


「そして我々の名前はナゲ、血塗られた魔の叫びが呼び起こす十剣が集いし破壊の申し子闇の番人闇を愛し暗黒を好むそして神の寵愛を受け神に愛された神の使い神の天使十剣が集いし神の導きにより力を発揮する者ナゲ」


「えっえっえっえっ~、その名前嘘でしょ???・・・・・長いし・・・・・ダサいし・・・・・キツイし・・・・・意味分からんし・・・・・間に「そして」とか挟んでますし・・・・・十剣が集いしが被ってるし・・・・・最後に覚えられんし覚える気にもならんから・・・・・お前達の名前はナイーフに変更しま~す」


ギーラはアンデルケスから貰った投げナイフ事ナイーフが名前を紹介している時に眩暈と頭痛と体が固まったが何とか立て直して名前を決める


「分かったナゲ、我々はナイーフナゲ」


ナイーフはあっさり了解していた













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