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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第147話 直接話しかけて来るんでしょ

「ギルドで人捜しやその情報を調べてもらえると聞いて来たんですが、調べて頂けますか?」


ギーラ、ローズメルファ、レーンアイル、ホワイトアイルの3人と1球体はギルド内のカウンターの椅子に座り受付嬢とギーラが話をしている


「はい、大丈夫ですよ、どういった人の居場所や情報をお探しすれば宜しいですか?」


受付嬢は「当たり前ですよ、調べますが」と頭の中で考えたがプロなので顔の表情は1ミリも変えずに笑顔で話を進める


「えええ、あまりはっきりとした情報は無いのですが・・・・・」


「はい、全然構いませんよ、分かっている事を教えて頂けますか?」


受付嬢は「そらそやろ、はっきりした情報があったらわざわざギルドで依頼しないでしょうね」と頭の中で考えたがプロなので顔の表情は1ミリも変えずに話を進める


「はい、それじゃあ、レーンアイル、この受付のお姉さんに説明出来るかな?」


ギーラは隣で座るレーンアイルに優しく話す


「・・・はい・・・分かりました・・・」


受付嬢は「お前が説明せんのか~い」と頭の中で考えたが流石プロなので顔の表情は1ミリも変えずにギーラからレーンアイルに視線を変える、それからレーンアイルは、偽名だがマリーン、屋敷で働いていた、色鮮やかな色々な液体を配っていた、両手の小指が黒色などのその他の情報を含めてレーンアイルが気付いた事を一生懸命受付嬢に話をする


「はい、お話有難う御座います」


受付嬢はレーンアイルの話を聞きながら右手に持つ筆は詳細に聞いた事を紙に書き込んで顔を上げる


「それでは至急、この偽名と思われますがマリーンと言う女性をギルドの人員やギルド同士のネットワークで捜索の手続きを開始します、ですが人捜しですから分かり次第報告しますのでお時間がある時にギルドに寄って頂いた時に分かった情報があればお知らせします、ですが教えて頂いたマリーンの特徴が少なくてこの世界も広いですから最悪分からない場合もありますからその時はご容赦下さいね」


「はい、それでお願いします、また寄らせてもらいます」


「それでは、宜しくお願いしますわ」


「・・・お願いします・・・」


ギーラとローズメルファとレーンアイルは受付嬢にお願いをして捜索代を金の入った袋から抜き取って貰い料金を払い席を立つ






「これで後はギルドからの情報を待つだけやね、マリーンが見つかるとええね、レーンアイル」


ギーラ達はギルドから外に出てギーラがレーンアイルに話す


「・・・はい・・・私・・・マリーン・・・見つかると信じます・・・」


「ですわね、ギルドの人捜し能力がどれほどの物か初めて利用するので私は良く分かりませんが、何もしないよりは良いですから吉報を期待しましょうか、レーンアイル」


「・・・はい・・・私・・・待ちます・・・」


「よし、それじゃあ今から何をしようかな?」


ギーラはローズメルファとレーンアイルの話を聞いてから町の中を見渡して話す


「そうですわね、私は水浴びがしたいですわ、ギーラ」


「なるほど、レーンアイルは何がしたいの?」


「・・・はい・・・私は・・・何でも良いです・・・」


「なるほど、それじゃあローズメルファと水浴びとかどう?、あの屋敷出発してから水浴びしてないやろ、せやからローズメルファと一緒に水浴びしてきたらええよ、めちゃくちゃ気持ちええよ~」


ギーラはレーンアイルに楽しそうに笑顔全開で水浴びを進める


「・・・はい・・・分かりました・・・私・・・水浴び・・・ローズメルファと・・・行きます・・・」


「あらあら、ギーラは水浴びはされないみたいな口調ですわね、うふふ」


ローズメルファがレーンアイルの手を繋いでから聞く


「うん、俺も水浴びメチャメチャ浴びたいけど、少し前にアンデルケスさんから貰った投げナイフを理解というか仲良くなっときたいから、水浴び我慢してチョット町の外で練習でもしようかな~って思ったからね」


ギーラは4本の手に投げナイフを持ちグリップを確かめたり投げナイフの刃先を調べたりしながら答える


「あらあら、そうなのですね、その用事でしたら私は何も言えませんわ、ですが私はお供しなくても大丈夫でしょうか?」


「うん、大丈夫大丈夫、町の外でもすぐ近くで木の的を作ってそれで練習するぐらいやと思うから、ローズメルファとレーンアイルは女の子やから水浴びして綺麗になってサッパリしてきてええよ」


「そうなのですか、分かりましたわ、それではギーラのお言葉に甘えさせて頂いてレーンアイルと水浴びを浴びてきますわ、水浴びが終わればすぐにギーラと合流致しますわ」


「うん、ゆっくりでええからね水浴び、楽しんできてね~」


ギーラはそう言うと、ローズメルファがレーンアイルと手を繋ぎ水浴び屋の方向に行く後ろ姿を見送る





「よし、ホンマは水浴びメチャメチャしたいし・・・・・ローズメルファと混浴もメチャメチャしたいけど・・・・・それに・・・・・ローズメルファのパーフェクトボディも頭にインプットもしときたいけど・・・・・それに・・・・・ローズメルファの・・・・・・・・・・」


ギーラはローズメルファとレーンアイルが仲良く手を繋いで去ってから、5分程その場で頭に浮かんだ妄想をブツブツ独り言で吐き出して顔をニヤニヤさせて、通りすがりの親子に「ダメ、あのおにいちゃんは見てはいけません」と親が娘に注意しているのも全然スルーするほど気が付かず夢中で満喫してからスグラアゼースの町の外に向かって歩き始める


「それじゃあ、ここら辺でええかな、ここなら他の人達にも邪魔にはならんやろ」


ギーラは町の外に出てしばらく歩いて森の中に入り周囲に人や魔物の気配が無い手頃な広場を見つけて独り言を話す


「よし、まずは並べるか」


ギーラはアンデルケスから貰った10本の投げナイフを地面に並べて、その前にドカッと胡座を掻いてじっくり見る、その投げナイフは10本共全く同じ形同じ大きさで光の加減でキラキラ輝いている


「それにしても綺麗な投げナイフやな~、アンデルケスさんもかなり高価な物をただでくれたんやな~、それに確かマジックアイテムとか言ってたしな~」


ギーラはそう言い1本の投げナイフを手に取り胡座を掻いた姿勢で目の前で投げナイフを空中に投げてクルクル上に放って手でキャッチする行為を綺麗な投げナイフと綺麗な回転を見てしばらく繰り返す


「さてっ・・・・・俺が読んでた漫画や小説やったら、そろそろ頭の中に直接話しかけて来るんでしょ・・・・・フッフッフッ」


ギーラは読書が趣味(漫画がメイン)の夢中で読んだ本の一冊を思い出し地面に直接胡座で座り右手の投げナイフを空中に放り投げるスタイルでキャッチした時に語りかけ「フッフッフッ」と1人で笑っている


「・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・」


ギーラは投げてはキャッチする行為で語りかけるが右手の投げナイフは無の反応


「フッフッフッを返さんかいっ、この投げナイフの分際で~、普通頭の中にピカッとかピカ~ンとかの効果音が鳴って話しかけてくるでしょうが・・・・それで俺が「な、な、何だ、こ、こ、これは、だ、だ、誰だ、どこから話しかけてる、お前は誰なんだ~」の展開でしょ~が・・・・・でしょ~が」


ギーラは右手に持つ投げナイフに逆ギレして最後の方の言葉は何だか恥ずかしくなって小さく囁いて相棒達(特にシルキャド)がいなくて良かったと思い胸を撫で下ろしていた







「おしいですねギーラさん、その考えは間違っていませんが、まだまだ私がお譲りした投げナイフはギーラさんには心を開いておりませんから、もう少し頑張って親交を深めて下さいね」


右手の人差し指の蝙蝠の目に映る映像を見てギーラの恥ずかしい1人芝居を宿屋の部屋で見ていたアンデルケスは少し笑みを浮かべてブツブツ独り言で囁いていた




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