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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第139話 狂人の殺戮者 19

「ニャ、けどニャ、完勝だったニャ、まずニャ、ギーラが不意打ちで投げナイフを投げてニャ、敵を1人にしてニャ、それからニャ、トラとオトギがニャ、よそ見している所にニャ、髭ボーボー男にニャ、これもまたまたニャ、今度はまさかの二人同時でニャ、不意打ちでニャ、そして最後はニャ、この私がニャ、シュッパとジャンプしてニャ、キランっと剣を抜いてニャ、クルクルっと回転してニャ、髭ボーボー男にニャ、トドメを刺したニャ、ニャハハハハハハハハ」


シルキャドはバルペシの死体の横で両手を腰に当ててエビ反りで空を見上げながらまだまだいつもの大笑いをしている、<透明化>で姿は透明の状態なので誰にも見えていないが・・・・・


「ニャ、まあニャ、簡単に言ったらニャ、ギーラとトラとオトギがニャ、卑怯な不意打ちをしてニャ、最後に私がニャ、正々堂々とニャ、背後から透明になって重傷で弱りきって動けない所をニャ、正々堂々とトドメを刺したんだニャ、4対1で圧倒的人数の差と卑怯な不意打ちで完勝したんだニャ、ニャハハハハハハハハ」


シルキャドはまだまだまだそんなにトドメを刺せた事が嬉しいのか完勝出来た事が嬉しいのか思った事を何のフィルターも通さずにただ口から吐き出して大笑いをしている、それを聞いていたギーラ、トラ、オトギはバルペシの死体の横のシルキャドの声だけが聞こえて来る空間を無の感情の死んだ目でガン見して「弄っていいのか?、ツッコンでいいのか?、言いたい事が多すぎるが?」っと一瞬考えたが、あっ、シルキャドやったと思い出してソッと視線をローズメルファが走って行った建物の中に視線をに向ける




シルキャドが大笑いしてギーラとトラとオトギが大笑いが聞こえる空間をガン見している頃、ローズメルファは集落に一番大きな建物の部屋の中の壁に貼り付いて動かない下を向いているテレンサーを見下ろしていた


「うふふ、素晴らしい反応と判断でしたよ、あの至近距離で左腕を犠牲にして回避なさるとは、人間にしては中々では無いでしょうか」


ローズメルファはいつもの笑顔で話す


「フッ、私が死んでいないと良く分かりましたね・・・・・あれは私もギリギリでしたからね、おかげで左腕はこれから一生使えないですし、それに背中も壁に打ち付けて酷い状態ですが・・・・・」


テレンサーは顔を上げるとローズメルファを見る、テレンサーはギーラと初対面した瞬間にギーラの目を見て「すぐに攻撃が来る」と勘が告げる、それでギーラの4本腕を珍しいと見ていると手の形が武器は見えないが何かを持っている形だと気付く、それからギーラの「じゃあ殺す」の言葉と4本の腕が動くのを察知してとりあえず致命傷の頭部と顔面を両腕の拳を上に向けて両腕を顔面の前で揃えてガードした、その瞬間に砂埃を上げて吹き飛んで気が付いたら建物の壁に激突していた、それで左腕に激痛を感じて意識を取り戻し左腕に4本刺さる透明な武器を右手で確認して左腕が使い物にならないと悟った所でローズメルファに声を掛けられた


「あらあら、頑張ったのですが・・・・・私がいなければもしかしたら切り抜けられたかも知れませんでしたが残念でしたわ、それと一生使えないのは左腕だけではありませんわ、うふふ」


「へえ~、そうなのですか、これ以上何が使えなくなるのですか?」


「あらあら、お兄さんは賢いからもうお分かりの癖に、うふふ、もしかして私を正面にしてまだ隙でも探ってらっしゃるのですか、うふふ」


ローズメルファが話を終えた瞬間にテレンサーは左腕と背中の激痛を必死に堪えて使える右手でローズメルファの足を一か八か掴みかかろうと攻撃を仕掛ける


「あらあら、まあこの環境で逃げるのならその攻撃は考えられますわね」


ローズメルファは冷静にいつもの笑顔で話す、テレンサーの右腕を肘から下を踏み潰し部屋の床に大量の血の池を作りローズメルファの足を掴む攻撃を防いで話す


「イテエェ、や、や、やはり無理ですよね・・・・・」


テレンサーは自分の一か八かの攻撃をあっさり防がれて、おまけに無残な右腕が床の血の池に転がっている事実とローズメルファの顔を交互に見て小さな声で囁く


「はい、もちろんそんな攻撃は無理ですわ、けれど良く叫ばなかったですよね?相当な激痛だと考えられますが」


「フ~フ~、そうですね、正直もの凄く痛いですよ・・・・・痛すぎるのでもうそろそろお願いしても良いですか?」


テレンサーは大きな呼吸を繰り返して殺してくれ話す


「はい、分かりました、お兄さんはもう死ぬだけですからね、使えなくさせて頂きましょうかね」


ローズメルファはテレンサーにそう告げると右足を大きく上げてそのままテレンサーの顔面目掛けて振り落としゴキッの音と同時に顔面を壁にめり込ませて絶命させる




ローズメルファがトドメを刺し顔が無くなってテレンサーを見ていると、ギーラ、トラ、シルキャド、オトギが建物の中に入って来てローズメルファの所に集まる


「あっ、こいつもしかして死んで無かった、ローズメルファ?」


ギーラはローズメルファに聞く


「はい、まあこのお兄様の動きが素晴らしかったのはあるのですが、ギーラの攻撃ではまだ生きていましたね」


ローズメルファはテレンサーの死体をチラッと見てギーラに話す


「なるほど、俺もまだまだやね、このアンデルケスから貰った投げナイフ今回初めて使ったからもう少し練習しやなアカンね」


「はい、それは良い考えですわ、アンデルケス様もこの投げナイフは意思がありマジックアイテムとおしゃっていたので、練習などで使えば使うほどギーラに馴染んで使い勝手が良くなる筈ですからね」


「分かった、ローズメルファ、俺この投げナイフを使って練習をして、もっと使いやすくする為に仲良くする事にするわ」


ギーラとローズメルファは話をする


「ニャ、ギーラはニャ、前にも言ったと思うけどニャ、友達が世界でベスト100位に入るくらい少ないからニャ、せめてベスト110位ぐらいにはニャ、入る為にニャ、その投げナイフと仲良くすると良いニャ」


シルキャドは透明化を解いて話を聞いていて今日の神の指令ギーラ弄りを達成させるかの勢いでここぞとばかりに可愛い口を動かす


「そんな事無いです~、俺は世界ベスト200位には入ってますから全然安心です~、心配無用です~」


「ニャ、見栄を張るのは恥ずかしいニャ、ギーラはニャ、残念だけどニャ、今は100位以下なんだニャ~」


「違います~、間違ってます~、俺は200位には入ってます~」


アホと天然が小学生低学年レベルのくだらない罵り合いを唾を飛ばし合いながら以外と真剣にしている、一応先程ローズメルファが殺した出来立てホカホカのテレンサーの死体が傍にあるが・・・・・


「ウン、コノトビラ、ムコウニ、ヒトガイル」


トラがギーラに声を掛けようとしたが無の感情でアホと天然をチラ見してローズメルファに声を掛けて呼ぶ


「あらあら、でしたらこの扉の先にこの集落の生き残りの方々がおられるのでしょうね」


「ウン、トラ、ソウオモウ、ニオイ、アンシン」


「ハイ、ハヤクタスケル、タスケル」


トラとオトギとローズメルファは鉄の扉で頑丈な大きな閂が設置されている前で話し合う、アホと天然は顔がくっつきそうな程近付いて唾を飛ばし合っていた









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