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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第135話 狂人の殺戮者 15

「何だ、お前らは殺されに来たのかあああぁ?」


二メオンは離れた場所のシルキャドの横に並んだオトギとローズメルファに叫ぶ


「ハイ、オマエタチヲ、コロシニキタ」


オトギは獰猛な笑いで丸太以上の太さの両手をゴキゴキ骨を鳴らしながら回して筋肉で纏った体をピクピク小刻みに戦いの予感で震わせて答える


「あらあら、私が貴方達に殺されるのですか?、うふふ、楽しみな事をおっしゃるのですわね」


ローズメルファは腰まである長さの真っ赤な髪をかき上げて少し嬉しそうに微笑みいつもの笑顔で笑う


「ニャ、まあニャ、最初は威勢は良いはニャ、戦いが始まってからの威勢はニャ、どうなるか分からないからニャ」


シルキャドは猫目を輝かせて二メオンと<狂人の殺戮者>達を見て話す


「大男と細い女が増えたぐらいで、俺達に勝てると思うとか笑わせるぜ」


「だな、まとめて殺してやるぜ」


「あの女は、殺さずに生け捕りにしようぜ、楽しめそ~だ」


<狂人の殺戮者>のメンバーは各々話をしてオトギ、シルキャド、ローズメルファを見ている


「ハイ、シルキャド、オトギ、イイカ?」


オトギが珍しく自分から話をする


「ニャ、何だニャ、どうしたんだニャ?」


「はい、何でしょうか?、オトギ」


シルキャドとローズメルファが聞き返す


「ハイ、シルキャド、ローズメルファ、タタカワナイ、オトギ、タタカウ」


オトギは1人で戦いたいからシルキャドとローズメルファは戦うなと素直なので素直にお願いする


「ニャ、私はさっき戦ったからニャ、別に良いけどニャ、けどニャ、気分が変わって戦いたくなったらニャ、戦うけどニャ」


シルキャドは一応オトギの意見に賛成するが自由奔放なので気分次第で変わると念を押す


「あらあら、そうなのですね分かりましたわ、けど私我慢出来るでしょうか、うふふ、私我慢が出来なくなったらゴメンなさいね、オトギその時は許して下さいね」


ローズメルファも一応オトギの意見に了承するが<狂人の殺戮者>達を見る黒目の無い目は獲物を捕らえて離さない様に見ている


「ハイ、ソレデハ、オトギ、アイツラ、コロシテクル」


オトギはそう言うと自分では笑っているつもりだが他人が見ると恐ろし過ぎる顔で<狂人の殺戮者>達に向かい出す


「ニャ、分かったニャ」


「はい、分かりましたわ」


シルキャドとローズメルファは軽い返事で送り出していた




「んっ、何だ?、あの大男1人で俺達とヤル気みたいだぜ」


「バカだなあいつ、わざわざ殺されに来たみたいだな」


「それじゃあ、さっさと終わらせるか」


<狂人の殺戮者>達はオトギが1人で向かって来る姿を見て話す


「お前ら油断するなよ、あの大男はヤバイぞ、気合を入れろ」


二メオンはオトギの雰囲気と体の大きさや筋肉を見て声を掛ける


「バカか二メオン、あんなただデカイだけの大男だぜ、ぎゃははははは」


「これだから二メオンはレコデナンの腰巾着なんだぜ、ぎゃははははは」


「お前のその臆病癖いつになったら治るんだ二メオン、ぎゃははははは」


男達は二メオンを笑いバカにしながらオトギを見る


「チッ、死ぬぜお前ら、一応忠告はしたからな」


二メオンは笑い声を聞きながら自分だけに聞こえるボリュームで吐き捨てる、するとオトギが首や両腕や両足のグルグルストレッチが終わり二メオンと男達の少し離れた場所で自分では笑っているつもりの笑顔で止まる


「ハイ、オトギ、ジュンビデキタ、イマカラ、コロススル」


「えっ?デカっ、こいつデカっ、思ったよりもデカ・・・・・・・・・・」


一番前にいた男が最後まで言い切る前に少し離れた場所にいたオトギは両足に力を込めてドンッと地面を蹴り上げ一番前の男の首を右ストレートで粉砕して<狂人の殺戮者>達の集団のど真ん中に自分から飛び込む


「ハイ、オマエタチ、オトギ、ココニイル、ハヤク、タタカウスル」


オトギは集団のど真ん中で周囲の男達を見渡しながら話す


「何だと?、自分からわざわざ飛び込んで来やがってえええええぇ」


「クソがっ、1人やられた、クソがあああああぁ」


「お前ら全員でぶっ殺せえええええぇ」


男達は一瞬オトギの動きの速さと集団のど真ん中に飛び込んでくる事に驚いたがすぐにオトギに全員で攻撃する


「ハイ、ソウ、ミンナデ、オトギ、コウゲキスル」


オトギは嬉しそうに四方八方からの剣やハンマーや槍の攻撃を仁王立ちの姿のままで受ける


「えっ???」


「嘘でしょ???」


「化け物だあああああぁ」


<狂人の殺戮者>達の一斉攻撃はオトギの体には傷一つ無く、剣は折れ、痺れて武器を落とす者が驚愕の表情でオトギを見る


「ハイ、ヤッパリコイツラ、ヨワイ、オトギ、ワカッテタ、ソコノオマエ、オトギト、タタカウ」


オトギは少し離れて場所で立つ二メオンに3本指の手で指差して話す


「マジか・・・・・、こんなヤツ無理だ・・・・・」


二メオンは呆然とオトギを見て囁く


「ハイ、デモ、スコシマテ、オマエ、マズ、コイツラコロス、ダカラ、スコシマツ」


オトギは二メオンを見てからまだオトギに傷一つ負わせられなくて驚愕している男達を見渡して話す





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