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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第128話 狂人の殺戮者 8

「え~と、皆様こんな体勢からで申し訳無いのですが、俺はサッパリ理解が出来てないので説明とか教えて貰えると非常に助かるかな~・・・・・あとオトギさん、そろそろ俺を軽々と小脇に抱えるスタイリッシュなOLスタイル止めてくれてもええんやけどね・・・・・まあお昼にランチでも行くなら別ですけどね・・・・・」


ギーラはオトギの大きな腕と脇にガッチリ抱えられた体勢から顔を上げて話をする、相棒達は後半は何を言っているか良く分からないが・・・・・


「ハイ、ギーラ、オキタカラ、オリタイノカ?」


オトギはギーラにガッチリスタイリッシュスタイルで聞く


「えええ、それもありますが・・・・・俺も結構な大人でそれなりにプライドもありますし、まあ~ちっちゃ~いプライドなんですけどね・・・・・、いつまでもこの体勢では大人なので厳しいと言うか俺は荷物では無いというか・・・・・後、知らない2人の方にもめちゃめちゃ見られてますからね恥ずかしいというか何というか・・・・・えへへ」


ギーラはオトギのガッチリスタイリッシュスタイルのまま二人組の男達と目を合わせて恥ずかしそうに下を向く、最後は気持ち悪い笑いで頭を右側の2本の腕の指先で同時にポリポリ掻いている


「ハイ、ワカッタ、ギーラオリタイナラ、オトギ、オロス」


オトギはそう言うとヒョイっと最後にお姫様抱っこの体勢にして一瞬満喫してからストンとギーラを地面に立たせる、トラはその一瞬を悔しさと羨ましい表情で見ていた


「おおお、オトギ、ありがとう、けど・・・・・最後のお姫様抱っこは何かな・・・・・まあ・・・・・ええかっ・・・・・オトギのする事やしなっ」


「ハイ、オトギ、ヤサシイ、ヒトダスケモスル、ヤサシイ」


オトギはギーラは分からない謎の人助けアピールを忘れずに添えて答える


「・・・・・それじゃあ、理解出来て無い俺に説明してく・・・・・・・・・・」


ギーラは謎のアピールは一旦放置する


「ニャ、その前にニャ、ギーラ、その涎塗れで汚くて終わっている顔をニャ、どうにかして欲しいニャ、ただでさえニャ、汚くて終わっている顔なんだからニャ、周りに迷惑なんだニャ、その汚くて終わっている顔はニャ、百害あって一利無しなんだニャ」


ギーラが地面の感触を実感して説明を求めようと話しをするとシルキャドがギーラの顔を指を指しながらヤレヤレ声で力強く話を途中で遮って天然毒舌を吐き出す


「えへへ、そ、そ、そ、そうですね・・・・・えへへ・・・・・」


ギーラは気持ち悪い笑いを連発してシルキャドの言葉に泣くのを必死で我慢してからローズメルファに手渡された布で顔を拭き始める、その時にさり気なく堪えきれない涙も誰にも分からない様にソッと拭いていた


「え、え、え、え~と、それでは誰か教えてもらえらしゅから」


ギーラの動揺はまだまだ止まる気配を見せずに噛みながら聞く


「それでは私が説明させて頂きますわ、ギーラ」


「はい・・・・・頼みます・・・・・」


ローズメルファが声を上げてギーラは動揺をおもっいっきり引きずりながら小さな声で答える、部外者の細身の男と髭の男に会話が聞こえない所まで場所を移動する事にする


ローズメルファはギーラに説明する、スグラアゼースの酒場でギーラが酔いつぶれてから<狂人の殺戮者>の2人組に偶然出会いギーラが皆殺しにする事を思い出しシルキャドに尾行させてすでに酒場の2人組は情報を聞き出してから始末してた事を、それからトラとオトギが話を引き継いで何度か相棒達が聞き返したり脱線をしたが説明を続ける、トラ達がローズメルファに言われて待っているとそこの細身の男と髭の男の2人組がトラ達の所にやって来て少し会話をしてからその先でオオカミ獣人に襲われてレーンアイルの「ギーラ、喜ぶ」の一言で助けに来て今の状況だと、それからローズメルファが話を変わり<狂人の殺戮者>を始末した後戦闘の気配がして近付くとトラとオトギがオオカミ獣人達と大暴れしていて通行の邪魔だったので追い払ったと話を終える


「なるほどね、分かったよ、確かに少し前にそんな奴らを皆殺しにした事があったな~、それでローズメルファとシルキャドが始末した2人組の<狂人の殺戮者>の男達からどんな情報を聞いたの?」


ギーラは少し<狂人の殺戮者>達の事を思い出してシルキャドショックから素早く立ち直りローズメルファとシルキャドに聞く


「はい、始末を最後にした方が生きておられてる時に聞いた情報ではこの森を抜けた小さな集落に今は拠点を張っておられるみたいで、本体では無いみたいですがあの方達が所属していた仲間達の団が滞在されてる様ですわ、人数は20名程で前の隊長は先日魔物の群れに1人の所で囲まれて襲われて亡くなられた様で今は副隊長のテレンサーというお名前の方が指揮を執られてるみたいですわ」


ローズメルファが酒場の2人組の情報を話す


「なるほどね、それで一つ気になったんやけど?ローズメルファは酒場の2人組の1人は情報を聞き終えたらアッサリ殺したのね・・・・・?」


「はい、皆殺しがギーラのお望みだと聞いていましたので、情報を聞けばあの方は殺す事に決めていましたわ、うふふ」


「うん・・・・・そうだったね・・・・・俺が言ったんやからね・・・・・」


「ニャ、しょうがないからニャ、私が教えるニャ、最後はニャ、ローズメルファが指であの男の額をトンッと突いてボンって吹き飛ばしてニャ、私が同時に背後からこの剣でニャ サクッと首を掻っ切ってやったニャ、完全に殺したからニャ、ギーラはニャ、全然落ち込む事は無いんだニャ、ニャハハハハハハハハ」


シルキャドは嬉しそうにローズメルファとの同時の共同作業の殺しを喜んで、ギーラが酒場の残りの1人が確実に死亡した事を心配していると勘違いして空に向かって顔を向け両腕を腰に添えて大笑いをしている


「なるほど・・・・・まあしゃーないね、ヨシッ、今までの事は分かったからレーンアイルとホワイトアイルを迎えに行ってから森の先の集落に集まっている<狂人の殺戮者>達を皆殺しにしに行こうかな」


ギーラは気合を一つ入れてレーンアイルとホワイトアイルが待っている場所に移動を開始する


「あの~お兄さん達質問があるのですがお聞きしても宜しいでしょうか?」


ギーラが後ろを振り返るとローズメルファが今まで少し離れた場所で待っていた細身の男と髭の男の2人組に声を掛けていた












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