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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第124話 狂人の殺戮者 4

<狂人の殺戮者>の2人組の男達は大きな森に続く1本道を少し酔っ払ってフラフラ千鳥足で歩いている


「しかし、人や獣人誰もいね~な」


「あ~あ、折角暇つぶしで殺してやるって言ってるのにな」


「ま~あ、さっきの町で酒を飲めて女遊び出来ただけでも良しとするかな~」


「けどな何だか物足りね~な、酒、女、殺しがワンセットだからな~」


「けどな、人や獣人がいなけりゃ殺しは出来ないからな、まあ今回は我慢だな」


「あ~あ、そうだな、仕方がね~な」


2人組の男達はそんな会話をしながら大きな森の中の入って行く






「それでは皆さんはあの方々に見つからない様にしていて下さいね、私がお話を聞いてきますので」


ローズメルファは男達を捕らえられる距離まで近付いて集まった相棒達に話す


「ニャ、分かったニャ、・・・・・ローズメルファがそう言うならニャ、任せるニャ」


シルキャドは一瞬「私が行くニャ」と言い掛けたがローズメルファのいつもの笑顔だが何かを察して素直に頷く


「「「ワカッタ、ローズメルファ、ハナシスル」」」


涎塗れで気持ち悪い顔のギーラを嬉しそうにお姫様抱っこするトラと、その嬉しそうなトラを羨ましそうに見てエアーお姫様抱っこをするオトギは素直にハモリながら答える


「・・・はい・・・」


レーンアイルはホワイトアイルを胸の前で抱きしめて小さな低い声で頷く


「皆さんありがとうございますね、それではあの方達に色々聞いていますので、少しの間お待ち下さい、それでは行って参ります」


ローズメルファはそう言うと男達の所に歩き出す








「あの~お兄さん達、少しお聞きしたい事があるのですが少しお時間は大丈夫ですか?」


ローズメルファがニコニコ笑顔で男達に背後から声を掛ける


「あっ、何だお前」


「お前はさっき酒場にいた女だな?、何か様か?」


男達は振り返り酒場で隣に座っていたローズメルファを思い出し少し警戒をして腰に携える剣のグリップに手を添えながらローズメルファを上から下まで見て聞き返す


「はい、お兄さん達にしか聞けない事なのです」


「それでその綺麗なお姉さんがこんな場所で俺達に何を聞きたいんだ?、それにお前は1人なのか?、さっきの酒場では他にもいたはずだが?」


男達の1人がローズメルファの長い赤い髪に露出度が高い白い肌で大きく胸元が空いた赤いワンピース姿にニヤリとして聞き返す


「はい、私が1人でお話を伺いに参りましたそれと相棒達には他の場所で待って頂いております、それで聞きたい事は先程酒場でお兄さん達が<狂人の殺戮者>の方々だとおしゃっていたのでお話を聞きたいと思い呼び止めさせて頂きましたわ」


「あっ、俺達は<狂人の殺戮者>のメンバーだが、それがどうした?」


「はい、少し前に私は直接は関係しておりませんが、私のリーダーがあなた達の<狂人の殺戮者>の方々と少し揉めたみたいでその時にあなた方を皆殺しにすると決めたみたいで、ですからお話を聞いて他のメンバーの方達の場所を教えて頂こうと思いましてね、うふふ、あっ、それとその時に揉めたメンバーの方達は皆殺しにはさせて頂いたみたいですわ」


ローズメルファはニコニコ笑顔で正直に話しをする


「なんだと?じゃガーズン達を殺ったのはお前達の仲間なんだな?」


「へえ~、それで俺達が素直に仲間の事を話すと思っているのかこのクソ女」


男達は剣のグリップに添えていた手から強く握り締め直して切り替えて聞く


「ええと、ガーズンさんかどうかは私は分かりませんし、仲間達も皆殺しをした話の中にガーズンさんのお名前の事は話をしていなかったのでお名前は聞いていないし私には分かりませんわ、ですからガーズンさんかどうかは私には分かりませんね、ごめんなさいね、うふふ・・・・・それとやはりお仲間の場所は素直には教えて頂けませんよね、それでしたらどちらかのお兄様の御1人がお話を私にしたくなって頂きたいと思います」


ローズメルファはギーラ達は前回<狂人の殺戮者>達を皆殺しにした時にガーズンの名前を出していなかった事を少し考えて思い出しニコニコ笑顔の口を少しだけ大きくして話を終える


「ほお~、それでどうやって俺達に話をさせるつもりなんだ」


「出来るもんならやってみな、俺もを殺しをしたかったからな丁度いいかもな、それに綺麗なお前の死体なら満足出来そうだからな」


男達は鞘から剣を抜いてローズメルファに構える


「そうですわね、私も最初からこれが一番早い方法だと思っていたので、うふふ」


「ウオオオオオオオオオオオ」


「死ねやあアアアアアアアア」


ローズメルファが話し終えた瞬間に男達が叫びながら同時に切りかかって来る


「あらあら、元気な方は嫌いじゃありませんが、うふふ」


ローズメルファはニコニコ笑顔のままでそう言うと男達の1人の真上からの頭を狙って振り下ろす剣ともう一人の横腹を狙った剣の刃を左右の腕の人差し指と中指で真剣白刃取りで難なく受け止める


「「「何だと」」」


男達はローズメルファの二つの指で挟んだ真剣白刃取りに同時に驚く


「うふふ、それでは始めさせて頂きます」


ローズメルファはそう笑いながら話すと人差し指と中指に少し力を入れて男達の剣の刃を綺麗に真っ二つに折るとローズメルファの横腹を狙って来た男に素早く近付くとゆっくりと額の真ん中に人差し指と中指を2本揃えて一瞬で根元まで突っ込んだ後にニコニコ笑顔でいる


「この方を先に殺させて頂きました、次はあなたの番ですね、うふふ」


ローズメルファは2本の指を男の額に突き刺した状態ですでに絶命した男の足を地面に引きずりながらもう一人の男に向かって歩き出す、もう1人の男は一瞬の出来事に呆然として歩いて来るローズメルファと額に指が刺さっている男を目だけで交互に見ている、ローズメルファは男に向かっていつものニコニコ笑顔だった







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