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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第122話 狂人の殺戮者 2

「それでですね、まだまだお隣の<狂人の殺戮者>のお二人もお酒を止める雰囲気もありませんし、こちらのギーラも起きる雰囲気もありませんのでもう少し様子見をしましょう」


ローズメルファが話す


「ニャ、それからニャ、どうするのかニャ、ローズメルファ?」


「はい、とりあえずお二人が町の外に出なくては何も始まりませんので、町を出るまでは監視と追跡をしたいと考えます」


「ニャ、なるほどニャ~、分かったニャ」


「はい、それでですね、お二人が動き出したらシルキャドに監視と追跡をして頂いて町の外に出たら報告をして頂けると助かりますね」


「ニャ、なるほどニャ~、やっぱりニャ、そうなるニャ、トラとオトギは無駄に体がでかいだけでゴハンを大食いするだけだしニャ、レーンアイルとホワイトアイルはまだまだ子供とただの動かない役立たずだしニャ、ギーラはこんな状態でニャ、論外中の論外でついでにアホだしニャ、ローズメルファはニャ、・・・・・まあ怒らすと怖いからニャ・・・・・まあいいニャ、結局ニャ、私が一番可愛くて頼りになるという事だニャ、分かったニャ、ローズメルファ、私がバッチリあいつらを監視と追跡をしてやるからニャ、任せるんだニャ~」


シルキャドは相棒達を見渡しながら頭の中で思った事を何のフィルターも通さずに素直に吐き出してから、ウンウン縦に首を振って満足してから最後に親指を立ててOKサインを作りながらローズメルファに話す


「「・・・・・・・・・・」」


トラとオトギは感情の無い目と表情でシルキャドを見つめる・・・・・


「・・・ホワイトアイル・・・大丈夫・・・役立たずじゃ無いから・・・大丈夫・・・」


レーンアイルはホワイトアイルの耳元で囁いて励ましている、ホワイトアイルのガラスの目が少し悲しさで曇ったのは誰にも気付かれ無かった・・・・・


「うふふ、それではお願いしますねシルキャド」


ローズメルファはニコニコ笑顔で返す


「ニャ、後ニャ、ローズメルファ、2人組のあいつらがニャ。町の外に出てからニャ、どうするニャ?」


「えええ、そうですわね、まあ状況次第ではありますが、出来る事ならあの方達を追いかけて本隊もしくは<狂人の殺戮者>のメンバーの方々がたくさん集まる所まで隠れたり私達が見つからないように案内をして欲しいのですが、それが不可能と判断した場合はあの方達にお尋ねして連れて行って頂くのもいいかもしれませんね」


「ニャ、2人組のあいつらニャ、連れて行ってくれるのかニャ~?」


「えええ、それは大丈夫ですわ、町の外なら色々な方法でお尋ねする事が出来ますからね」


「ニャ、どうやってニャ、聞くんだニャ?」


「うふふ、それは簡単ですわ、例えばあの方達の体に私の指で穴をゆっくり1箇所ずつ開けていけば何でも答えてくれる筈ですし、それか私の<呼び寄せ>で召喚してあの方達のお1人だけに無残に死んで頂いたら残りのお1人も喜んで連れて行ってくれる筈です、それにお二人を簡単に殺してから<呼び寄せ>で召喚した方にお話を聞いて頂く事も出来ますからそこは安心して下さいねシルキャド、最終的には<狂人の殺戮者>の方々はギーラのお望みが皆殺しですから簡単に行くと考えられますわ」


ローズメルファは表情を一切変えずいつものニコニコ笑顔で説明をする


「ニャ、やるニャ、ローズメルファ、やり方は任したニャ」


「ウン、ローズメルファ、スバラシイ、ソレカンタン」


「ハイ、オトギ、イツデモ、テツダイスル、ローズメルファ」


トラとシルキャドとオトギは大きく頷きながら賛成している


「・・・私達は黙って付いて行こうね・・・ホワイトアイル・・・それに早く慣れようね・・・」


レーンアイルはホワイトアイルの耳元に囁きかけている






それからしばらく酒を飲んで隣の2人組を少しだけ気にして楽しんでいて、ローズメルファとレーンアイルが酒樽を2つ完全制覇したぐらいに隣の2人組が動き出す


「お~い、親父~勘定だ」


2人組の1人が酒場の主人に声を掛ける そして2人組は顔を真っ赤にして足を少し揺らしながら金を払い酒場から気持ちよさそうに出て行った


「それではシルキャド、宜しくお願いしますわ、私達はこの酒場か宿屋でお待ちしていますわ」


ローズメルファが2人組が出て行くのを確認してシルキャドに話す


「ニャ、任せるニャ、それじゃあニャ、行って来るニャ」


シルキャドは椅子から滑らかに立ち上がると笑顔で頷いて酒場の扉を抜けて町に出る


「ニャ、2人組のあいつらニャ、いったいどこに行くのかニャ~、早く町の外に出ないかニャ~」


シルキャドは2人組の男達からある程度距離を離して両手を頭の上に乗せて少し楽しんで独り言を話しながら追跡を開始する、男達は仲良く肩を組んで少しフラフラ千鳥足で歩いている


「おい、今から何処に行くんだ?」


「あ~あ、今からは何も決めてね~~~、がははははははは」


「そうかそうか~、がははははははは」


「まあな、もう少しはこの町で遊べる時間があるからな何か楽しめるだろう~」


「そりゃそうだ、この町は何でもあるからな~、何とかなるな~」


「「がははははははは」」


2人組の男達はシルキャドに追跡されている事もまったく気付かずに酔っているので大きな声で会話をして最後は何が楽しいのかシルキャドは分からないがハモリながら大きな声で笑っている、それから男達は小声で顔を付き合わせて話し合いニタニタ笑いながら町の外れに密集している歓楽街の遊郭に向かい一つの建物に入って行った


「ニャ、何かの建物に入ったニャ、これは暇になるかもニャ」


シルキャドは回りをキョロキョロ見渡しても歓楽街なのでシルキャドが気に入る店や物が見つからず、シルキャドの横を通る町の人達が歓楽街で女の子が1人でいる事を変な目で見て通り過ぎる


「ニャ、みんなが何かニャ、ジロジロ見てくるニャ・・・・・気持ちが悪い奴らだニャ、町の中じゃ無かったらニャ、こいつら全員ニャ、サクッと殺してやるんだけどニャ、水浴びと屋台の為だからニャ、我慢してやるけどニャ・・・・・そうだニャ、あそこに行ってみようかニャ」


シルキャドは町の人達の視線にイライラしたが、町の中では暴れられない事と2人組の男達を追跡する事がローズメルファにお願いされて頼りにされているのが第一と思い少し考えてから近くにある建物と建物の間の路地に入り人の気配をが無い事を確認をして「消える消える消えるニャ」と呟いてから<透明化>をする、それから男達が入った建物の正面にあるこれも遊郭だがその建物の屋根に物音一つ鳴らさずに素早く登り体勢をゴロンと横にして腕で頭を支えて楽な姿勢で2人組の男達が建物から出てくるのを待つ事にした

















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