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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第119話 酒場

「・・・・・・・・・・」


ギーラとローズメルファが雑談してその真ん中で歩くレーンアイルがホワイトアイルを胸で抱き抱えている、ギルドの用事を済まして外に出て町の中を進んでいるとギーラがフッと無言のレーンアイルに気付く


「ん? どうしたレーンアイル?」


「・・・はい・・・珍しい人たちやお店が・・・たくさんで・・・もの凄く・・・嬉しいです・・・」


レーンアイルはボソボソと小さな途切れる声でギーラにはまったく嬉しさ感が察知出来ないがいつもと同じで少し下を向き顔の表情を変えずに嬉しいと話す


「へえ~ 嬉しいんやね、しばらく町の中をブラブラするから楽しんでね」


ギーラはレーンアイルを見ながら「ムズッ レーンアイル 喜怒哀楽ムズッ」と一瞬考えたが大人なので顔の表情は一切変えずに答える


「ところでレーンアイル 何か欲しい物とかありましたか? 何か欲しい物があれば遠慮などは大丈夫ですからいつでもおっしゃってくださいね」


ローズメルファがニコニコ笑顔でレーンアイルに話す


「・・・はい・・・分かりました・・・何か欲しい物が・・・見つかったら・・・その時は・・・お願いをさせて貰います・・・」


「ええ もう私達は仲間ですからね 遠慮などは無用ですしいつでも好きな時におっしゃって下さいね」


「・・・はい・・・」


そんな話をしながらギーラとローズメルファは雑談をして歩きレーンアイルはホワイトアイルを強く抱きしめながら町の人や店の従業員と視線を合わさない様に遠慮をしながら町の中を見て歩く






「ニャニャニャニャニャ これはニャ また私は仲間外れだニャ」


シルキャドは体を起こしながらスケスケパジャマ姿で大きな伸びをしながら部屋の中をキョロキョロしながら独り言を軽く越えた大きめな声で話す


「ニャ またニャ ギーラ達がニャ いないんだニャ いっつも冒険が終わってニャ 私が起きるとニャ 何故かいないんだニャ は~ヤレヤレだニャ」


シルキャドは睡魔に完全に負けた事を完全に忘れて完全にギーラ達が悪いと思い独り言を軽く越えた大きめな声で話す


「ニャ それじゃあニャ ギーラ達を迎えに行くとするかニャ あいかわらずニャ 自由行動が過ぎるんだニャ 困った 困ったニャ」


シルキャドは大きな溜息を吐き出しながら真面目な顔で話す


「ニャ そうと決まれば急ぐんだニャ トラとオトギ 私に付いてくるんだニャ」


トラとオトギは一瞬シルキャドの独り言に反応したがシルキャドの臭いと分かり二度寝を再開する、その真っ裸で仲良く寝ている筋肉ムキムキ兄妹を見ながらこの3人では自称リーダーなので上から命令する


「ウン ソウカ ワカッタ ケド トラ ネル」


「ハイ シルキャド ガンバル オトギ ガンバラナイ」


トラとオトギは薄目を開けてシルキャドを見てまだまだ寝る宣言をする


「ニャ それでいいのかニャ 多分だけどニャ 今頃ギーラ達はニャ あの美味しかった屋台の料理をニャ レーンアイルとホワイトアイルにニャ 教えてニャ 食べまくってる筈と思うけどニャ~」


シルキャドはお得意の妄想と思い込みで確証0の言葉をスラスラ口から吐き出す


「ウン ソレハダメダ トラ オキル ヤタイ クウ」


「ハイ ヤタイ ウマカッタ マタ クウ」


トラとオトギは120%シルキャドの言葉を信じてモンスターに襲撃された時ぐらいの素早いスピードで起き上がりベットの横に立ち上がる


「ニャ そうだニャ それでいいんだニャ だからニャ 早く着替えてニャ ギーラ達を追いかけるニャ」


「ウン ワカッタ トラ イソグ」


「ハイ ヤタイ ウマカッタ マタ クウ」


それからトラとシルキャドとオトギはいつも通りに自分達だけでは着替えられない無駄な時間をかなり過ごしてから最後は布を体に巻きつけた姿でギーラ達を追いかける為に宿屋を後にして町の中に進んで行く






「・・・ギーラ・・・あの建物は何なんですか?・・・」


レーンアイルがギーラに遠慮しながら聞く


「う~ん何かな 良く分からんからもう少し近付いてみるね」


ギーラ達はそう言うとレーンアイルに聞かれた建物に歩いて行く


「あの建物は酒場ですわね こんなお昼からかなり繁盛していて利用されている方々が多いですわね」


ローズメルファは建物の扉の上に設置されている酒の入れ物のマークの看板と建物の中から聞こえる賑やかで楽しそうな声で判断してギーラとレーンアイルに話す


「へえ~ 酒場か~ そういえばこの世界に来てから酒場は入った事無いな~ まあ俺は前の世界では酒は強い方で良く酒豪と言われてたぐらいやけどな それでローズメルファとレーンアイルは酒とか飲むの?」


ギーラはアホなのでローズメルファはともかく見た目幼い少女のレーンアイルにちっちゃい自分の自慢を入れて話し堂々と酒が飲めるかと聞いている


「そうですわね 私は嗜む程度でお酒は頂ますわ 最近はお酒は頂いておりませんが」


ローズメルファの答えにギーラは「そりゃそうでしょうね あんたは最近までめっちゃ寝てましたやん」と頭に浮かんだが大人なのでスルーする


「・・・私は・・・少し飲んだ事があります・・・その時は美味しかったです・・・」


「そうなんやね 二人とも酒飲めるんやね それじゃあこんなお昼やけど少し酒場に寄ってみる?」


「えええ 私はギーラが行くなら行きますわ それに久しぶりにお酒も嗜みたいですしね」


「・・・はい・・・分かりました・・・」


「OK~ それじゃあ酒場に行ってみよう~」


ギーラがそう言ってから酒場の建物の扉を押して中に入る 酒場はそれ程広くは無くカウンター席が数席とテーブル席が有りカウンターの中に犬族の外見で主人と思われる男がカウンターを拭きながらギーラ達を見て「いらっしゃい」と声を掛ける 酒場の中はカウンター席に1人座って主人と話しながら酒を飲んでおりテーブル席は4グループがそれぞれ酒や料理を楽しんでいる


「お邪魔しま~す」


ギーラは軽く頭を下げて空いているテーブルに座る 酒場の客達も一瞬ギーラ達を見るがすぐに会話に戻る


「いらっしゃい お客様注文が決まりましたらお呼び下さい」


ギーラ達が座りしばらくすると酒場の従業員がメニューを持って来てテーブルに置くと戻って行く


「良し 字は読めるけどメニューの書いてる内容がさっぱり分からんからローズメルファ何か頼んでもらってもええ?」


ギーラはメニューを見たが(ヤミョウオイアーム)とか(ポッポマムヤイバイレ)とかメニューの字が読めるがどんな商品が1ミリも分からなかったのでローズメルファに丸投げする


「分かりましたわ 注文は私がさせて頂きます」


ローズメルファはギーラにそう言うと店の従業員を呼んでメニューを指差しながら注文をする 少し待つと従業員が軽いツマミとギリギリまで酒の入ったコップを3つ持ってくる 


「おおお 来たな それじゃあ乾杯しよかな」


ギーラはコップを2本ある右手の上で手に取りそ~とローズメルファとレーンアイル乾杯をする


「かんぱ~いンド」


「乾杯ですわ」


「・・・乾杯・・・です・・・」


コップを優しくソフトタッチで合わせるとギーラは駄々スベリの乾杯を無かった事にする勢いで思いっきり飲む それからツマミや酒をおかわりして楽しみながら3人で雑談をしていると酒場の入り口の扉が勢い良く開いた











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