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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第109話 屋敷 9

レーンアイルはホワイトアイルの背中に隠れて2人でお揃いのドレスの端を指先で掴んで顔だけを出している ギーラ達と一緒に行動してお母様の事件を知りたいと勇気を出して話した後に隠れるようにオーラを消してギーラ達を見ながらホワイトアイルの耳元に内緒話をしている


「ねぇねぇ ホワイトアイル ギーラさんどうして私の事を様付けで呼ぶのかな・・・・・何だか嫌だな~ どうしたら良い?」


レーンアイルは内緒話のつもりだがギーラ達にまる聞こえの声のボリュームで相談している ギーラ達は雑談していたが聞いて無いフリをする、もちろんレーンアイルとホワイトアイルは気付いていない


「うん そうだね レーンアイルからおしゃべりして 様付けを止めてって言えばいいんじゃないかな?」


ホワイトアイルもレーンアイルの耳元で話をするが しっかりとギーラ達に聞こえている もちろんレーンアイルとホワイトアイルも気付いていない


「うん でも あそこでみんなでおしゃべりしてるし・・・・・私邪魔にならないかな?」


「そうだけど レーンアイルからおしゃべりしないとギーラさんは分からないと思うからタイミングを見ておしゃべりしないとね?」


「うん 分かった 私頑張る」


ギーラ達はレーンアイルとホワイトアイルの女の子とクマのぬいぐるみの内緒話を聞いていたのでレーンアイルの「私頑張る」の言葉の所で手の平を握り締め決意を固めて大きく頷いたのもギーラと相棒達は確実に分かったので芝居をする


「あ~あ みんなとの会話も終わったな~ 他に何か話すことはあるかな~」


ギーラは両手を上げて伸びをしながら素晴らしい演技を披露して少し大きな声で言う


「うふふ そうですわね 他に話すことがあれば良いですわね」


ローズメルファも何故か伸びをして素晴らしい演技を披露して話が無い事をアピールする


「ニャ そうかニャ? まだまだ話すことはあるけどニャ ベットの事ニャ どこで寝るとかニャ ベットはどこにあるとかニャ いろいろ話はあるけどニャ~」


天然は空気を読まずに不思議そうに素晴らしい演技を見る


「ウン ソウダナ モウハナシナイナ」


トラは空気を読んで続く


「ハイ ハナシ キキタイ オトギ」


オトギも空気を読む そのギーラ達の素晴らしい白々しい名演技を見ていたホワイトアイルがレーンアイルの耳元に素早く内緒話をする


「レーンアイル 今だよ ギーラさん達のおしゃべりが今中断しているから 今だよ」


ホワイトアイルがまる聞こえの内緒話で少し急かす様にレーンアイルに話す


「う、う、うん わ、わ、分かった い、い、行くよ ホワイトアイル」


レーンアイルも緊張した顔でギーラ達をガン見しながらコクコク何回も頷いて唾を飲み込んで返事をする するとホワイトアイルを先頭にドレスの端を指で摘まんだレーンアイルが顔を引きつらせ緊張しまくった姿でギーラ達の前に歩いて来る


「・・・あの・・・あの・・・ギーラさん・・・」


レーンアイルがホワイトアイルとの内緒話の流暢な会話が信じられないぐらいの小さな途切れ途切れの低い声で話し掛ける


「えっ? どうしたのレーンアイル 何か話でもあるのかな?」


ギーラはもちろん今気付いた素晴らしい白々しい名演技で最高の笑顔で聞く


「・・・あの・・・あの・・・一つ良いですか?・・・私の事・・・レーンアイル・・・様付け・・・いらない・・・」


レーンアイルがホワイトアイルの背後に隠れて顔だけを出して緊張した顔で小さな声で話す


「あ~あ そうなのね 分かった それじゃあこれからはレーンアイルって呼ぶから レーンアイルとホワイトアイルも俺にさん付けもいらないし相棒達も呼び捨てで大丈夫にしようかな?」


ギーラは2人の内緒話を聞いてから話す用意をしていた言葉を言う


「・・・うん・・・それが良い・・・それが良い・・・」


「みんなもそれで良いかな?」


レーンアイルが嬉しそうな声で納得して、ギーラが相棒達に聞く


「もちろんですわ 今から仲間になって同じ行動をするのですから 様とかさん付けとかは必要が無いですから私はそれで全然大丈夫ですわ」


ローズメルファはいつもの笑顔で了承する


「ウン ナカマ ソレフツウ」


トラもOK


「ハイ オトギ ソレデイイゾ」


オトギもOK


「ニャ 私もそれで良いニャ しかしニャ お前達ニャ さっきからニャ 内緒話の声が大き・・・・・」


シルキャドは了承してから天然なので思った事を口から垂れ流し始める


「おっ、おっ、おっ シルキャドさん ベットは ど、ど、どんなんが好きなのかな?」


ギーラはシルキャドの天然に間一髪で気付いて「シルキャドさん まだそこを突っ込むのは早いっす」の願いを込めて何とか最後まで言わせない事に成功する


「ニャ う~ん そうだニャ 私はニャ やっぱりニャ フカフカかニャ~」


シルキャドは少し考えて5秒前にした早すぎる指摘を完全に忘れて色々妄想してから答えていた


「へえ~ そうなんっすね」


ギーラはシルキャドの答えに思いっきり適当に返事をする シルキャドはギーラの適当の返事には気付かずニヤニヤしながらフカフカベットを妄想している


「・・・じゃ・・・あの・・・あの・・・ギーラ・・・トラ・・・シルキャド・・・オトギ・・・ローズメルファ・・・これから・・・お願いします・・・」


レーンアイルはホワイトアイルの背中から顔だけを出して照れた小さな声でギーラ達を呼び捨てで呼ぶ


「それじゃあ 僕もこれからはそう呼ばせてもらうね」


ホワイトアイルもクマのぬいぐるみなので顔の表情はまったく分からないが少し照れた声で話す


「うん レーンアイル ホワイトアイル 仲良くしようね」


「はい これからは思った事や気になった事もあれば何でもお話をすればギーラは聞いてくれますから 遠慮なく聞けば良いと思いますわ うふふ」


「ウン トラ マモル レーンアイル ホワイトアイル」


「ハイ コレカラナカマ オトギ ナカヨクスル」


「ニャ これで仲間だニャ 私がニャ 美しさとニャ 可愛さとニャ 強さの事をニャ 教えるからニャ 何でもニャ 私に聞くと良いニャ」


ギーラとトラとシルキャドとオトギとローズメルファが笑顔で笑い返して話す 1人の天然のセリフには当然みんな無の感情で聞き流していた それからギーラが一つ咳払いをして姿勢を正す


「はい みんな 仲間が増えたり良い事があったりめでたい事があれば何をするんやったかな? それではみんな円になってね」


ギーラは4本の腕の人差し指を1本ずつ立ててトラとシルキャドとオトギとローズメルファにビシッと指を指す


「あらあら 久しぶりのアレですわね うふふ」


「ニャ 来たニャ 待ってたニャ」


「ウン トラ スキ」


「ハイ マカセロ マカセロ」


相棒達は大きく頷いて大きな円を作ってレーンアイルとホワイトアイルそして無言でニコニコ笑っていたランカッツも円の輪に入ってもらってギーラ達も準備を完了する


「・・・えっ・・・何・・・何を・・・するのですか?・・・」


「ギーラ・・・・・みんな何をするの・・・・・」


「皆様 一体何をするのですか・・・・・分かりませんが・・・・・」


レーンアイルとホワイトアイルとランカッツは突然のギーラ達の始めて見る謎の一体感にキョロキョロギーラ達の顔を見ながら驚いて躊躇っている


「はいっ それでは拍手 パチパチパチパチパチ」


ギーラは先頭を切って拍手を始める それから相棒達もギーラに続いて笑顔で楽しそうに拍手を始める レーンアイルとホワイトアイルとランカッツは「えっ? えっ? 何? 何?」を連呼している


「レーンアイル ホワイトアイル ランカッツ 俺達はめでたい事があれば拍手するからみんなも続いてね」


ギーラは拍手をしながら言う それから少し間があったがランカッツが拍手を始めてホワイトアイルがパチパチでは無くてクマのぬいぐるみで手がモフモフなのでパフパフ音だが続く 最後に自分1人が取り残されたレーンアイルが恥ずかしそうに地面を見ながら恐る恐る拍手を始める そして拍手がしばらく続いて謎の拍手の時間が終わる


「はい それでは拍手を終わります」


ギーラが拍手終了をお知らせする それからギーラ達は拍手が終わり地面に座り雑談を始める そこでホワイトアイルからこの屋敷の窓ガラスと壁が毒の罠はレーンアイルの「・・・屋敷・・・知らない人・・・いらない・・・」のお願いでホワイトアイルが願いを叶えて毒の罠を作り出した事と、ギーラ達が窓ガラスを割って入ってそれも直したのもホワイトアイルがレーンアイルの願いで直した事などを教えてもらう、ホワイトアイルの話の時はレーンアイルはトラ、シルキャド、オトギの質問攻めで緊張してレーンアイルは聞いていなかった、それからしばらく屋敷の事などをメインにして全員で集まって雑談をしていると


「ねぇねぇ ホワイトアイル 私拍手もの凄く恥ずかしかったよ けど少し楽しいね」


「うん めでたい事があればするみたいだね 僕も拍手楽しかったよ」


「また めでたい事があれば拍手出来るのかな? 恥ずかしいけどまた拍手したいな」


「うん そうだね まためでたい事があったらギーラがしてくれるはずだよ」


「うん そうだね 楽しみだね ホワイトアイル」


レーンアイルとホワイトアイルは耳元で内緒話しているがギーラはハッキリ聞きながら「うんうん まる聞こえですが まあ喜んでくれてるなら良いでしょう はっ? これが悪口とかならどんな反応したらええんやろか・・・・・」とかをギーラは考えながら地面に座って円になりながら雑談を続けて行く








お久しぶりです 仲間が増えたので次話からタイトル変わります

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