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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第106話 屋敷 6

ランカッツがレーンアイルを3階まで呼びに行っている間


「ローズメルファ ランカッツさんに何をしたの? めちゃめちゃビビッてましたやん・・・・・」


ギーラは待っている間にローズメルファに聞いてみる


「はい あまり人様にお話する事では無いのですが・・・・・私とアンデルケス様が長い睡眠を取っていた時にギーラ達が私達の寝室に来て下さいましたでしょ 私とアンデルケス様も200年以上すべての時間を寝てる訳では無くてですね 僅かな時間ですが眠りの浅い時や起きている時間もありましてね それで私が起きていてアンデルケス様がお休みになられている時にギーラ達が来たあの時と同じ様な感じでランカッツが一人で迷い込んだ時がありまして それであの時のランカッツはギーラ達と違って殺意剥き出しで若かったのかも知れませんが血気盛んでしたわ それにアンデルケス様も良く眠られていてそのお休みに少し邪魔になりそうでしたから少し本気で相手をしてあげましてね それで両手両足の肘と膝を破壊して動けなくなった所でランカッツは土下座と言うか肘と膝を破壊していましたから土下座風のただのうつ伏せ状態で泣いて尿を漏らしながら懇願していましたが頭を踏み潰して終わりにしようとしていた所 アンデルケス様が私の力不足の不手際で目を覚まされましてランカッツの頭を踏み潰す行為を止めるように命令して頂いてからアンデルケス様の命令で回復薬でランカッツを治しました その事をランカッツは忘れずに覚えていてくれたのでしょうね うふふ」


ローズメルファはいつもと同じニコニコ顔で話す ギーラとトラとシルキャドとオトギは黙って聞いていた


「・・・・・それは忘れないでしょうね・・・・・俺なら100%一生忘れませんけどね・・・・・肘と膝を破壊されて泣いておしっこ漏らして頭を踏み潰される寸前までいった事とか・・・・・俺なら自信を持って言える一生忘れません・・・・・うん一生忘れません」


「ニャ その時はニャ ランカッツは強かったのかニャ?」


「はい どうでしょうか? 最初は頑張ってましたけど私が<呼び寄せ>を使うまではいかなかったですわね まあ後ランカッツともし何回戦っても負ける事は無いですしもちろん何回でも圧勝出来る強さだと思いますわ」


「ニャ そう言う事はランカッツは弱かったんだニャ?」


「まあ簡単に言うとそうなりますが普通ぐらいじゃないでしょうかね 私は少し本気を出しましたからね アンデルケス様がお休みでしたからね」


「ニャ 私はニャ 良く分からないがニャ ランカッツは普通という事だニャ それでニャ 動くぬいぐるみは本当なのかニャ?」


シルキャドはランカッツはローズメルファより全然弱いと判断して次に気になってた事をギーラに聞いてみる


「あああ それね 見てみないと分からないけど俺はこっちの世界に来て不思議な事だらけやからね どうやろね」


「そうですわね 私もぬいぐるみが動くのは聞いた事はありませんが 一度は見てみたいですわ」


ギーラとシルキャドとローズメルファが話してトラとオトギが黙って聞いて雑談をして時間を潰す するとレーンアイルとランカッツがふたたびギーラ達の前に奥の通路から姿を現す


「皆様 お待たせしました 今レーンアイルお嬢様をお連れしました」


ランカッツが頭を下げて隣のレーンアイルを見ながら話す 隣のレーンアイルは先程と同じ姿のドレス姿だが今回はギーラが今まで見てきたどれよりも大きなクマのぬいぐるみで洋服もレーンアイルとお揃いのドレス姿の全身が白い大きなクマのぬいぐるみを胸に抱えながらやって来る 


「ニャ 凄くて大きななクマのぬいぐるみだニャ とても可愛いニャ」


「あらあら これは素晴らしいクマのぬいぐるみですわね 大きくてお手入れも丁寧にされてますわね」


「うん これは大きいね それに着ている服はお揃いなんだね 仲良しなんだね」


「ウン スゴイナ オオキイナ」


「ハイ カワイイ カワイイ」


ギーラ達はレーンアイルが抱えているクマのぬいぐるみを見て釘付けになり喜んでいる


「はい こちらのクマのぬいぐるみはお嬢様が大事にされているお人形です」


ランカッツは嬉しそうに話す するとレーンアイルが抱き抱えていたクマのぬいぐるみを自分の隣に座らせる形で置いてギーラ達を見る


「・・・みんな・・・クマのぬいぐるみ・・・好きですか・・・?」


レーンアイルが低い声でギーラ達を一人一人見ながら照れた感じで下を向きながら話し最後に白いクマのぬいぐるみをギュッと抱きしめる


「うん みんな好きだよ こんなに大きくて可愛いのは始めて見たから嬉しいね」


「ニャ 女の子はニャ 特に好きだニャ だってニャ 毛がフカフカしてニャ 丸っこくてニャ もの凄く可愛いニャ~」


ギーラとシルキャドが返事を返してトラとオトギとローズメルファが笑顔で頷いている


「・・・そうですか・・・それは私嬉しい・・・名前はホワイトアイル・・・」


レーンアイルは白いクマのぬいぐるみを見たまま嬉しそうに名前を教えてくれる


「へえ~ レーンアイル様の名前と白いクマのぬいぐるみだから名前がホワイトアイルなのかな?」


ギーラは聞いてみる


「・・・うん・・・そう・・・」


レーンアイルはまだ照れて小さく頷きながら答える


「はい そうで御座います お嬢様が物心が付くまでは名前は無かったのですがお嬢様がご自分でホワイトアイルと名前を付けられました」


ランカッツも嬉しそうに話す それからレーンアイルとホワイトアイルの話をしばらく続けて行く


「それで ホワイトアイルは動くんだってね? ランカッツさんから聞いたよ 本当なの?」


ギーラは下を向きっぱなしであまり話をしなくてたまにチラッとギーラ達を覗き見して黙ってギーラ達の話を聞いていたレーンアイルに聞きたかった事を聞いてみる


「・・・うん・・・ホワイトアイル・・・動ける・・・」


「へええ~ やっぱりそうなんだね それでね少し聞きにくいんだけど・・・・・これもランカッツさんから聞いたんだけど・・・・・え~と お母様の姿が変わって・・・・・それで村の人達を食べ始めてしまって・・・・・それでレーンアイル様に襲い掛かって来た時にホワイトアイルが助けてくれてお母様を倒して消した事は本当なの?」


ギーラは聞きたかった事をレーンアイルに聞いてみる 相棒達は黙って話を聞いている


「・・・うん・・・お母様変わった・・・お母様じゃ無くなった・・・私凄く怖くなった・・・それでホワイトアイルにお願いした・・・ホワイトアイル助けてくれた・・・」


レーンアイルは小さな低い声をより小さくしながら話す


「そうか ホワイトアイルが助けてくれたんだね それでどうやったらホワイトアイルは動くの?」


「・・・うん・・・今も動いてる・・・今は黙ってみんなの話を聞いている・・・」


レーンアイルはホワイトアイルに向いて頭を撫でながら話す


「えっ? そうなの まったく分からなかった」


「・・・うん・・・ホワイトアイル・・・動いてお話するよ・・・」


「そうなんだね もし良かったらホワイトアイルと話をしてみたいけど、どうかな?」


ギーラがレーンアイルにそう聞く レーンアイルはホワイトアイルの頭を撫でながら耳元で「ホワイトアイル・・・今おしゃべり出来る・・・みんながおしゃべりしたいって・・・おしゃべりは今大丈夫かな?」とレーンアイルの囁きがギーラ達の耳にも届いて来る





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