第4話 エロい二人
お互いにドキドキした授業を終え、二人共精神的に疲れてしまった。
しかし、そんな僕達を面白そうに観察していた人間がいた。
「うふふふ、二人共、初々しかったよ〜♪」
授業後に池野が、精神的に疲れた僕達に、そう言ってからかった。
それを聞いた、僕と道中は赤くなって俯いた。
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それから時間も過ぎ、三時間目になった。
三時間目は体育であり、着替えたら体育館に集合である。
ちなみに、この学校の体育の授業が独特のシステムになっていた。
なぜなら、クラスでの女子(そう言う扱いである)の数が極端に少なく。
2クラス合同どころか、1年合同しても一クラスの人数にすら、はるかに届かない。
また女子だけ、1年合同でやろうとすると、時間割の調整が大変なので。
仕方なく、男女混合の授業という形になっているである。
・・・・・・
着替えは、男子が教室であるが、女子(そう言う扱いである)は人数が少ないので全学年共通の更衣室で着替えるのだ。
男子の方が着替えが早いので、すぐに体育館に集合した。
そうして体育館で集合したら、男子が数人のグループに固まり、話をしていた。
まだ、道中達は来ていない。
「おい優一、対象生はまだ来ないのか?」
「そりゃ、一応女だもの、着替えに時間が掛かるじゃないの?」
僕もクラスの男子3人程で固まって、話をしていた。
ちなみに、”対象生”とは、”女子扱い対象生徒”の略で。
女子として扱う生徒を指す、一種の校内での俗語であった。
「「「パタパタパタ」」」
僕達がそんな事を話していたら、その対象生5人がやって来た。
その中で、道中の姿を見かけると、向こうも僕を見つけるなり、こちらに小走りでやって来た。
その道中の後を、池野が同じ様に付いて来る。
「優一くん、少し着替えに、時間が掛かっちゃった」
そうして僕の目の前に止まると、舌をチロリと出しながら、そう言った。
その道中の可愛らしい仕草を見て、僕はドキリとする。
”あいつは元男、あいつは元男”
思わず動揺した僕は、そう言って自分に言い聞かせていた。
当の道中の姿は、この学校指定の体操服で。
紺のショートパンツに、肩から袖に掛けて、一年を表す緑のラインが入った半袖を着ている。
その体操服を来ている道中の胸は、巨乳と言う程でも無いが。
それなりの大きさがあり、それが体操服を押し上げていた。
セーラー服の状態でも、細い腰と、それとは対照的に大きい尻も目立っていたが。
体操服になると、それがより際立って目立ってしまう。
また、ショートパンツから出ていた太股も、色白で、ムッチリとして、とても魅力的であった。
しかし、注目するのは。
道中が履いている、ショートパンツである。
道中が履いているショートパンツは、女子用のショートパンツなのだ。
女子用は男子用と違い、玉が無いのでダブついてる必要が無く、ピッチリ密着しているのが特徴である。
「お、おい、道中・・・。 お前、モッコリしてないぞ!」
・・・つまり、僕が言いたい事は、そう言う事だ。
一緒にいた男子の一人が、それに気付いたのだろう。
動揺しながらも、そう言った。
「あ〜ら、失礼ね。
私と美咲は、もう手術をしたから、そんな物はありませ〜ん。
だから、戸籍上も女性になってま〜す」
そう言ったのは、道中の後ろにいた池野だ。
と言う事は、すでに性転換手術をしていたのか・・・。
だからなのだろうか、ホルモン療法だけで、あんなとても元男とは思えない、女性らしい体型になったとは考えられない
思い返すと、最初に出会った所でスカートの中が見えた時(第2話参照)、中がモッコリしてなかったなあ。
だから、あの時、本物の女の子と勘違いしたんだよ。
「じゃあ、その胸も・・・」
と、別の男子が、そう言うと。
「そう、中にパッドどころか、豊胸手術もしていない、正真正銘の天然物だよ〜♪」
そう言いながら、池野は自分の両胸を持ち上げるように持った。
その光景を見た、男子たちが”ゴクリ”とツバを飲んだ。
男子連中の反応を面白そうに見た、池野は、道中の後ろに回りこみと。
今度は、道中の胸を後ろから鷲掴みにすると、揉みだした。
「もちろん、美咲のオッパイも天然物だよ〜♪」
「いや〜ん!」
そう言いながら、道中は身を捩らせる。
「・・・ゴクリ」
そのエロい光景を見た、その周囲の男子は更にツバを飲んだ。
「ふふふっ、やっぱり、美咲のオッパイは大きくて、揉み心地が良いなあ」
「あ〜ん、いやっ! 瀬知、やめて〜」
池野は、そんな周囲の男子を無視し、道中の胸を揉み続け。
道中は、池野に胸を揉まれて、悶えている。
それは、誰がどう見ても、本物の女子高生がジャレ合っている様にしか見えない。
しかし、その周囲の男子連中は、その光景を唖然として見続けていた。
中には、無意識の内に、少し前かがみになって腰が逃げてる男子もいる。
僕も、エロい光景を繰り広げている二人をガン見していた。
”おい、この二人は、元男だぞ!”
心の中で、そんな風に自分を叱咤するが。
リアルで、女の子がジャレ合って、エロい事をしているのを見た事が無い僕は。
そんな事をしている二人に、目が離せなくなっていた。