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二章 手掛かり、消失編


      ∴      ∵


 優雅に、気品に、上品に。そんな上流階級の人達の気持ちが溢れた目覚め。

 昨日のような、学校があるなどと寝惚けた間違いを今日はしません。 いつもより優雅にベッドを降り、いつもより気品にカーテンを開け、いつもより上品に携帯の時計を見たら、深夜からのメールが六通。深夜からの電話が十件。まぁ、ストーカー?

 私は深夜の気持ち悪いほどの愛を呆れた慈愛の心で許してあげようと女神の如く返信をしてあげようとしましたが、そこでふと、思い出します。

 そういえば、今日は深夜とお出かけする予定でした。

「…………」

 現在時刻、お昼近くの十一時半。

 約束時刻、十時。

 昨日と変わらぬ、慌ただしい朝が来ました。


 朝食を早急に終らせ、例え待ち合わせに遅れても食事を怠るなんてしません。何故なら遅れてしまった時間は取り戻せないので、急いでも同じだと開き直ったからです。身支度をいつもの三倍の速度で終らせ、それでも急いじゃう私は彼氏想いでしょう。そんなことを想い心を落ち着かせながら落ち着かないまま家を出ます。本当は優雅に気品に上品に歩いて行きたかったのですが、現在時刻十二時。合計二時間、深夜との待ち合わせからずれています。時計が進んじゃっています。困りました。不良品ですこの時計。というか遅刻。現実には遅刻という故障です。油断しました。学校がないから、目覚ましをセットし忘れて起きれないなんて、屈辱です。

 全力ダッシュの駆け足で待ち合わせ場所まで走ると、前方につまらなさそうに空を見上げている深夜が見えました。私は途中で走るのをやめ、適当に髪や服を整え汗を拭くと、優雅に歩いていきます。近くまで行くと深夜も私に気づき、いつもなら笑顔で挨拶をし手を握ってくるのですが、今日は無表情で私を黙って見つめてきます。……あら、少し、怖い?

 深夜の前まで来ると、私は気品に溢れた挨拶を試みました。イメージは清楚。深層のご令嬢といった感じです。声にもお嬢様然とした佇まいを滲ませます。これで深夜は許しちゃう戦法です。なんてちょろいのでしょう。

「ごきげんよう、深夜さん」

「…………」

「心が狭い男は……」

「…………」

「ご、ごめんなさい!」

「……よし」

 とても上品までいけませんでした。いや、私が悪いのは解っているのですが……本当に無表情の無口って怖いです。クールって難しい。しかし、クッ……私が深夜如きに謝るなんて!

「燈莉、反省していない事を考えてないか?」

「何を言ってるのかしら深夜さんは。私は間違ったことを間違っていると声高々に指摘する人間ですよ? その私が間違っているなんて事があるわけないじゃないですの」

「という事は、自分は間違いを認めないって事で、俺の指摘が合ってるって事だよな」

「…………」

「…………」

「今日の深夜、鋭いネ!」

「それで許されると思うなよおおお!! チクショウ可愛いいいなあああもうううう!」

 普段はしない片目をつぶり首を少し傾け、人差し指を顔の近くまで持っていった可愛さアピールが効いたようです。ふぅ……照れます。こんな恥ずかしいことは二度としたくないです。

 やっと許してくれたようで、深夜は溜息を吐きながら言います。

「全く、今日はどうすんだ? 最初の予定通り、安西さんを訪ねてみるか?」

「いえ、予想外に時間が遅れてしまったので、どうしようか考えています」

「遅れた原因を見つめてみる。ジー」

「遅れた原因? 何処でしょう? キョロキョロ」

「絶句」

「勝利」

 深夜が信じられないモノに出会った驚きの表情を浮かべていますが、ツチノコでも見かけたのでしょうか。私は驚きに固まる深夜を引っ張り、手を握った際走ってきたので汗ばんでいるのを忘れて握ってしまい、離そうとしましたが深夜が離してくれません。指と指を絡ませ握ってきます。叫びたいです。痴漢と。

 そんな気持ちを遅刻の感情から許してあげ、別に汗ばんでるとか何も言わないけど深夜は下心満載の手の握り方を許してあげることにし、当初の予定を強行するべく駅に向かいます。

「これから安西さんのところに行くのですが、恐らく、大学に行けばいるでしょう」

「大学教員って、休みあまり関係ないらしいからな。勉強熱心というか、なんというか」

 今日、安西さんに会いに行くことになったのは、連絡があったからとか、どうしても気になることがあったからなんて、確固たる理由があるわけではありません。ただ、こんなにも簡単に話が進んでしまうと、私達が持っている手札の中に、ニーニーを探す手段としてあるのが安西さんだけということになるのです。本当は、あの人には会いたくないのですが……他に手がない以上、仕方ないです。

 ただ、あの男と会うなら気をつけなくてはいけません。直感でヤマ勘ですが、安西さんは、何か隠しています。それも、ニーニーについて、何か知っている。それを今日、確かめる為に会いに行くというわけです。

 駅に着き、電車に乗ると、また混んでいて座ることはできませんでした。まあ三十分の辛抱です。その間に、安西さんと何を話すか、考えをまとめておきましょう。

 今回、連絡もいれずに行くのは、何の準備もさせない為。

 不意を打って隙を突く。下手に連絡をして、何か準備をさせたら……何を準備する、と聞かれたら答えられないのですが、嫌な予感は止まりません。大抵嫌な予感というのは当たるもので、先生に問題をささないでくれと願っている時に限ってさされてしまいます。それと同じで、同じでいいのでしょうか? まぁ同じということで、安西さんと会うのだって、妥協の妥協の末。ただ話を聞くだけなのですが、用心に越したことはありません。およそ三十分程度揺られ、駅に着くと、そこは昨日行った山の駅よりも遥かに都会でした。まあ大学があるような駅ですから、学生をターゲットに店が集まるのでしょう。でも農場系の大学だったら、広大な敷地が必要だから周りに店はないかもしれない、などと下らない無駄話を深夜としながら、大学までの道を交番で聞き、早速向かいます。十分程度歩いていると、大学生らしき人達とすれ違うのが多くなってきました。今日は休みなのに、学校があるのでしょうか。サークルや、部活でしょうか。

 やはり高校とは違い、大学とは、小中高とは隔絶に切断された場所。

 角を曲がり、さらに二分ほど歩くと、目の前に大きな橋が現れ、その先に安西さんのいる大学が見えてきました。大学の校門まで来ると、高校生の私達にとって未知の空間。

「なんだか、大学って感じがしますね」

「ああ、なんかいいなー」

 単純で何の捻りもない深夜の感想ですが、頷けます。高校と違い、一種の別空間の気配もしてきました。校門らしきところは開放的なのに、随分と線引きがあります。境界が敷かれている。

 大学の空気に圧倒されながらも、私達は中に進んで行きます。今見える範囲で建物は五つ。どの建物が何に使われるのか解りませんが、これを見ただけでも高校とは全然違う。あとで学食でも見てきましょうか。うちの高校は学食がまずいのですが、大学はどうなのでしょう。暫くうろうろとさ迷い、一つの建物で受付らしきところを見つけると、早速安西さんの居場所を聞く事に。少し不審を含ませた調子で答える受付のお姉さんに、私は安西さんから貰った名刺を渡します。名刺を受け取りじっと見つめ、お姉さんは誰だか解ったのか、教えてくれました。

「ありがとうございました」

 私は丁寧にお辞儀をし、深夜のところまで戻ります。聞いた内容を説明し、目的地を伝えました。深夜は少し先の建物を指差して言います。

「あそこが13号館みたいだ。早く行こうぜ」

「ええ、じゃあさっさと行きましょうか」

 私と深夜はなんの気負い、少なくとも深夜は不安も心配もなく、13号館へと足を伸ばします。七階建ての13号館。休みのせいか、あまり人がいませんでした。建物の一階部分はロータリー的な場所で、ソファーやトイレといった通路がありますが、他に部屋らしきものなく、エレベーターが一台と階段がありました。ちょうど一階に下りて来ていたエレベーターに乗り、お姉さんから聞いた階数である七階を押すと、エレベーターがゆっくりと動き出します。

 もう、止まらない。

 もう、止まらない。

 鉄の箱は規則通り、こちらの望んだ階につきました。

 七階につき、エレベーターの扉が開くと―――目の前に安西さんがいました。

「っ!?」

「ん? ああ、やあこんにちは」

 思わず仰け反ってしまい、一歩後ずさってしまいます。まるで来ることが解っていて、先回りして待ち構えていたのかと、そんな考えが過ります。安西さんにとっても私達との早すぎる再会には驚いたようで、けれどもにこやかに挨拶してきました。

「もしかして、昨日の友達の事を聞きに来たのかな?」

「……ええ、そうです」

「うん解った。それじゃあ僕の部屋で待っててもらえるかな。僕はこれをコピーしてこなきゃならないからさ」

 安西さんは右手に持ったプリントを見せました。恐らく、授業か何かで使うのでしょう。部屋の場所を聞いて、右手の一番奥の部屋だと教えられました。深夜は相変わらず、安西さんに何の警戒心も持っていませんが、私は油断なく彼の行動を監視し観察し、安西さんがエレベーターに乗り、扉が閉まるまで背中を見せませんでした。視線を外しませんでした。

 私と深夜は安西さんに言われた右手の一番奥の部屋まで行くと、一応ノックをして、誰もいないことを確認してから入ります。室内は意外に広々としていました。予想では、色々な書物が山積みされていたり、様々な荷物が放置されていたり、そんな凄い部屋を想像していたのですが、ここは普通の人と同じ位、綺麗な部屋です。でも逆に、あまり大学の先生という印象からは遠い気がします。

 それに、やはりこの部屋も、安西さんに似ていて、気分が、悪くなる。

 部屋にはソファーが一対に、デスク、パソコン、あとは資料の棚が沢山並んでいました。私は興味がないので、立って待っているのも疲れそうですし、ドアの近くにあるソファーに座ることにします。代わりに、深夜は好奇心がそそられたようで、男の子らしいと言えばいいのでしょうか、棚の中の本や文献の背表紙を眺めています。深夜は放っておき、安西さんがいないうちに手掛かりとなるものがないか、部屋を見回して、見回すと言っても特に何もないのですが、その中でも、デスクに目が止まりました。一旦座ったソファーから立ちあがり、デスクへ向かいます。デスクの上は、書類は綺麗に揃えられ、ちゃんと分類してあるのが解ります。下手に触らない方がいいでしょう。混ぜてしまうと、きっと大変なことになると思いますし、戻せるか解らない。勝手に手を出していた事がばれるのは、マズイ。

 そこで、椅子の陰に何か、ありました。あれは……シャベル?

 そこには昨日、安西さんが山で背負っていたリュックサックがありました。恐らく、家に帰らず、昨日ここに一度よって、荷物を置いていったのでしょう。いつもここに置いてあるのでしょうか。リュックサックは土で汚れていて、この部屋の綺麗さと比べると、やや目立つような気がします。だから、椅子の下に隠していたのかもしれません。シャベルにも泥が付いていて、どうやら昨日使ったあと洗わなかったようです。何気なくシャベルを持ち上げてみると、意外に重いですが、山を登る時には邪魔にならないでしょう。持ち運べるように畳めるようですし、使い勝手はよさそうです。

 そこまで考えて、引っかかりました。

 ……なんでしょう?

 シャベルを一度置いて、デスクを見てみました。デスクはやはり綺麗で、使いやすそうなだけです。周りの資料が入っている棚を見てみました。深夜が棚から取り出したらしく、一冊の本を読んで立っていました。ここも不審なところは、ない。ということは……。

 私はもう一度、シャベル見てみました。シャベルは折りたたみ式で、長さが調節できるタイプのようです。持ち手のところと、刃の部分を引っ張ると、大き目のスコップにもなるし、花壇などを弄る場合は、小さいまま使えるという利点でしょう。

 いや、違う。そういうところじゃない。

 シャベルの性質―――そんなの不思議に思わない。

 シャベルの形―――そんなの不審に思わない。

 じゃあ、なんでしょう。本当は、解っていたのかもしれません。ただ、認めたくなかったのでしょう。シャベルの刃の先端を見つめます。泥に塗れたシャベルは、何故か先のところだけ、色が少し違う。

 黒い、ような。

 暫く考え、私はシャベルをリュックサックに戻すと、部屋に入ってきたドアを見つめました。いえ、部屋のドアを見つめたのではないのかもしれません。ただ、あの先端についたものが、私には解ってしまった。勘違いかもしれなく確証なんて一切ないけれど、それでも解ると思い込んでしまいました。

 だから、この部屋の唯一の出入り口。安西さんがこれから入って来るドアを、見つめる。 シャベルの先端に付いてた物。

 それは、恐らく、多分、きっと、あれは――――

                     ―――人間の、血です。


      ∴      ∵


 安西さんに部屋で待っているように言われ十分程経ちましたが、安西さんが戻ってくる様子はありません。いくらコピーをしてくるといっても、遅すぎるような。深夜はまだ書棚を見ています。しかし、あのシャベルについていた、血らしき物。あれは、一体どうやって付いたのでしょう。動物を叩いた。自分の足に引っ掛けてしまった。などなど。

 それかあるいは、あのシャベルで、人を殴った、とか。それとなく、本人に聞いてみるしか、ないようですね。素直に話してくれるかどうかは、別として。さて、穏便に聞けるかどうか。どうやって安西さんに話を聞きだそうかと思案していると、ドアが開きました。

 最初、入ってきたのは安西さんかと思いましたが、どうやら違うようで、入ってきたのは大学生らしき女性の方でした。まあ、大学なのですから当たり前です。お姉さんは、私と深夜を見て、なんでいるんだ、という不審な目を向けてきました。

「貴方達、ここで何してるの?」

「安西先生に、ここで待っているように言われたんですが」

「何処の学部? 一年生?」

「いえ、私達はここの学生じゃなくて、ただの知り合いで」

「…………」

 お姉さんは私と深夜を訝しげに見ると、無言で踵を返し、出て行こうとしました。私はその背中に向かって、尋ねます。

「何か言伝はありますか?」

「え?」

 意外なことを言われたように、お姉さんは声をあげました。

「安西先生に、会いに来たのでは?」

「……ええ。でも、いいわ」

 険しい表情を浮かべて、お姉さんは出て行きました。

 深夜が、持っていた本を棚に戻し、話しかけてきます。

「今の、生徒さんかな?」

「そうでしょう。ノックもせずに入ってきましたね」

「でもさ、大学生って感じで、美人だったなー」

「へー。深夜はああいうお姉さん系が好きでしたか。これは迂闊でした。では、私もこれからはお姉さん系でいきましょう」

 デレデレと鼻の下を伸ばす深夜。私は彼女なんですから望めばやってあげます。

「何お姉さん系って?」

「ちょっと、気安く話しかけないでくれます?」

「それ違わないか!?」

「ジュース買ってきて。勿論、深夜の奢りで」

「お前のお姉さんはヤンキーなの!?」

 まあ今のお姉さんは、用事があって安西さんに会いにきたんでしょうけど、私達がいたせいと安西さんがいなかったせいで出て行ったのでしょう。待っていればいいと思うのですが、見知らぬ男女と一緒に待つ気はなかったようですね。特に気にすることはないです。

「それにしても、安西さん、遅くないか?」

「ほほう、あの鈍感で鈍重な深夜が、そこに気づきましたか。これは凄い進歩ですね」

「そんな無理に邪悪そうに微笑まなくても……」

「ちなみに、深夜の進歩とは、今までお風呂で髪から洗っていた人が、体から洗うようになったくらいです」

「進歩!? それは進歩なのか!?」

「髪は体を洗っている時の湯気で毛穴を広げた方が、汚れが落ちやすいのですよ?」

「でも折角体洗ったのに髪の毛の汚れがまた体に付くような……」

「だからもう一度体を洗うのです」

「二度手間だ!?」

 それにしても安西さんは客を待たして、何をやっているのでしょう。全く。しょうがないですね。まあ、突然来たわけですから迷惑だったのかもしれませんが。

 と、そこまで考えた時、


――― き ゃ あ あ あ あ あ ! ! ―――

 

             ―――女性の悲鳴が、聞こえました。

「!?」

「な、なんだ!?」

「し、深夜!」

「どうした!?」

「なんか事件って感じでドキドキしちゃいました!」

「不謹慎だなおい!」

 そんなふざけた会話をしましたが、単純に場を和ませるジョークのようなもので、私は駆け出しドアを開け、廊下に出ました。すると、エレベーターの方で、先ほどのお姉さんが座り込んでいました。私と深夜はお姉さんの傍まで行きます。お姉さんは、開いているエレベーターを凝視していました。

「どう……して……」

 困惑気味に、茫然自失といった感じに呟くお姉さん。私と深夜が近づき、お姉さんに声をかけようとした時、開いていたエレベーターのドアの、中が、見えました。

 エレベーターの中には、誰もいませんでした。

 ただ、誰も乗っていない代わりに、人形が倒れていました。

 煌々と照らされて、口元から紅の液体を流しています。

 胸には紅に輝く液体が流れて、真紅の色が付いています。

 少し、あまり嗅ぐことのない匂いが、します。

 赤い、匂いが。

 私と深夜は、エレベーターから、眼が離せません。

 何故か解らないですが、離したら、いけないような気がしたのかもしれません。

 しかし、所詮はエレベーターです。エレベーターは人を上から下に、下から上へと運ぶものです。いつまでもドアが開きっぱなしでは、危なくて仕方ありません。

 エレベーターのドアが、閉まりました。

 お姉さんは震えていて、身動き一つしません。

 他の部屋から、先ほどの悲鳴を聞きつけて何人か出てきました。皆さん何があったのかと、私達の方を見ています。

 私は、ゆっくりとエレベーターに近づき、『下』のボタンを押しました。

 エレベーターのドアが、開きます。

 中には、やはり誰もいません。

 ただ、エレベーターの中で、かつて人だったものが、胸から血を流し、首だけこちらに向け、仰向けに倒れていました。

 後ろで悲鳴が聞こえました。

 振り返ると、出てきた何人かが、お姉さんに訳を聞こうとしたのか、近寄って、そのせいで、エレベーターの中を見ることになったみたいです。

 私はそんな人たちを放っておいて、ドアが開き続ける為にボタンを押したまま、またエレベーターの中を見ます。

 ―――エレベーターの中には、安西さんの死体がありました。


      ∴      ∵

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