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R-3

ゲートを抜けると、エポリックの街の中央広場に出た。

時間は10:15分、そこには千人単位のプレイヤー達がいた。

知り合い同士で固まっているプレイヤーもいれば、一人で周りを眺めているプレイヤーもいる。

一つ言える事はプレイヤー達の喧騒で、広場はかなり騒々しい。

俺が出てくるまではな!


少し細めのひょろっとした少年が出てきたのだ。

アバターも使わず自分の外装をつかって、パンツ一丁で!

近くにいたプレイヤーの一人が俺に気づいて驚愕する。

俺が歩くたびに道が割れる、まさにモーゼの十戒だ!

そのまま街の外まで出る少年を見送りプレイヤー達は思った。

【変態】と・・・




覚悟はしていた!だが、実際にしてみるときつい。

最低でも数百人のプレイヤーに見られたのだ。

くそっゲームなのにやたらリアルな涙が出てくる。

だが、俺は進む!もう取り返しがつかなくなっちまったんだから!!




ゲートを抜けると其処には広大なテレース高原が広がっていた。

かなりの絶景、俺は意味がないにも拘らず屈伸運動をしてからアキレス腱を伸ばす。

準備万端、行くぞ!

俺は気合を入れて走り出すのだ。さぁイベントの開始だ!!






走り出して5分、周りにはプレイヤー達がモンスターを狩っているので、まだ一度も絡まれていない。

たまにプレイヤーが此方を指差すがもう慣れたぜ!(心が麻痺したともいう)

ズンズン走っていく、途中プレイヤー達が戦っているのは【ゴブリン】や【スライム】などまさに雑魚!な敵ばかり。

流石に最初のマップだ、敵も弱い。

しかし俺はさらに弱いのだろう・・・気分はとても柔らかいメタ○スライムだ。



さらに10分ほど走っていると流石にプレイヤー達もみなくなる。

さて、ここからが本番だ、気合入れていくぜ!


出来るだけ敵を避け、多少遠回りしても絡まれ無い様に走る。

だけど人間完璧には行かないもんだ、一匹のゴブリンに絡まれた!

逃げる、追いかけてくる、前方不注意!3匹のゴブリンさん追加でーす!


走り出してから30分、今では40匹近いモンスターに追いかけられている!

モンスターたちにも足音は勿論ある、それが40匹ほど。

ズドドドドドドドドドドドドドドドという地鳴りは、はっきり言ってめちゃくちゃ怖い!


「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお」


気合の声を出してもスピードは変わらないのだが、そうでもしなければ心が折れそうだ。


暫く走っていると何処からか同じような音が近づいてくる。

モンスターの地鳴りのような足音が。


ズドドドドドドドドドドドドドドド


俺のほかにもいたのだ!あんな噂を信じて走る馬鹿が!

俺はシンパシーめいた物を感じてそのプレイヤーに近づく、向こうも此方に気づいたようだ。


そこに奴がいた、友人A、東堂院公彦が!!

三段腹を左右に揺らし現れた!

青いビキニブリーフで・・・


ご感想お待ちしております>w<


評価やお気に入りしてもらえると有難いです>w・ノ


次は深夜0時ごろに投下~

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