第8話 妹とデートその3
海岸の中俺はいた。そこは小さなときに父さんに連れていってもらった事のある小さな小さな海岸。
その海岸の砂浜に立っているのは小さな少女その首には小さな小さな真珠のネックレスをつけていた。
顔から腹から色んな場所の痛みを感じて俺は目を覚ました。
そこは、公園だった。雲一つない晴天で公園内では小さな子供たちがわいわいと遊んでいる。
「何時間俺は気を失ってたのだろう。確か奈々葉に蹴られて気をうしなったんだよな。っかなんか柔らかい枕だな〜。っか公園に枕なんてあったっけ?」
それが何か確認するために体を起こしてみた。すると、
「あ、起きた?」「なんだ。奈々葉だったのか!………ってええぇっ!?」
「な、なによ!」
「な、奈々葉がひざ枕してくれてたのか!?」
「そ、そうだけど?」
あぁなんて俺は勿体ないことをしたんだ!もっと寝ときたかったぞ!
「とりあえず奈々葉。」
「なに?」
「もう一度やってくれないか!」
ゴリュッ。
「うわぁ!足をかかとで踏むな!しかもヒールだから足に!足に刺さる〜!」
「うっさぃ。この変態ナルシスト。」
「最近なんか暴力おおいべ?」
「とりあえず行きましょ。」
「見事にシカトですか!そうですか!」
「はぃ優にぃは黙ってついてくる。」
「はい………グスン。」
俺これでも主人公なのになぁ………
「ここ、ここ!」
奈々葉が指差して向かっている先は………へ?ランジェリーショップ?
「優にぃ早くぅ〜!」
ま、まさかね!
「ここランジェリーショップだよな?」
「そうだよ!ここに買いたい物があるんだぁ〜」
おぃおぃ。兄ちゃん理性が保てなくなっちゃうぜ!
奈々葉がてくてくとあるいて向かった先には小さな一角にある小さな店に入った。そこは、
「小さな巨人……フェイウォンの店?」
そこはランジェリーショップの一番端っこにある小さな小物ショップだった。
……なんで?
「ここの店主はちょびっと変態だけどいろいろと小物が揃ってるの!」
「いらっしゃい!おや?奈々葉様、ようこそいらっしゃいました。」
「またきたよ変態!」
「フェイウォンちょっと悲しいです。」
「まぁいいや、行こっ!」
「おや?彼氏様ですか?これは始めまして、私はこの店の店主フェイウォンと申します。」
「俺は彼氏じゃなくて兄弟です。」
「そうでしたか。ん〜男にしては勿体ない可愛さですな。」
「優にぃはこれでいいの!とりあえず来て!」
そういって連れてこられた場所は………
「かわえぇ…」
「でしょ!優にぃかわいい物好きだったから買ってあげる♪」
「マジで!?じゃ遠慮なく。」
10分迷いに迷って買ったのは、犬と猫がじゃれている小物と、イルカがサーファーとじゃれている小物にした。
「あれ?値札がついてない?フェイウォンさん!」
「それですか。それなら二つで百円です。」
「へ?安すぎません?」
「貴方なら大切にしてくれると思ってその値段をつけさしてもらいました。ついでにこれも差し上げましょう。」
差し出して来たのは小さな真珠のネックレスだった。これはさっきの公園で見た夢に少女がつけていたネックレスと一緒のものに見えた。




