第1話:朝
最後まで読んでいただけると幸いです。
チュン、チュン。
小鳥が朝日を浴びて鳴き出す。
「う〜ん……」
それを聞いて嫌々起きる少年がいた。その少年は起きて自分を鏡で見る。
「うん。今日もバッチリだな。」
「なに鏡を見てニヤニヤしてんのよ!朝っぱらから!」
「何だ。奈々葉か。」
「何だとは何よ。このナルシスト!」
「それはビミョーに傷つくぞ?」
「うっさぃ。ロリコン。」
「だから人の部屋に入って来て兄ちゃんをいじめるな。」
「まぁいいや。優にぃご飯だって。」
「わかった。」
一様読者に説明しよう。
俺は木ノ下優祐。清流高校の2年生でもちろん男だ。
身長は160センチぐらいで髪は黒で顔立ちは女っぽい何とも普通な高校生だ。
それからさっき部屋には行ってきた奴は木ノ下奈々葉。同じ清流高校に通っている1年生だ。もちろん妹でもある。身長は俺と一緒ぐらいかな?顔はまぁまぁかわいいほうでモテるほうだ。どこまでも真っすぐ綺麗な明るい赤の髪が僕と全く違ってる。そして誰に似たか分からないが物凄い口が悪い。というか毒舌なのかな!どれだけいじめられたことか………
まぁこんな感じですね。
そんな事考えながらしたにおりる。
「あらおはよーん♪優ちゃん♪」
出た親バカ。
「……おはよう。」
「あら!挨拶してくれるなんてママさん感激♪♪」
「挨拶しないと泣いて、何で挨拶してくれないの!ママさんの愛情が足りないのね!じゃあ愛のチューで♪はいおいでチュー♪とかいってるだろ!」
「あらぁん♪ばれちゃった!てへっ(笑)」
「てへっじゃねーよ!!」
「まぁまぁ二人とも!時間が無くなるよ!」
この人は木ノ下麗子。年齢は永遠の二十歳らしい。それだったら俺を産んだとき3歳ということになる。はっきりいってギネスのるから嘘であろう。それと子の家には禁句がある。それは………
「おばさん」
である。もし聞こえたりしたら明日の朝日が見えないことであろう。とにかく怒ったときは恐いのだ。
「それでおふくろ。朝ごはんは?」
そしておふくろは、
「あ・た・し・よ♪♪」
「さて奈々葉行こうか。」
「まってぇ!ママを置いていかないで」
「うわぁぁ!おふくろ半分脱げてるって!」
「だって朝ごはんは私!食べちゃって!」
「逃げるぞ奈々葉!」
俺と奈々葉は慌てて家を出た。