greengod&fieryprince〜碧の神と火の王子〜
一方、陸は………………………………………。
「おい……。まだ、つかないのか?いくらなんでも、もう1時間は歩いてるだろ………。」
「そおぉ?僕、浮いてるから疲れないし、そもそも疲れたと思ったことないからわかんないや。」
「……………おまえ。いい加減にしないと火あぶりにして炭にするぞ!」
「わわわ…………。それだけはご勘弁を。……でも、さすがだね。錬王子は火の魔術師だったから。」
「おいおい…………。ここの世界には魔術師までいるのかよ。」
「いるっていっても……………………………………。花蓮姫は光の魔術師、夜闇は、闇の魔術師、錬王子は火の魔術師で三人しかいなかったけどね。」
「三人かよ。…………でも、すごかったんだな。錬王子って。」
「まあねぇん。」
「……………その言い方はやめろ。気持ち悪い。」
「はーい。ごめんなさーい☆」
「……………だからやめろって言ってるだろ!」
「わわわ。マジでキレちゃった。ごめんなさい!だから、炭にするのはご勘弁を…………!」
「それでよしっ!」
(偉そうなこといって…………。)
「…………おまえ、顔にかいてあるぞ。」
「へ?なにが?」
「しらばっくれるのかよ…………………………………。まあいい。先を急ごう!」
「イエッサー!!」
こうして、再び香奈の捜索を再開するのであった……………………………。