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時とともに・・・・・・・・  作者: ラッキーライン
戻り出した時間
6/13

followprince〜追いかける王子〜

「錬王子!錬王子!しっかりしてください!」

蛇穏の声が聞こえる。なんでだろう。頭が痛い。ズキズキと痛む頭を気にしながら俺は目を開けた。

「錬王子!目が覚めましたか!」

「蛇穏、ここは…。」

「城の中です。」

「そうだ!香奈は!?香奈はどうなった!」

「花蓮姫はただいまわれわれが捜索しております。」

「そうか。…………香奈、大丈夫だよな?」

「わかりません。相手はこの世界を滅亡させかけた夜闇だからのぅ。」

「なんだ、その夜闇っていうのは。」

「花蓮姫と錬王子を引くさき、この世界を滅亡にみちびいた闇の化身ですよ。」

「そんな奴じゃあ危険じゃないか!俺も探しに行く!」

「お待ち下さい!錬王子は夜闇が放った麻酔針を受け、倒れた時軽い脳震盪を起こしております。ここは、われわれにまかせて…………。」 「なに言ってるんだ!香奈は、香奈は俺が守るって決めたんだ!だから、俺も行く!」 俺はベットから立ち上がりドアへ向かった。少しふらついたが大丈夫そうだ。

(香奈、香奈は俺が必ず助けるからな………!) 俺は外へ向かって走り出した。








はあはあはあ…………………………………………………………………………

俺はさっきからあてもなく走りまわっている。香奈の手がかりがないためいくあてがないのだ。

「くそう!どうしたらいいんだ!」

俺はちかくにあった木に蹴りをいれた。

『痛いなぁ。だれだよっ!僕の足を蹴ったのはぁ!』

どこからともなく小さい少年の声が聞こえた。

「だれだ!だれかいるなら出でこい!」

『出てこいじゃないよ。いるもん。お兄さんが気づいてないだけ!』

俺は急いで周りをみた。しかし、周りにはだれもいない。まさか…

「木か?」

『まあ、当たりにしてあげるよ。僕はやさしいからね。正確に言うと、森の神、名前は碧。よろしくね、お兄さん!』

「んで、あんた俺になんの用だ?」

『うーん。お兄さんが探してる人の居場所を教えてあげようと思って…………』


俺は、木の言うことを信じて聞いて見ることにした。

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