№3princss.princeescape〜姫と王子の逃亡〜
「はあはあはあ。ちょっと!!陸待ってよ。」
「なんだよ!このじいさん怪しいだろ!!」
「だけど・・・・・・・・。」
「いいからいくぞ!!」
「きゃあ!!」
「まってくださいまし!!みなのもの花蓮姫と錬王子をおいかけるのじゃ!!」
ここは、異世界のどこかの国の城の庭。今私は、蛇穏という変なおじいさんから逃げている。陸にお姫様だっこされて。
「陸!!降ろしなさい!!いくら私が走るのが遅いからってなにもお姫様だっこしなくてもいいじゃない!!」
「いやだ。おまえは、俺がまもるんだから。」
「はあ?なにいってんの!おろしなさ~い!!」
こうして、私は陸にお姫様だっこされたままなんとか蛇穏からにげきった。
「ねえ、なんかみんなさけてるような・・・・・」
いま、私たちは街にいる。だが・・・・・・・・・街の人々が私たちが通る道を開けている。
「なんだよ。しんせつなやつらじゃねえか。」
「だけど、なんかみんな『花蓮様、錬様ようこそいらっしゃいました!!』っていってるけど。」
「うーん。もしかしてあながちあのじいさんのいうことしんようできるかもな。」
「だから、いったじゃない!!ああもう!ちょっと街の人に聞いてみる!!」
私は陸から離れて街の人に花蓮姫と錬王子のことについてきいてみることにした。
「あの~~~。花蓮姫と錬王子について聞きたいのですが・・・・・・・。」
やさしそうなおばさんがいたので聞くと、
「あら、花蓮姫様ではないですか!お会いできてうれしいですわ!………でも、何故自分たちのことを?……あ!いいですわ。おしえてさしあげましょう。」
と花蓮姫と錬王子のことを話しはじめてくれた。
「花蓮姫様はこの国の姫でした。とてもかわいらしい姫でしたの。そして、錬王子は隣国の王子で花蓮姫にお似合いな王子でした。しかし、あるものの手によって世界は闇につつまれたことによって二人は、異世界に行ってしまいました。」
「そうですか・・・・・。ありがとうございました。」
私は、ていねいにお礼を言うと陸のもとへ向かった。
「陸!やっぱり蛇穏の話は本当だったみたい。」
「マジかよ!ていうことは、俺たちは王子と姫で恋人だった。んで、異世界に飛ばされちまったわけか・・・。」
「でも、蛇穏・・・・なにも恋人だったからといって同じベットに寝かせることはおかしいとおもうのよねぇ。」
なに?!俺と香奈、同じベットで寝てたのか?くそう。チャンスを逃した。寝ている間なら・・・・・・ってなにを想像してるんだ!!落ちつけ!
「へえ・・・・・・・・。」
「なんで私があんたなんかと寝なくちゃならないの。」
「あんたなんかとはなんだよ!」
俺は、おまえのことが気になってしかたないっていうのに。まあ、そんなことは今は恥ずかしくて言えないけど。
「まあ、早く城にかえりましょう。」
「ああ。」
俺達が足を進めたその時!
ガサガサ……………
『お姫様はもらってくよ。錬王子。』
頭に響く少年の声がすると同時に俺は気絶してしまった。
「待ってくれ、香奈…………。」
どうもラッキーラインです。まずは、謝罪。夏休みだというのに、執筆が進みませんでした。すいません。基本、ケータイだと最新しずらいのでパソコンを使っているのですがついつい動画を見てしまって…………。次回は、早く最新できるようがんばります。
では、また次回!