duel~決闘~
「いくよ!錬王子!」
いよいよ、試合が始まった。花蓮姫は、錬王子と見事なれんけいを見せた。しかし、夜闇も負けていない。闇のパワーとはここまで強いものなのかと錬王子と花蓮姫は同時に思う。
「ふっ。僕は君達と違ってひっそりと力をたくわえていたからね。」
夜闇が余裕な一言を言う。
「ふんっ!私達だって記憶を取り戻した時に一緒に力がもどったから負けないわよ!」
「ああ!俺達は、最強コンビとして結構名が通ってるからな!」
花蓮姫と錬王子も余裕の一言。いったい、どちらがかつのであろうか………………………………………………………………………………………………。
「「はあ、はあ……。」」
花蓮姫と錬王子は肩で息をしている。だいぶ長い間戦っているので疲れがきてしまったらしい。
「な…なかなかやるな…………。」
夜闇も、疲れを見せはじめている。
「錬王子、いくよ!」
「ああ!」
花蓮姫と錬王子がとなりどうしにならぶ。
「「神よ!太陽よ!我らは光と炎の使い手!我らに力を授けよ!」」
「なっなに!」
花蓮姫と錬王子が呪文を唱えると、二人の手には紅い炎の剣と光輝く短剣が握られていたのだ。
「ならば、こちらは………………。闇よ悪魔よ!我は闇の使い手!我に力を授けよ!」
呪文を唱え終わった夜闇の手に握られていたのは…………漆黒の闇の剣だった。
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」
まず、夜闇と錬王子が切りあう。
「光よ!我らに勝利を与えよ!!」
花蓮姫が、短剣を空に放り投げる。すると、短剣が光に包まれて錬王子の持っている剣に吸い込まれた。紅い炎の剣が紅く光が輝きだした。
スパンッ・・・・・バタッ
切られた夜闇が倒れた。
「ふ・・・・・。結・・局・・僕の・・負けか・・・。」
サアーと夜闇は溶けだし砂になって消えてしまった。
「勝ったのね、私たち・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ああ。・・・・・・・なあ、花蓮姫。結婚式やろうとしてだめだったよな。」
「そうだったわね・・・・・・。というか、錬王子口調が変わったんじゃない?」
「そうだな・・・。まあ、俺は陸であり錬だからな。」
「そうね・・・・・。結婚式やり直してもらえるように頼みましょう。」
こうして、二人は無事夜闇を倒し結婚式の約束をしたのだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。