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【3章終了後に修正予定】黄昏のイズランド  作者: カジー・K
第1章 出立編 -水竜が守護する地-
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第19話 旅立ち、荷物持ちのアンリ


「結局、大人たちの誰も見送りに来ないしっ!」


「俺達のことを信用してくれてるって思えばいいんじゃねえか? 大人として見てくれてる、ってさ」


 千草のぼやきに、まぁまぁとなだめるようにエドガーが応じた。


 それはどうかしら、とばかりに「ん~」と美涼が唸り、視線を集める。


「でも実際、旧暦じゃあたし達もまだ未成年だった訳で。大人たちにとって都合のいいように、大人扱いされる時と子供扱いされる時があると思わない?」


「あ~……はじめて「あなたももう大人なんだから」って言われたのは中等の頃だったっすね~」


 と、幼馴染組の中で唯一、法改正された新暦においても未成年のままである千草が同調した。


 蓮はその話には加わらず、幼い頃からずっと見続けてきた、白猿湖(はくえんこ)を無言で眺めていた。


(今日でメロアラントともしばらくお別れか)


 いや、大人達からは「もしも帰りたくなったなら、いつでも帰って来ていい」とも言われているのだが。


 一応、統治者側にはこれから帝国との雲行きが怪しくなる現状を鑑み、蓮たちを避難させておこうという思惑があるのだろうということで、そう簡単にホームシックに負けるつもりはない。


 むしろ、外の世界に旅立てるワクワク感で蓮はいっぱいだった。



 ――蓮が実家を訪れてから、三日が経過していた。


 黄昏の時代(ラグナエイジ)六年、七月二十三日。


 この日こそ、蓮たち幼馴染組がいよいよ旅に出る日だった。


 現在地は蛍光院(けいこういん)領の南端。


 アラロマフ・ドール王国の首都を目指す蓮、千草、エリナは、まず隣国であるレピアトラ国の隅をなぞる様に歩き、それから空白地帯を縦断することになる。


 レピアトラ国の内部に深く入り込まないようにするのは、そこに住む人々と、その背後に存在すると思われる災害竜テンペストをいたずらに刺激しないために他ならない。


 どこの国にも属さない空白地帯とは、すなわち危険地帯である。


 どうしてそのような領域が生まれるのかと言えば、それは一重に地形が原因である。


 この時代の文明レベルでは、民間に広く普及するほどには乗り物の類が存在せず、道路も殆どの国において整備されていない。


 容易に山々を越えることができない関係上、国境は基本的に山に遮られる形で、自然と決まるものなのだった。


 それに対し敦也、美涼、エドガーが目指すのは工業国家デル。


 そちらはまずオールブライト領側の隣国であるイーストシェイド公国に入国し、そこから竜信仰の国ガイアの西端をなぞる様に歩き、デルを目指していく。


 直接危険地帯に足を踏み入れることにはならないが、こちらもガイアの民を刺激しないようにする必要があるし(別に危険思想を持つ民族という訳ではないが)、山々に遮られているとはいえ、西には紛争地帯が広がっている。


“危険種”の魔人がこちら側に侵入してくることは決してあり得ない話ではないため、旅の護衛が必須であることに変わりはない。絶対の安全など存在しないのだから。


 もっとも、今この場に敦也たちを護衛する傭兵たちの姿はない。


 敦也たちは先に出発する蓮たち(というより千草をだろうか?)を見送るために蛍光院領に留まっていただけで、護衛を務める傭兵らはオールブライト領の方で待機しているからだ。


 敦也組に雇われた傭兵たちは総勢六名にも及ぶらしく、全員がAランクらしい。蓮としては「え、めっちゃ手厚いじゃん」と思わざるを得なかった。


 もっとも、蓮たちを護ってくれるガーランドとビルギッタの二人は、恐らく向こう側の傭兵六名が束になっても勝てない実力者だと思われるため、文句など無いのだが。


 それに付け加えると、ガーランドとビルギッタというSランク傭兵二人の他に、もう一人新しい人物が加わっていた。


 服装は黒ではない。故に、≪黒妖犬(ブラックドッグ)≫の正規メンバーと言う訳ではない。


 が、その人物が加わることによって、特に依頼料金が増すようなことはないらしい。


 旅の護衛を円滑に進めるためのサポート役として、ガーランドとビルギッタが自己判断で雇った荷物持ち(ポーター)、ということになっている。


 作曲家が大作を作る際に、依頼人から受け取る予定の報酬の一部を分割して支払うことで、自分には扱えない楽器の音を専門の演奏家に提供してもらう、みたいなイメージだろうか。なぜ音楽業界に例えたのかは謎。


 荷物持ちがいることで、傭兵らは装備重量を軽く抑え、いつでも戦いに対応しやすくなる。冒険において、生存確率を大きく高めることができる手段の一つだ。


 そうした出費を惜しまないことも、Sランクを獲得するに至った理由の一つなのかもしれない。出費をケチった結果死んでしまっては、次も何もないのだから。


 その役職名を聞いただけだと、素人からは「弱そう」などと思われてしまいがちだが、蓮の目はその人物もまた“戦える側”の人間だと言っていた。


「ガーランドさん、荷物はこれで全部ですか?」


「あぁ。……すまんな、今回は例の方法で荷物を運ぶことを許可してやれそうもない」


 身長は蓮より少し高いくらいで、威圧感を感じない程度。というより、その人物が纏う雰囲気は穏やかの一言に尽きる。


 例の方法とは何だろうか? と蓮は疑問に思ったが、話に参加している訳でもなし、企業秘密の可能性もあると考え黙っていた。というか、盗み聞きするような形になってしまっていることに罪悪感すら覚える。いや、ガーランドと青年には特に声量を抑えようという意思が見られないので、聴かれても問題ないのだろうが。


「仕方ありませんよ。今までが楽をしすぎてたくらいですから」


「そう言ってもらえると助かる」


 本来であればつり目がちな造形からは気の強そうな印象を受けそうなものだが、その人物が浮かべる柔らかな笑みに丁寧な口調は、白い肌とくすんだ金髪から受ける第一印象すらも、早々に覆すほどのものだった。


 肩口ほどで切りそろえられた髪は天然のくせ毛なのか、あちこちに捻じれ、広がっている。


 元々の目つき以外は、美青年と表現してもいいほど整っており……いや、その表情によって威圧感が廃された結果、つり目すらもキリっとしたプラスの印象を与える。


 さぞかし女性にモテるのだろう。大多数の人間からモテることにあまり興味のない蓮でさえも、少々嫉妬を覚えてしまうほどのイケメンだ。


 シンプルな白いカッターシャツを着用し、迷彩柄のアウターを腰に巻いている。下は紺色のズボンで、かなり厚底のブーツを履いているのが分かる。そのブーツの分を除けば、身長は蓮とそう変わらないのかもしれない。一見すると、武器の類を携帯していないようにも見えるが……。


 ――荷物持ちの男性は、アンリと名乗った。


(帝国人……なんだよな? 何でこんなに柔らかいオーラを出せるんだ……)


 蓮も不思議に思っている。帝国らしい肌と髪の色に、黒い瞳。


 口調のせいでそうした印象を受けやすいこともあるのかもしれないが、とりあえず年齢はガーランドよりも若いと見てまず間違いないだろう。


 黒目は別に帝国人の特徴という訳ではないが、現代においてはよほど高貴な血族でもなければ、他の民族の血が混ざっていて当たり前だ、不思議なことでもないだろう。


 体付きは華奢にしか見えないのだが、背中にはアンリ自身の胴体三つ分にも迫ろうかという横幅に達するリュックが背負われている。


 それだけに留まらず、両手にこれまた巨大なキャリーバッグを一つずつ引いている。丸くなれば、大の男でも入れそうだ。それぞれ、男性用の着替え、女性用の着替えなどに分けて詰められているらしい。傭兵組だけでなく、蓮たちの荷物の多くもそこに収納してもらっている。


(見た目の割に怪力すぎるだろ……)


 というか、今はまだ旅が始まってもいない訳で、とりあえずリュックは地面に下ろしていてもいいのでは? と蓮は思う。荷物持ちとしてのプライドがそうさせるのだろうか?


(無限の体力かよ。……もしかして、ただの人間じゃないのか?)


 蓮が見たところ、アンリという人物からもほんのりと魔法的な気配……≪クラフトアークス≫のようなもの感じる。抑えようとはしているようだが、分かる。≪クラフトアークス≫を身に付けているからといって、必ずしも人間ではないという訳でもないが。


 ただの人間として生を受けた者であっても、蓮たちのように龍から祝福を受ける……ことは異例中の異例だとしても、魔物や魔人の血肉を喰らうことで、異能の力に目覚めた例は多い。


 それらには血なまぐさいイメージが常に付きまとう上、国によっては故意にそれを為そうとする行為は、禁忌に指定されてもいる。本人が望まぬままに人ならざる力に目覚めてしまった場合、それを秘匿しようすることにも別段不思議はない。蓮もまた、それを積極的に暴こうとは思わなかった。


 ただ、筋力と言えばいいのか持久力と言えばいいのか、とにかく人並み外れた性能をしているらしい青年を見て、


(もしかして()()()()……ってやつなのか?)


 と考えた。


 千年近く前、初代金竜が人間界を発展させるために創り出したという、オーロスという魔人。


 金竜人とでも言うべきそれは、純粋な者こそすぐに消えたと言うが、その力は交わった人間の血筋に受け継がれているという。


 アンリという青年がオーロスの血を引いているというのであれば、類まれなる力を持っていることにも頷けると考えたのだ。


 どうも聞くところによると、怪力の荷物持ちであるアンリにしょっちゅう協力を要請していることも、≪黒妖犬≫の二人が依頼人から高評価を受け続けている理由の一つらしい。


 その多くの荷物の中には目隠しの役割を果たす仕切りや、掃除道具などまで完備されている。


 確かに男女混合の旅路においては、着替えやトイレを円滑に進める為のケアがあるに越したことは無いだろう。女性側が高貴なお嬢様であるなら、尚更だ。


 蓮も正直、そこまでは頭が回っていなかった。


(男女混合のクランって、マジでそこら辺のケアが強いな)


 加えて、護衛しながらの旅に慣れた≪黒妖犬≫には、優れた地図と、確立されたルートがあるらしい。それがどれほど価値のあるものなのかは、少し聞いただけで蓮にも理解できた。


 モンスターが出没しやすいスポットは勿論、安全に水浴びができる泉の場所だとか、ハチミツなどの保存食が採取できる道順まで熟知しているらしい。


 決して安くない金額を親世代が支払っているらしいとは言え、護衛を受けながらそれらのルートを教えてもらえるというのは、とんでもなく価値のある財産になると確信できた。


(こういう便利なルートの情報って、商人同士だったらタダで教え合う訳ないもんな)


 さすがに旅路の途中で「剣の稽古をつけてください!」などと我儘を言うつもりは無いが、それだってガーランドやビルギッタが戦うシーンがあれば、見て覚えることは可能だろう。


 ――こんな経験、恐らく人生で何度もできるものじゃない。


 蓮は何一つ価値あるものを見逃すことのないよう、常に目を光らせることを決めた。いや、実際に“心眼”を青く光らせ続けたまま生活した場合、五分と持たずに気絶するほど疲れてしまうので、ただの比喩表現だが。



 ――旅の最中だけでなく、ドール国の首都、ロストアンゼルスに到着した後についてもサポートは抜かりない。


 蓮とエリナは新暦において成人しているため、単身でも国境を越えられる身分証を持つ。


 これをロストアンゼルスにある銀行に提示し、顔と指紋の確認、それからサインをすることでメロアラント内と同じようにスタルのやり取りができる。


 ――共通の通貨ってすげぇ! と、蓮はここに関しては帝国の強すぎる影響力に感謝してもいいと思えた。メロアラントやドール国でスタルが採用されていなかった時代では、ここまで気軽に海外旅行に臨むことはできなかっただろう。


 千草に関しては未成年であるため、今回の旅に際してエリナと共同となる団体口座を開設したらしい。


 団体口座の開設には審査があるらしいが、そこは名家である曙とリヴィングストンの娘御(むすめご)。即座に許可が下りたと言えばいいのか、下ろさせたと言えばいいのか……。


 とにかく、金銭面に関しても不自由しないことが約束されていた。


 サポートが手厚すぎて、幼馴染組の中では庶民的な感覚を身に付けている蓮としては、呆れすら覚えるほどだった。


(なんだこのヌルゲー……って言えばいいのか? いやいや、それでも何が起こるか分からないのが旅なんだから、油断は禁物だ)


 弛緩しかけた気持ちを振り払うように、蓮は小さく首を振った。


 そこに、後ろから近付いてくる人物がいた。敦也だ。


「なんか言っておきたいことでもあるのか?」


 蓮に対して積極的に話しかけることのない敦也だ。丘の下に広がる景色、遠くに見える白猿湖を背に問いかける。


「……いちいち言わなければ伝わらないか?」


「……千草のことだろ」


 むしろ、今の敦也がそれ以外の話題を振るために蓮に近づいてくるとも思えない。蓮は少し声量を抑えて返した。


 苦虫を嚙み潰したような顔で絞り出された声に、蓮は「なに浮かれてやがるんだよ」と言外に言われたような……冷水を浴びせかけられたような気分になっていた。


「この旅が終わった時……次にお前たちと再会した時、お前と千草の問題が解決していなければ。……千草を泣かせるような結果に終わっていれば、俺は二度と千草をお前と関わらせないように動く」


 確定事項のように敦也は言った。横目で妹を見る敦也。千草は今もエドガーと美涼と楽しそうに話している。


「いいな?」


「……良い訳がないけど、もういいさ、それで。お前こそ、オレが何も努力してないと思うなよ?」


 脅すように付け加えてくる敦也に向けて、蓮は煽るように言い返した。


「そんなこと、思うはずがないだろう。お前ができる奴だと知っているからこそ……」


 ――だからこそ、そのお前でもどうにもならない問題があり、それによって妹が苦しんでいる現状に苛々するんだ。


 敦也は言外にそう言っていた。蓮の輝かしい才能を一番に見せつけられているのは他ならぬ敦也だ。それでも蓮に対する嫉妬より、妹の幸せを願う気持ちが先に立つあたり、敦也という人間の心の強さが窺える。


「そろそろ出発の時間ですよ……?」


 蓮と敦也が険悪な雰囲気にでもなっていないかと心配したのだろうか、エリナが二人の間に割って入るように声を掛けた。


「分かってる」「フン……」


 敦也はエリナに対してもわだかまりがあるためか、そっけなく応じてからその場を離れようとした。


 そこに、


「――あ、せっかくですから……子供の皆さん方、そこに集まってください! 写真を撮りましょう!」


 と、快活なアンリの声が響いた。


「カメラがあるんですかっ!?」「お、インスタント!」


 千草とエドガーが興奮した様子で飛びついた。エドガーが言う通り、それはインスタントカメラと言われる類のものだった。


「ふふ、僕の自慢の一品です」


 アンリの両手に収まりきらない程大きいそれは、この時代の技術力の限界を感じさせる。写真を撮った後、その場で即座に現像を済ませてくれるタイプだ。


 二人が――いや、声に出して言わないだけで、他の子供たちも――驚いている通り、カメラは超がつく高級品である。


 先進国においては、デジタルカメラの機能が内包された新型のケータイも普及し始めているらしいが、残念ながらメロアラントの子供たちには縁がない。


 個人でそれを所有しているというなら、アンリという青年はかなりのお金持ちと見て間違いないだろう。


 アンリが指差した場所は、蓮と敦也、エリナがいた場所だった。確かに、最も景色のいい場所はそこなので、当然と言えば当然か。


 バツが悪そうな顔をしながら、敦也は自然に蓮から距離を取った。少なくとも、千草を始めとした数人と自分と蓮の間に噛ませるつもりだろう。


 エリナは小さくため息をつきながら、敦也の後を追った。


 結果的に、前列が左から敦也、エリナ、千草、蓮。


 最も小さい千草の後ろに、エドガーと美涼が立つ形になった。


「じゃあ、二回撮りますよ~。はい、ポーズ……!」


 アンリの声を受け、皆が思い思いの体勢を取る。基本的には、突発的にポーズを求められて取るのは、やはりピースサインだろう。


 敦也は我関せずという様子で、腕を組んでそっぽを向いていたが。隣がエリナなのが気に食わなかったのだろうか。それでも写真を撮ること自体は受け入れる当たり、妹と一緒に写った写真が欲しかったのかもしれない。シスコンか。


 エリナは控えめに、千草は元気よく飛び上がりながら。蓮はカッコつけ、右手に握ったマントを肩にかけ、風になびかせながら左手でピース。まるで水で出来ているかのような不思議な質感のマントは、太陽を受けて水色に煌めいた。


 エドガーは右手を天へと突き上げるように、美涼もそれに倣うように左手で、飛び上がった千草に覆われないよう、背伸びしながらのピース。


 各々が身に付ける服や装備は今回の旅に際して新調されたり、アップグレードされたりしているのだが……それらの紹介はまた別の機会にさせていただく。


(微笑ましいなぁ)


 こう喜んでもらえると、撮影者冥利に尽きる。アンリは穏やかな気持ちで、シャッターを切った。


(幼馴染は……それに兄弟姉妹は、こうやって楽しく笑いあっているのが一番だ。そうできない世界なんて、間違ってる)


 ――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 どうかこの六人の子供たちの未来に幸あれと、アンリは祈った。


 この写真に写った、六人の少年少女たち。彼ら彼女らが再会する時、それがどれだけ劇的なものになるのか。


 この子供たちこそが、世界の命運を分ける存在へと成長していくことも。



 ――この時点ではまだ、誰にも予想できていなかった。



挿絵(By みてみん)

(千草と蓮のイメージです)

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