体じゃなくて気持ちを
痛いよ引っ掻かないで
傷なんて残さなくてもあなたのものでいるから
肌の温かさを知ってしまい
唇の安心感を知ってしまったから
もう怖くて独りには戻れない
怖いよそんな強く動かないで
少し余裕があるのなら私も気持ちよくしてほしいな
一回許したらあなたはもう
私のこと大切じゃなくなったの
もう頭は撫でてくれないの
手は繋いでくれないの
今日あなたが知らない女の子といるところを見ちゃったよ
勇気を出して聞いたら彼女だって
そう言った後あなたは私の体を求めて
嫌われるのが怖くて私はそれに応じて
独りじゃないって自分に言い聞かせて
でもだって、そう言って
あなたは私を求め続けて
やめてって言ったって
やめなくて
ひとりで動いて
時々ぶって
でもやっぱ手は握ってくれなくて
寂しいよどこにもいかないで
飽きたなんて言わないで私を求め続けて
君に残された傷のせいで
君以外の温もりはもう望めないんだから