青天の霹靂
遅れた。うん。
全力で平謝りさせて頂きm...やめて!殴らないで!銃を撃たないで!いttttttttt...
土下座しますm(_ _)m
_嗚呼、そよ風が気持ちいい。
そんな場所の、大きな邸。
その中の、スイートルームに価する部屋。
此処に、この島に似つかわしく無い武装をした者が居た。
ゆり「るんるるーん♪サバゲー!サバゲー!らんらんらん♪」
カチャカチャと、音を立てて、スナイパーライフルを手入れしている。
そんな時、バタンッッ!
ドアが勢いよく開け放たれた。
そこには、人それぞれ個性のある迷彩服を着ている、はたから見たら変人がいた。
皆、それぞれ、自分の武器を所持していた。
IA「準備は出来たか!?戦場へ向かうぞ!!」
ゆり「へいへい。出来てまふよっと。じゃあ行くぞー。」
こうせい「いえーい!待ってましたあ!」
えいく「...変態IAを今日こそ倒す。」
M22「んーっとね。皆頑張ろうね〜。」
やはり、M22の先輩オーラは、凄い。
しかし、この五人。
サバゲーのルールをそもそも知っているのか知らないのか分からないが、明らかに人数が少なすぎる。
どうやら、本人達は、実戦の練習程度にしか思ってないらしい。
さて、藤岡から許可を貰い、森林地でサバゲーをやる事になった五人。
ビーチを通って、そこへ向かう時だった。
兄貴「...」
ビーチにパラソルを立て、全裸で寝ている者が居た気がするが、きっと気のせいである。
軽く歩いて、森林へと着いた。
IAとえいくに至っては、殺気が凄い。
そして、ゆりは、こう切り出す。
ゆり「えむっちとえいくんもーらい!」
IA「ふふ...こっち側がこうせいと俺で二人...いいハンデじゃないか。」
えいく「それはどうかな?ククク...。」
M22「喧嘩はダメだよ〜。」
こんなやり取りが終わり、早速始まる。
明らかに別物のサバゲーを、皆は、真面目に陣地を張って居る。
因みに、ルールは簡単。
各陣地にある、相手陣営のフラッグを取ったら勝ち。
ここまでは、普通なのだが、ここから先が問題だ。
ゆり「いい?戦うなら、実戦と同じ位で挑まなきゃ。という訳で、命に別状がない限り、失格無しね。」
こうせい「痛そうだが、致し方ないな!」
えいく「うー。」
ゆり「ショタ可愛い。」
という訳で、明らかに大怪我じゃすまなそうなサバゲーを、この者達は平気でやろうとしている。
普通なら、そこで誰かが止めるべきなのだろうが、このメンバーだ。
という訳で、
ゆり「よーい!スタートッ!」
と、ゆりの合図により、試合は始まる。
タタタッ。
静かに動く全員。
チームEiku(ゆり、えいく、M22)のメンバー達は、先に攻撃を仕掛けた。
ゆり「ふふーん。しめしめ、あんな所にやびちは発見。さてと...。」
スコープを覗いて、そう呟くと、IAに向かって...撃つ。
IA「うわっ!チッ...上か。」
弾は、IAの頬をかすめた。
IAが上を向いた時、近くから声が聴こえる。
?「やあ。」
IA「お前は...!?」
ゆり「逃げろやびち!!」
その瞬間、一瞬にして光が辺りを包む。
...火薬の香りが漂い、辺りには煙が立ち込める。
その頃、ゆりとIAの地点から別の場所に、青年達が居た。
M22「...あっちの方から、物凄い音がしたけど...?」
えいく「危険かもね...見に行こっか。」
ニ人の青年と少年の元に、駆けてくる一人の少年。
こうせい「はぁ...はぁ...おっと。今は攻撃するなよ?」
M22「分かってるって。で、早速出発?」
えいく「さっさと行こ...。」
三人が駆けた先には、焦げた木がバラバラになって落ちていた。
こうせい「冗談...だよな?まさか、あの二人、爆弾まで使って...両者自爆?」
その発言から、三人は無言で俯く。
...時は経つ。
ドサッ。
M22の肩に、誰かが突然叩いた。
ゆり「ま〜さ〜か〜...自爆したとでも思ってないよね〜?」
M22「...!?爆発で死んじゃんじゃ...?」
ゆり「あれは、他人の爆弾で、投げられた瞬間にね。僕が手榴弾を投げて相殺させたんだよ。」
えいく「へー...。」
IA「そんなメンタルで大丈夫か?」
こうせい「大丈夫だ!問題なi...。」
折角の再開。
しかし、その所で、邪魔者が入る。
大狐「感動の再開とか、どーうでもいいわ!生きて帰りたければ、土下座でもして、命乞いでもすればいいさ。キリッ。」
えいく「うわー...また来たよ。ナルシ組織のナルシ幹部。」
ゆり「さっさと片付けよう。以上。」
「「了解!」」
大狐含む、組織の軍団は、五人に向かって襲い掛かってくる。
何時もなら、余裕で敵を蹴散らす五人なのだが、今回は少し状況が違う。
まず、都市住みでは、絶対に行くことの無い、森林である事。
土地勘の無い者達では、奇襲が来ても対処しきれない。
だが、悩む暇はない。
武器を使って敵を蹴散らす五人。
ゆり「お手製の手榴弾でもくらいやがれ...ナルシ野郎ども!」
M22「早く死なないと〜もふもふしちゃうよ?」
邪念を晴らす様な戦闘スタイルで立ち向かう二人。
一人は手榴弾。
投げまくる姿は、まさに狂気。
一人はタガー。
斬りまくる姿は、まさに狂喜。
こうせい「はい。鉄球プレゼント〜。」
いつ仕掛けたのかは謎だが、森林のあちこちから、鉄球が落ちたり、竹が降ってきたりと...本当に土地勘無いのか?
IA「おい、114514禁のえいくいくぞ。」
えいく「は?何で協力なんか...。まあ、今日だけな。」
仲が良いのか悪いのか、微笑ましい二人は、敵の方へ。
悪魔の形相で迫る。
ドガガガガガガガッッ!!グチャ!
マシンガンと、バールのコンボは、敵にとってのトラウマとなるであろう。
ゆり「敵多くない?」
えいく「...このままじゃこっちも圧されるし...弾切れしたら詰む。」
こうせい「たーすーけーてー青ダヌキー!」
IA「あっ...それ言っていいの?」
?「待たせたな!!」
急に現れた、首にタオルを巻き、トランクス型の水着を着用している男性。
ゆり「あに...き...だと。」
兄貴「そうだ。俺が如何にも諌治兄貴だ。」
そう言った兄貴は、リボルバーの二丁拳銃を、何処からか出し、引き金を引く。
バァン!!ドガァン!!!
兄貴は、敵の急所を目掛けて、撃つ。
正確に敵の心臓を撃ち抜く姿は、まさに兄貴の名に相応しい。
気付けば、敵はもう居なかった。
辺りには、動かない死体で埋め尽くされているだけだ。
藤岡「こりゃ、派手にやったねぇ...。」
IA「...荒らしてスミマセンデシタ。」
ゆり「何か...ごめんなさい。」
藤岡「いいのいいの。死体回収は、政府の諜報員がやってくれるでしょ。」
M22「有難うございます...って、幹部は?」
こうせい「きっと逃げて何処かに行ったんじゃね?」
M22「そっか。」
兄貴「(´・ω・`)」
こうして、朝から戦争を繰り広げてきた者達は、屋敷へ戻った。
この後、女子勢は、男子勢をこっぴどく叱ったとかどうとか。
_太陽が日出る満点の空。
それを邪魔する者は、誰もいない。
1日三回更新目指してがんばーるぞー!