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真夏の入れ替え物語  作者: シャチー01
11/11

11.その後の二人

 順二と優子が元の状態に戻ってから一カ月が経った。ある日、二人は街中でばったり会った。

「おっ、優子じゃん」

 順二は優子に手を振った。

「順二君、最近どう?」

 優子も手を振り返した。

「ぼちぼちだな。勉強も体育も」

 順二は得意げに返した。

「少しは改心したんだね」

 優子は微笑んだ。

「優子はどうなんだよ?」

「私も、勉強は引き続きやってるし、身体能力も入れ替わる前よりも高くなったみたい」

「ってことは、俺も優子も――」

「入れ替わったことによって、互いをフォローし合ったんだね」

「その結果、苦手を克服できたと」

「そういうこと」

 今回の入れ替わりの事件を吉と捉えるか凶と捉えるかは正直何とも言えないところであった。しかし、入れ替わる前よりも互いの状況が改善されたことは、双方ともプラスに捉えたのだった。

「これからも、お互いに頑張ろうね」

「そうだな」

「良かったら、連絡先でも」

「おう」

 二人は互いのスマホでトークアプリのIDを交換して、一旦別れたのであった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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