その男、凶暴につき
この物語はフィクションです
愚連隊の一員の吉川は照元組にいた。
そこで誘拐事件の揺れ衣を着せた張本人とされる抗争中の組頭補佐田中が海外旅行にいくという噂を聞いた。
「何が海外旅行だよ、ぶっ殺してやるよ」吉川はいきり立っている。
旅行先はフィリピンだった。
吉川は組員を二人連れてフィリピンへ向かった。
田中の携帯GPS機能を探知し、田中の居場所を探した。
「いいところだなあー、ま、とりあえず飯でも食うか」
そんなことをいいながら暗殺計画は翌日へ持ち越しとなった。
よるになり田中は歓楽街へ向かった。
入った店は田中の知り合いが経営しているキャバレーのようだった。
ビジネスの話でもしているのか3時間ほどいただろうか、ようやく出てきた。
すぐにタクシーに乗り込みホテルへ向かってしまった。
翌日も様子を伺う。
田中は釣りに向かうようだった。
「よし、チャンスかもしれないぞ」吉川たちは用意した。
川で釣りをしているようだ。対岸にタクシーを付けた。
たった一人で釣りをしているようだった。
太陽がジリジリと照らしており、あたりには誰もいないようだった。
橋を使い対岸へ向かった。
途中、田中に気づかれ追っかけっこになったが吉川が追い付き田中を刺した。
数回刺し、田中は力尽き川に流された。
吉川は川で返り血を洗いすぐにタクシーに乗りホテルへむかった。
その日の夜、三人は歓楽街へ向かった。
翌日日本へ帰国した。