詩 氷の命
掲載日:2026/04/30
氷のように冷たくなった心
ぬくもりが消えて
刻みつけた傷跡
咲いた花は血の色
一瞬で全てが壊れた
私の世界
この目で見た日常
永遠なんてないと思い知った
過去にはもう戻れない
まるで映画の終わりみたいに
現実感を失っていく
もう一度
時を戻せたなら
もう一度
あのぬくもりを
でも もう輪郭すら
思い出せない
凍り付いた体から
命が抜け出ていく
それならいっそ心ごと連れ去って
「ストーリー」
心すらこの世界には残したくないの
ぬくもりを感じない場所に
この世界に縛られつづけるのは
ごめんだから




