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真夜中のフェーン  作者: あじポン
第零章
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プロローグ

 妖怪は本当に存在するのか。


 いるかもしれないし、いないかもしれない。


 そこにいるのに、そこにいない。


 見えるのに、見えない。


 聞こえるのに、聞こえない。


 触れ合えるのに、触れ合えない。


 感じるのに、感じない。


 感じたいのに、感じれない。


 遭いたくないのに、遭ってしまう。


 逢いたくても、逢えない。


 そんな存在。



 幻覚、幻想、幻影、幻象、マボロシ。



 でも俺は遭遇した。夢みたいな現実で、確実に。


 そんな不思議な体験。

 

 運命ともいえる、そんな物語。



 

 読んでいただき、心より感謝いたします。小説初心者にして長編ですので、応援していただけると幸いです。


 誤字・脱字、修正点、改善点は見つけ次第気軽に感想までお願いします。

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