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夜の店
ノブナガは夜眠れずに城を抜け出し、夜の道を歩いていた。
「苦しい……」
ノブナガが、考え込んで歩いていると、後ろから肩を叩かれた。ポンポンと。ノブナガは、驚き、後ろをウッと。振り向いた。目の前にいたのは、ヨシモトだった。
「夜道を歩くと危ないよ」
「すいません」
「それとも、君は、夜道で何かする悪い子だったのかな?」
「からかわないでください」
「悪い悪い。じゃあ、俺のうってつけの店に行ってみるか?」
「うってつけの店……」
ノブナガは頭を回転させた。だが、精神的に辛い。ノブナガは、もう、考えれなかった。
「はぁ。わかんねぇ」
「来てみればわかるよ」
ノブナガはヨシモトの後ろをついて歩いて行った。
ノブナガ達はただひたすらに北を目指した。北に行くと、川があり、その川の左側を歩いていく。裏長屋ノブナガはゲームセンターを遠目に、歩いていく。
「ゲームセンターじゃないんですか?」
「ああ」
ヨシモトが来た店を見た。ノブナガは目を疑った。
「ここさ」
そこは、夜の店だった。
ノブナガは心臓の鼓動を早くした。
「すいません! 俺用事思い出したんで!」
ノブナガは逃げるように走り去る。そして、実際逃げていた。




