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楽屋裏  作者: Dear
3/9

第三回 楽屋裏

(以下、高本→高、蒔宮→蒔)


高「第三回、楽屋裏でございます!」

蒔「とうとう三回目を迎えました!」

高「さてさて、今回もゲストをお迎えしております」

蒔「予告通りですね(笑)」

高「はい(笑)それでは、さっそく御登場願いましょうか?」

蒔「ちゃんとエスコートしてこれるかが心配ですが(汗)……『白黒と低音のセカイ』から金糸雀嬢、そして『ノスタルジア管理局』からJ君です!」


――「Dear」二人を無視し、珍しげに周りをキョロキョロする金糸雀(以下、金)。

金「……」

高「こら!挨拶っ!(汗)」

金「はぁい。こんにちわ〜」


――苦笑する蒔宮。

蒔「りっちゃんが母親に見えた……(笑)」

――金糸雀の後ろから、普通に登場してくるマイペースなJ(以下、J)

J「お邪魔しま〜す」


高「蒔宮さんトコの息子さんはしっかりしてて…ってオイ!」

――何故か、突然一人突っ込みをしだす高本。無邪気にはしゃぐ金糸雀。

金「わぁ、芸人さんだ」

蒔「いやいや、これがノリツッコミだよ〜……金糸雀嬢(笑)」

金「海苔突っ込み……」

高「金糸雀、変換おかしい!(汗)」


J「俺、息子ですか(汗)」

――Jの一言に、激しく抗議する蒔宮。

蒔「こんなおっきな息子持った覚えはないわ!」

――気を取り直して高本。

高「キャラクターは、作者にとっては子供みたいなもんですよ」

――軽く上から目線なJ。

J「だって(笑)……貴女良いこと言いますね!」

――がっくりと肩を落とす蒔宮。

蒔「もっと頼りになる息子がほしかった……(涙)」

――蒔宮の肩にそっと手を添え、慰めようとする高本。

高「まぁ手の掛かる子ほど可愛いって言いますが――」(金糸雀を見る)「どうでしょう」

金「あ、何か失礼な感じ」


――蒔宮、Jの方を見て苦笑。

蒔「そうですね……。とりあえず自己紹介して」

――イマイチ場に馴染めない白一点。歯切れのないJ。

J「はぁ……管理官補佐のJです」


金「西條金糸雀です!」

高「はい、よくできました」

――某テレビ番組のようなノリの蒔宮。

蒔「金糸雀嬢は新婚ですよね☆……どうですか(笑)?」

――驚くJ。

J「新妻さんかぁ……」

金「うーん、まだよくわかんない。旅してるし、ちょっと想像してた『奥様』と違うや」

高「お、愚痴?」

蒔「定住してないと夫婦らしいこともないよね〜」

――妙に実感のこもったコメントをする蒔宮。さすが既婚者(笑)

  一方、首を傾げるJ。

J「そういうもの?……俺は一緒にいられるだけで楽しいけど?」


――いきなりテンションが上がる高本と金糸雀。

高「J君から純情発言が!!」

金「可愛い〜♪」

――赤面するJ。

J「そっ……そんなこと……」

――Jの後ろでほくそ笑む蒔宮。

蒔「残念だけど君の想いは叶わないよ(笑)」

高「良いですねぇ、純情少年の叶わぬ恋。萌えます(笑)」

――あらぬ方向を見据える高本。女子高生ばりに目を輝かせる金糸雀。

金「好きな人いるの!?どんな子?」

――J、真っ赤(笑)思わず顔を背ける。

J「ちょっ、金糸雀、俺のことはいいから!」

――そんなJを見て、薄ら笑いな蒔宮。

蒔「いつか報われると良いね〜……望み薄いけど」

J「あんたも余計な事言わない!!」

――渋るJに、頬を膨らます金糸雀。

金「つまんないー」

高「女子3人揃うと、男子は格好のエモノだね(笑)」

J「……!?」

――「エモノ」扱いされ、言葉にならずに口をパクパクさせるJ。


――俄に話題転換を計る蒔宮。

蒔「ところで……冒険はどう?」

金「疲れるけど楽しい!色んなモノが見れるから」

――高本、金糸雀の回答に一安心。Jに話を振ってみる。

高「J君はどう?」

――急に大人しくなるJ。一気にテンションの下がる蒔宮サイド。

J「不安です……」

蒔「私も心配です……」

――暗い空気を察知して、フォローを入れるJ。

J「あっ、でも金糸雀さんは今までにいない感じで楽しいです(笑)」

高「良かったね、金糸雀?」

――若干の皮肉さを感じつつ、微笑む高本。全く気付かず嬉しげな金糸雀。

金「えへへー」


蒔「女の子は可愛くて良いわぁ…(萌)」

――うっとりする蒔宮。眼が怪しい。

J「いや、危ないし!」

高「悠ちゃんの意外な一面が(笑)」

――やはり空気を読めておらず、普通に照れ笑いする金糸雀。

金「女の人から褒められるの初めてかも。ありがとうございます」

蒔「いやいや、可愛いモノは可愛いし(笑)」


J「……さんだって可愛いよ……」

――もごもごと呟くJ。

 恋話には食い付く金糸雀嬢

金「おっきい声で!」

高「こらこら、金糸雀。そんな追求しちゃいけません」

――何となく察しがついてる高本。目線を交わし、ニヤリと笑う「Dear」。

蒔「……(笑)」

――そんな二人に青ざめるJ。

J「追求しなくて良いから……」


蒔「仲良くやってるみたいだね……良かったわ☆」

金「仲良いかな?」

――不思議そうに首を傾げる金糸雀。何故肯定しないのか。

高「まぁアッチの二人に比べれば、断然穏やかですな」

蒔「あっちは大変だったね(汗)」

――前回を思い出し、どんよりと肩を落とす「Dear」二人。

J「そんなにですか?」

高「そんなにだよ」

金「あやはは、ちゃんとしてそうなのに」

高「私もそう思ってたんだけどね……」

――腕組みをして、考え込む高本。

蒔「売り言葉に買い言葉というか……似てるから反発するみたいな?」

――大して興味のなさそうなJ。

J「ふ〜ん……」

高「あはは、似た者(笑)」


――素早く反応する金糸雀。

金「待って、あやはは誰と一緒にいるの?」

J「大丈夫だよ……金糸雀。雪さんとなら」

蒔「彩羽君は今女の子と一緒です(笑)」

――フォローを入れるJとは逆に、意地悪な笑みを浮かべる蒔宮。

 机に手を叩き付ける金糸雀。

金「何ですってぇー!?」

高「オヤジか……」

金「どういうこと!?」

――作者の嘆きを踏み倒して、何故かJに詰め寄る。

 心の中で「えっ、矛先俺!?」と焦るJ。

J「大丈夫!金糸雀の方が可愛いから!!……心配ないよ!?」

蒔「後で雪にチクッとこう(笑)」

――後ろで、意地の悪い笑みを浮かべる蒔宮。

J「ちょっ、これ以上ややこしくしないで!?」

――不穏なオーラを纏い、黒い笑顔を見せる金糸雀。

金「セツって言うのね、覚えておくわ」

高「うわ〜、女の嫉妬(汗)」

――金糸雀の黒さに驚いて、黙ってしまうJ。

J「……」


――何故か楽しげな蒔宮。

蒔「金糸雀嬢って腹黒いよね(笑)」

高「ま、女のセカイを生き抜いてきたわけだし?」

金「……今度会ったらシメる」

――誰にともなく、ボソッと呟く金糸雀。たしなめる高本。

高「ちょっと、ヒロインなんだから(汗)」

蒔「ん〜?……でも意外に気が合いそうな予感もするんだよね(笑)」

J「どの辺が?」

蒔「サバサバしてて腹黒いとこ(笑)!」

高「雪さん腹黒いんだ(笑)」

金「私お腹黒くないよ?ほら」

――「腹黒い」の意味を勘違いして、服を捲ってみせる金糸雀。

慌てて服を直す高本。

高「若い娘が腹見せるんじゃありません!」


――またまた真っ赤になり脱力するJ。意味深な溜息。

J「はぁ〜……」

蒔「悩んでるね、青少年」

高「ごめんね、J君。ちょっと刺激が強かったかな?」

金「この程度で?」

――思い切り不審な顔をする金糸雀。ヒロインなんだから、そんな反応はやめて頂きたい(笑)

蒔「純情だからねぇ……」

J「ほっといて下さい!」


――またもや話題転換を図る蒔宮。

蒔「金糸雀嬢にとって、彩羽ってどんな人?」

――突然話を振られ、赤くなる金糸雀。

金「えっ」

高「おや、可愛い反応(笑)」

金「改めて聞かれると困っちゃうけど……大事な人?かなぁ」

蒔「どんな処が好き?」

――話題が金糸雀にいき安心したのか、ノッてくるJ。

J「そもそも、どうして出会ったの?」

金「な、なにっ?二人して」

高「ほらー、ちゃんと答えてあげなさい」

――困る金糸雀を余所に、楽しげな高本。

金「他人事だと思って……」

蒔「ほらほら……惚気話くださいよ(笑)」

J「うん。俺も聞きたい」

――意地悪な笑みを浮かべる蒔宮サイドの二人。


金「あ、あやはの好きなトコは……優しいトコとか、頭良いトコとか……」

――柄にもなく、真っ赤になって口ごもる金糸雀。

高「普通の女の子みたいだ(笑)」

――楽しそうにニヤニヤしながら詰め寄るJ。

J「出会いは〜?」

蒔「楽しそうだね、J」

高「出会いは聞かない方が良いんじゃないかな…純情少年は」

――純情少年を配慮した高本の忠告を無視して、サラッと続ける。

金「働いてた花屋に、お客様として来て頂いてたの」

J「お花屋さん?……そっか、お客さんか」

――納得するJに、視線を交わしあう「Dear」。

蒔「絶対意味分かってないよ……(汗)」

高「うんうん、J君はそれでいいんだよ……」

金「??」

蒔「恐るべき純情少年!」

J「何がですか……?」


高「彩羽も一応純情っていえば、純情なはずなんだけどなぁ……」

――思わず「えっ、どの辺が!?」とか思うが、顔には出さない蒔宮。適当に濁す。

蒔「へぇ〜……そうなんだ?意外だね……」

J「俺会ったことないから分からないや」

――必死なフォローを入れる高本。

高「一途な子なんですよ!金糸雀以外には手出してませんから!」

金「へー、そうなんだ」

高「金糸雀まで……(泣)」


――もはや蒔宮の十八番と言っても良い、話題転換の術。

蒔「なんかこの二人がゲストだと話が進まないね〜(笑)」

J「うわっ、なんか失礼だし!」

高「予想通りですけどね(笑)恋愛話に発展するとは予想外でしたが」

金「でも何か、楽しかったよ。いつもこんな話しないし」

――一人満足げな金糸雀。それを見て微笑むJ。

J「金糸雀が楽しかったなら、良かった」

蒔「実は女の子に優しいんだよね」

金「うん、優しいと思う。ちょっと意地悪な時もあるけど(笑)」

――タダでは褒めない金糸雀嬢。


――全員を窺う高本。

高「さて、まとまった所で(?)そろそろお開きにしましょうか?」

蒔「そうですね」

J「いつか彩羽さんに会ってみたいな……」

――小声で呟くJ。

蒔「なにか言った?」

――再び黒い笑顔を浮かべる金糸雀。

金「私もセツに会ってみたいなぁ……色んな意味で」

高「は、はいっ!二人共お疲れ様でした!」

――危険を察知し、無理矢理追い出す高本。

蒔「どうもありがとうございました!」

――同じく追い出す蒔宮。大人しく従うJ。

J「あっ、えと、お邪魔しました……」


――ようやく落ち着いたスタジオで、締めのお茶をすする「Dear」二人。

高「こっちはこっちで大変な感じになっちゃいましたね(笑)」

蒔「そうですね……黒い金糸雀にご注意を(笑)」

高「今度は男子ペア・女子ペアでゲストっていうのも楽しそうですね♪……収拾つ

かなくなりそうだけど」

蒔「うん、それは危険な賭けだね(汗)」

――思い付きを口にするものの、蒔宮によってあえなく却下。


高「女子ペアは乱闘になりそうだ……(汗)ってな感じですが、次回の『楽屋裏』はどうしましょうか?」

蒔「次回はゲストなしで、制作秘話などの話をしましょうか(笑)?……ゲスト来ると収拾つかなくなるし……、どうでしょう?」

高「あ、それいいですね♪どのようにして『Dear』の作品は作られているのかとか、読者様の疑問にお答えします(笑)」

蒔「読者様からの疑問より蒔宮からの疑問に答えてね、りっちゃん(笑)」

高「了解しました(笑)ドンと来いです」

蒔「でわでは、今回はこの辺で……」

高「それでは、どうもお騒がせ致しました!」


Dear二人「第三回、楽屋裏でしたッ!」


☆今回のゲスト☆

・白黒と低音のセカイ 西條金糸雀様

・ノスタルジア管理局 J様


今回もゲストをお迎えしてお送りしました「楽屋裏」☆

如何でしたでしょうか??

頼りない二人に「Dear」も突っ込みどころ満載(笑)!!



次回はゲストを呼ばずに二人でしんみり、しっとりと設定や裏話について語ります(^^ゞ


乞うご期待!

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