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第3話 散策開始

〜前回までのお話〜


現実世界から謎の世界にやってきたあぷ。

初期装備を整え、道を進むと、草原が広がっていた。



「どこ…ここ?」


見渡す限り緑がたくさんの草原が広がる。

人1人見当たらない開けた場所に私は立っていた。


RPGとかだったら、村人とかを探して声掛けてくやつだよね!てか、装備とかLvとか言ってる時点で、RPGなんじゃないの?


「とりあえず歩いてみよう。」


トンネルを後にし、水平線まで続く草原を歩き出す。


ぺったん。ぺったん。


2対のゼリーみたいな水気のあるピンクの物体が近づいてくる。


「これは?初期敵キャラ的な?倒せばいいのかな?

とりあえずope!」


アイテムボックスからこん棒だけ取り出しておく。


何も喋らずぺったん。ぺったん。と近づいてくるソレにこん棒を振り下ろす。

「てい!」

儚くゼリーが潰れ、シャボン玉のように泡となって消えた。


"20ap獲得しました。Lv.2になりました。"


「あ。やっぱりそういう仕組みなのね?」


繰り返し出てくるピンクのゼリーを数体倒しながら前へと進む。


何キロ歩いただろうか?日が傾きかけて来た頃、遠くの方に山が見えてきた。その山の中腹くらいに1つの光が見える。

私は光の方向を目指して先に進んだ。



星空がゆらゆらと浮かぶ頃。

私は光が見えた山の麓まで近づくと、こん棒を持った犬が料理を作っているのを見つける。

バレぬように後ろから近づき、頭めがけて振り下ろす。


「ちょ!オーサ!!痛いっす!?いきなりなんすか!?…ってお前誰っすか!?」


は…?犬が…喋った……??


「あっ!!そのこん棒は!!アレっすね!!

新人の人っすよね!?来るの遅いっすよ!!

オーサの元に案内するっす!!付いてくるっす!!」

一息でまくし立てるように喋る犬。


なんだコイツ…。

いきなり喋って来たけど何言ってんの…?

訳が分からず口を開けたまま喋れずにいた。


「あ!!

でもオーサに会う前に色々と歩いてきたっすよね!!

じゃあここいらでセーブするっす!!

紙とペン渡すっす!!」


謎の犬が見覚えのある紙とペンを差し出す。


"セーブしますか?"


またこれか…。「はい。」


"セーブしました。"


なんかよくわかんないけど、とりあえず話が通じた謎の犬の後について行くことしよう。

謎の犬登場。


誰オーサって( ̄▽ ̄;)

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