第2話 初期装備
〜前回までのお話〜
即興で冒険に出かけたいと思ったあぷ。
近所の道端にあるフェンスを潜ると、謎の空間に出る。
横にあるのは盾とこん棒が入った宝箱と、テーブルに乗った紙とペン。
名前の記入とセーブを済ませ、近辺の探索を行おうとするあぷなのであった。
☆
えっと…?とりあえず盾とこん棒…?
こんな所にメモがある。なになに…??
"ようこそ。今あなたのLvは1です。
レベルに応じて装備は変更することができます。
レベルアップの仕方は自分で模索してみて下さい。"
え?そこは敵を倒すとか、詳しく教えてくれないの?
まぁいいや。とりあえずこの盾とこん棒を持ち歩けばいいのね。一旦アイテムボックスに入れる。とか出来ないのかな?
"アイテムボックスへの収納・取り出しは、「おぺ」と言ってください。"
は?おペ?Ope…?nどこいったよ。それじゃ手術になるでしょうが。ま、いいや。
とりあえず「おぺ?」
"アイテムボックスを開きます"
ほぉほぉ。お?なんか入ってる?
"Lv1のあなたに、まずは初期資金を入れておきました。500apです。"
ここでの通貨、apなの?それって円でいくらなの?
ここの世界のレートが分からん。
"初期装備の説明は以上です。出口はあちらです。"
トンネルの出口のような光が見える。
来た道は塞がれちゃってるし、進むしかないよね。
暗闇の中を光の方へ目指して進む。
トンネルから出ると、温かな風と共に辺り一面の草原が広がっていた。
トンネル出口にまたテーブルが設置されていて紙とペンが置いてある。
"トンネル出口。セーブしますか?"
あ、またこれね?「はい。」
"セーブしました。"
さて…。この先どうしようかなぁ。
即興で始めたからオチすら決まってません。
この先どうしようかな。