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救世主は救わない  作者: nauji
第二章
17/60

第12話 圧倒

この作品はフィクションです。


重要語句は【】、能力使用時は≪≫で記載しております。

 助けは突然、何の前触れも無く現れた。


 壁に埋まった俺から見える視界、そこに音も無く出現した。

 天色(あまいろ)の髪、眼鏡、黒く長いスカートの上に、エプロンを付けているような姿。

 メイドさんだ、メイドさんがご降臨なされた!!!


 脳内で妙なテンションのナレーションが再生される。

聖衣(せいい)】では癒しきれないほど、頭を打ちすえられたのかもしれない……。

 天界に居たメイドさんがこの場に駆け付けて……【転移(てんい)】してくれたようだった。


 何を思ったのか、少しの間、地面を観察しているようだった。

 気が済んだのか、壁に埋まったままの俺に向かい、妙な足運びで歩み寄ってくる。

 まるで、何かを避けるような仕草に見受けられる。

 ……もしかして、地面の血痕や肉片を避けてながら歩いているのか。



 だが、当然、俺の傍には件の少女が居る。

 すると、少女が背後に現れたメイドさんに気が付いたのか、振り向く。


「―――――――!?」


 少女から、先程までの涼やかな声とは異なる、異音が発せられる。

 メイドさんに対し発せられた声は、しかし、メイドさんの歩みを僅かも揺るがせはしなかった。

 依然としてゆっくりと近寄ってくるメイドさんに対し、少女は動く。


 瞬間、世界が激震した。

 至近で爆撃でも行われたような轟音が響き渡る。


 メイドさんが居た場所に少女が拳を地面に突き立てていた。

 巻き上がったであろう土煙は、余りの衝撃波に瞬時に吹き飛ばされたようだ。

 あの小さな体躯の何処に、あれ程の力が宿っているのか、決して小さくないクレーターが生じていた。



 メイドさんの姿を目で探していると、俺の脇に手が差し込まれた。

 ビクリとして視線を下げると、そこにメイドさんが居た。


 小さい子を持ち上げるような姿勢で、俺を壁から引っ張り出そうとしているようだ。

 その余りの無様さに、俺は恐縮していると、少女がこちらを向いたのが視界の奥に見えた。

 刹那、殺気を感じた。


 眼前に拳が迫っていた。

 俺の頭を狙ったであろう拳は、しかし、メイドさんに横合いから手首を掴まれ、俺の眼前で止められていた。


 少女とメイドさんの眼鏡越しの視線が交差する。


「―――――!!!」


 少女が怒声を上げる。

 表情は怒りで満たされている。

 一体、何が逆鱗に触れたというのか……。

 メイドさんを視認した時から、過剰な反応を返しているように見える。


 対して、メイドさんは俺へと向き直る。

 特に表情を浮かべてはいなかった。

 空いた手に何かを乗せてこちらに差し出す。


「こちらをお持ちしました。お付けになって下さい。……お早く」


 差し出されたのは【リング】だった。

 ……どうやって、俺が【リング】を失くした事を知ったのだろうか。


 壁にめり込んでいた手を抜き出し、受け取る。

 俺が【リング】を装着したのを確認して、メイドさんが視線を少女へと戻す。

 俺がお礼をしようと口を開くが、言葉を紡ぐ前に、二人の姿が掻き消える。




 二人は、先程、少女の拳により出来たクレーター付近へと、移動していた。


「何だお前! 邪魔するな!」


「……いいえ、あなたが私の邪魔をしたのですよ」


「邪魔、邪魔、邪魔、邪魔っ!!」


【リング】を装着した事で、漸く少女の言葉が理解出来るようになった。

 少女は癇癪を起したかのように、地団駄を踏んだ。

 その都度、地面が陥没してゆき、少女の周囲に押しやられた地面が隆起する。

 瞬間、隆起した地面が掻き消えた。


 僅かに遅れて轟音と振動が届く。

 メイドさんの居た位置に、岩石がいくつも突き刺さっている。

 少女が隆起した地面を蹴り飛ばしたようだった。


 メイドさんは先程よりも後方へと移動していた。

 バックステップで飛来した岩石群を躱していたらしい。


 すると、メイドさんのすぐ上に少女が現れていた。

 かかと落としを仕掛けるも、メイドさんが少女の足首を掴み、一本背負いの要領で少女を地面へと叩きつける。


「――ガッ!?」


 地面に叩きつけられた少女から、声が漏れ出る。

 メイドさんは、少女の足首を掴んだまま、体を回転させ、横投げに少女を投擲する。


 またも轟音と衝撃。

 壁面へと投げ放たれた少女は、壁に足をつき、衝突を免れていた。

 そのまま力を溜めるように足を曲げている。

 少女の姿が掻き消えた。


 メイドさんに向かったと思われた少女は、メイドさんの正面ではなく、背後へと現れていた。

 少女の手がメイドさんの肩を掴む。

 俺の腕を引きちぎったそれを見やり、俺はメイドさんの腕が引き千切られる様を幻視する。

 だが、現実は異なった。

 少女が驚愕の表情を浮かべていた。


「何で!? ……くっそがぁ!!!」


 肩から手を放し、今度は殴りかかった。

 それをメイドさんは、見もせずに体を半身にすることで回避する。

 目の前を通過する少女の頸椎に対し、手刀を繰り出す。


「ギャッ!?」


 それを受けた少女は、地面にバウンドして跳ね飛ばされた。


 中空で体を回転させ、地面へ着地する。

 メイドさんに向き直った少女は、歯をむき出しにし、怒りの形相を浮かべている。



蠱惑(こわく)


 少女が発した言葉を契機に、周囲に動く気配があった。

 まだ生きている者達が居たのか、【執行者(しっこうしゃ)】達が立ち上がっていた。

 誰もが、血を流し、体が欠損している。

 最早、死に体に見えるその身体で、しかし、痛みを訴える様子は無い。

 それどころか、どこか陶然としたような表情を浮かべている。


「襲え」


 少女の号令に従うように、【執行者】達が一斉にメイドさんへと襲い掛かる。


 対し、メイドさんは表情一つ変えず、その場に佇んでいる。

【執行者】の一人がメイドさんへと手を伸ばした。

 すると、その手を横合いから掴んだメイドさんが、【執行者】を掴んだまま、自身ごと回転させた。

【執行者】が鈍器へと変じ、群がって来た他の【執行者】達を次々とブッ飛ばす。

 メイドさんが回転を止めた頃には、最早、【執行者】達が動き出すことはなかった。


「……くそっ、役立たず共がっ!」


 少女が、近くに転がった【執行者】の頭を踏み砕く。

 苛立ちを更に募らせる少女。



 ふと、何かに気が付いたのか、その表情を変えた。

 少女がこちらを見る。

 俺と目が合う。

 その目にはピンクとも紫ともいえる、怪しい光を宿らせていた。


狂惑(きょうわく)


 少女が何かを呟いた。

 俺を見つめながら笑みを浮かべている。

 が、俺が反応を示さない様を見てとり、その笑みは徐々に消えていった。


「……何で!? 何で効かないのよ!?」


 俺に向かって叫ぶ少女。


 そこに、破砕音が響き渡る。

 メイドさんの足元の地面が踏み抜かれ、砕かれていた。

 腰を落とした正拳突きが少女に迫る。


 俺でも視認出来る程の速さで繰り出された拳は、少女にあっさりと躱される。

 だが、躱した少女の先にメイドさんが拳を振りぬいた状態で現れた。

 今度は躱す事が出来ず、拳が少女に当たる。


「――ガハッ!?」


 拳を起点として、少女の身体があり得ない程、曲がってゆく。

 次いで、弾丸もかくやという速度で、少女が撃ち出された。


 残心の姿勢を保つメイドさんの背後に、何時の間にか、【執行者】をあしらっていた金髪美女が迫っていた。

 貫き手でその背を突き刺そうと腕を突き出す。

 するとメイドさんが片足を軸に体を90度回転させる。

 メイドさんの眼前に貫き手を空振りする形になった、金髪美女の背が晒される。

 そこにすかさず、メイドさんの裏拳が上から打ち据えられた。


「――グハッ!?」


 金髪美女が地面へと文字通り沈み込む。



「ガァッ!!」


 それを好機と見たのか、復帰した少女がメイドさんへと飛び掛かっていた。

 メイドさんの背へと、先の金髪美女とは比較にならない速度で迫る。

 最早、瞬間移動の如き速さでメイドさんの背へと貫き手を突き立てる。


「死んじゃえ!!!」


 当たった。

 が、その瞬間に、メイドさんの足が再び踏み抜かれた。

 中国拳法で見たような、背中で体当たりをするように、突き立てられた貫き手へと向かって、メイドさんの背中が放たれた。


「ギャン!?」


 弾かれた少女が宙に投げ出される。


 少女が地面に四つん這いに着地した。

 再び突撃しようと四肢に力を蓄え、構える。


 それよりも早く、何時の間にか、メイドさんが、俺の傍へと身を寄せて来ていた。

 俺の首根っこを片手で掴まれたと思った次の瞬間には、女神像の部屋に居た。






 どうやら、最後の瞬間、天界の女神像の部屋へと【転移】したみたいだ。


 息つく暇もなかった。

 そして、助けて貰ってあれだが、メイドさんが引くほど強かった。

【執行者】が束になっても敵わなかったであろう相手に、常に優位に立ち回ってみせた。

 しかも、ほぼ立ち位置を変えずに、だ。

 恐らく、足元が汚れるのを嫌ったんだろうが、それも余裕があればこそか。



「お姉様!? 突然居なくなって、如何されたのですか?」


 すると、甲高い声が聞こえてきた。

 室内に視線を這わすと、小柄な騎士が居た。

 顔が隠れる鎧姿では、見た目で性別は判らないが、声から察するに女の子のようだ。


「その手に掴んでいらっしゃるのは、例の【救世主(きゅうせいしゅ)】ではありませんか!?」

「お姉様が捕まえて来て下さったんですか!?流石はお姉様です!!」


 お姉様ってメイドさんの事か。

 本当にそんな呼び方をする奴が居るんだな。


 程なく、メイドさんが俺の首元から手を放してくれた。

 床に腰を下ろし、一息つく。


 すかさず、少女騎士が俺に詰め寄って来た。


「あなたを(しゅ)の御許へ連行します!」


「……断る。疲れた。休む」


 背を後ろに倒してゆき、だらしなく床に寝そべる。

 まさか、廊下を抜けた先がリアル地獄だったとは……。

 あの広間に居た時間はそう長くない筈だが、やたらと疲れた。


「っ!? お姉様の下着を覗こうとするなんて、この変態っ!!!」


 言葉と共に、足が顔面へと振り下ろされた。

 弛緩(しかん)した体では、避ける事も出来ず直撃する。

 幸い、【聖衣】のお蔭で痛みは無かった。

 踏まれ続ける頭で、直前に掛けられた言葉を思い返す。

 ……成程、確かに、メイドさんがまだ隣に居る状態で仰向けで倒れこめば、そういう指摘を受けても致し方ない、か。

 こういった事柄に対し、男性は弱い立場だ。

 例え故意でなかったとしても、誤解を招く行為に対し、謝罪するべきだろう。


「ずびばぜん」


 謝罪を口にしたが、踏まれている為、濁音になった。



 あの後も、足を外すと覗きかねないとして、(しばら)く踏まれ続けていた。

 だが、メイドさんの取り成しもあって、何とか少女騎士の溜飲は下げられたようだ。


「【色欲(しきよく)】の居城にて、【執行者】に多数の被害が出ていました。より上位の者達で救援に向かった方が良いと思います」


 メイドさんが少女騎士にそう言葉を掛ける。

 すると少女騎士が目に見えて狼狽し始める。


「えっ!? ど、どうしよう……、早く助けに行かないと……、お、お爺さーん、大変ですぅー!!」


 そう口にするや否や、少女騎士は部屋の外へと駆け出して行った。



 室内に静寂が訪れた。


「……さて、少しお話を致しましょうか」


「待った。その前におやっさんの世界へ行かせて下さい」

「無事かどうか確かめたいし、俺の無事も伝えたい」


「……そうですか、それではお早いお戻りをお待ちしております」


 女神像から言葉を掛けられるも、俺はそう言って断った。

 と、【転移】で向かう前に確認しなくてはならない事があった。


「……あのぅ、ガイガーカウンターってないですよね?」


「「???」」


 女神様とメイドさんから同じ反応が返ってきた。


「あー、俺って被爆してませんかね?」


 言い直して問いかける。


「【聖衣】を着用していたのであれば、問題無い筈ですよ」


 ……断言はされなかった。

 万一ということもある。

 不確定な状態で向かうのは躊躇われるのだが。


 すると何を思ったのか、メイドさんが不意に俺の頭に手を乗せる。

 思わず、俺は体を硬直させる。


清浄(せいじょう)


 続いて言葉が紡がれる。

 俺の身体を淡い光の粒みたいなものが包み込む。

 すぐにそれは収まった。


 ……別段、体に変化は感じられないが。


「これで問題ありません」


 そう、メイドさんに断言された。

 それにしても、やたらと子供に対するような対応をされることが多い気がするのは、俺の気のせいだろうか……。


 ……まぁ、いいか。

 実害があった訳ではない。

 少しだけ、俺の精神が羞恥に悲鳴を上げただけだ。


「ありがとうございます。それと、また助けて頂いた事も、ありがとうございました」


 頭を下げながらお礼を口にする。

 思えば助けてもらったのは、これで二度目になるのか。


「……前にも申し上げましたが、お礼は不要に願います」


 この言葉も二度目だったか。






【転移】により、おやっさんの居る世界へと降り立った。

 俺は都市の外縁部に【転移】していた。

 都市の威容を一望出来る。

 眼前には銀色の都市がある。

 もう都市の色は元に戻っているようだった。

 見渡す限りでは、被害らしい被害は見受けられない。


 空を見上げれば、そこには星空が広がっていた。

 確か、異変が起こったのは、俺が起きてから程なくした頃だった筈。

 つまりは昼頃だ。

 あれから半日以上も経過していた事になるのか。



 不意に影が差した。

 星空が見えている為、雲がかかった訳では無い。

 振り返ると、巨大な口がこちらに向かって迫っていた。


「うおっ!?」


 思わずその場から飛びずさる。

 が、その口がこちらに届くことはなかった。

 おやっさんの言っていた障壁だろう、膜状の壁に阻まれて、それ以上は侵入出来ないようだ。


 こちらに来ることがないと判り、落ち着いて相手を確認する。

 例の海竜、それも親の方だったようだ。

 海上都市も、海上の中空から海面上へと、文字通りの海上都市になっていたのだった。

 高低差がなくなったが為に、海竜から接触が可能となってしまったのだろう。

 障壁が復旧していなければ、【聖衣】により、噛まれたり消化されたりはしないものの、丸呑みぐらいはされかねない。

【転移】で逃げられるとはいえ、生きたまま丸呑みにされる光景は生涯において見たくも無い。



 さて、おやっさんは何処に居るだろうか。

 動力炉か、ラボか、もしくは外にあると言っていた自宅だろうか。

 前者2つはともかく、後者の場所は分からない。


 まずは、騒動の現場へ向かうとする。


≪転移≫



 相変わらずだだっ広い空間だ。

 中央にある巨大な筒に、以前の輝きは無い。

 光を失った中央の筒とは対照的に、周囲にある小さ目の筒からは光が溢れていた。

 サブリアクターは稼働しているようだった。


 周りを見渡してみるが、おやっさんらしき人物は見当たらない。

 此処には居ないのだろうか。


 誰かに居場所を尋ねようにも、俺の信条により名前を聞いていない。

 確か偉い研究者みたいな事を言っていたから、そんな感じの印象で尋ねてみるか。


 そこに背後から声が掛けられる。


「お前さん!? 無事じゃったんか!!」


 声の方へ振り返ると、喜色の表情を浮かべたおやっさんが居た。

 一発目で居場所に行き当たるとは、運が良かった。


「えぇ、色々ありましたけど、何とか」


 そう返事するも、おやっさんは手で俺の肩を何度も叩きながら、顔を(うつむ)けている。


「まったく、もっと早よう戻ってこんか。……無事じゃったか。……そうか」


 肩を震わせながら、そう言葉を零す。

 思いの他、心配を掛けてしまっていたようだ。

 考えてみれば、俺が何をするつもりか、詳しく説明した覚えがなかった。

 その後の事も考えず、さっさと行動に移してしまっていた。


 目頭が熱くなってくるのを感じながら、俺はおやっさんとの無事の再会を喜び合った。




 既に日が暮れていた事もあり、話を早々に切り上げる事にした。

 その日もまた居住区画に泊めさせて貰った。


 いつも通り、昼頃に起きた。

 夢見は昨日と同じく最悪のまま。

 隣室に泊まっていたおやっさんに会いに行くと、前と同じボヤキを聞かされた。

 そして、昨日聞けなかった、俺が【転移】した後の事柄を話して貰った。


 あの直後、【執行者】が研究者達に斬りかかったそうなのだが、何故か斬られた者達に怪我は無かったそうだ。

 どうも、様子のおかしかった者達だったらしく、斬られた以降は、正気を取り戻したそうだ。

 だが、ここ最近の記憶が欠落しているらしく、今は療養施設に居るそうだ。


 その後、【執行者】達は約束を果たし、空中都市に被害は出なかったようだ。

 海上都市に関しても、人死には出なかったそうだ。


 そしてすぐに【執行者】達は姿を消してしまったらしい。



 とはいえ、これからが大変だ。

 全ての都市でメインのエネルギー源を失ったのだ。

 現状、サブリアクターで都市機能を維持しているが、都市の浮上は不可能だそうだ。

 今は、都市間で今後の事を協議中との事だった。


 とりあえず、次のエネルギーには、是非とも、世界が滅ぶような代物以外を選ぶように願いたいものだ。



 俺からも、【転移】後に見舞われた出来事の話をした。


 俺の世界へ【転移】し、暴走した核を爆発させた事。

 天界へ【転移】しようとしたら、別の世界に【転移】してしまった事。

【転移】の不調が疑われた事。

 やたら巨大な廊下を長時間歩いた事。

 そして、あの広間での一幕……。

 最後に、メイドさんに助けて貰い、天界へ【転移】した事までを話し終えた。


 やはりと言うべきか、広間での一幕を聞いたおやっさんは、顔色を青くしていた。


 ともあれ、お互い無事だった。

 その上、世界も救われた。


【執行者】の助けが無くては成し遂げられなかったが、別に個人の力に拘る必要もない。

 上手くいく方法があるなら、それを選ぶべきだろう。

 その方法が、他人の手を借りる事でも、いい筈だ。



 それから暫く雑談し、日が陰って来た頃、おやっさんに別れを告げ、天界へと戻った。






次回は【執行者】の過去話となります。


予め書きますが胸糞です。

次回の前書きでも注意を促しておきます。


22/06/18 誤字修正


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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『勇者は転職して魔王になりました』
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