8.モンスター! モンスター ??
不気味、不吉なモンスターの特集です!
( 気がつけば秋にせまるハロウィン…)
◎ モンスター!モンスター?
❶ スレンダーマン に似たもの
都市伝説の怪異「スレンダーマン」をご存じでしょうか?
白いのっぺらぼうで黒く細いからだ。長い足で木陰にたたずみ、長い手で子どもをさらってゆく………
イラストや動画が無数に(映画作品も)作られて話に尾ひれがつき…… イメージも曖昧になってきたようで。
以前、N□Kの番組で、
「昼間、建物の壁を這い上がる緑色の巨大蜘蛛?(蟹?)」…そんな動画がスレンダーマンと呼ばれていました(たしか?)。
なら、これも許されるだろ〜と。『昆虫化した』スレンダーマンのバルーンアート !
あえてカクカク、長い腕は多節に。蜘蛛の巣のように広げています。
…黒い脚に見えるのは外骨格の一部。関節はつけていません。蟲ならば六本脚と(ムダに)こだわっています。
「うねうねの触手」……そして黒服……というキャラクターは、実は、なんどもつくったので。もうイイやと昆虫化、多節化。
[ これ ]
ある意味、子どもをさらう怪人ではある!
このスレンダーマンはオリジナルモンスターとして、別の連載の『モンスターコレクション』に掲載しています。
(…… 小説「蜘蛛の意吐(作者・NOMAR)」の怪物辞典。欄外にリンクがあります)
ファンタジー世界に、スレンダーマンをおさめてみた訳です。
モンスターコレクションでは、挿絵扱いですね(画才がないんで)。
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❷ 右フック・コボルト
『右フック犬』をご存じでしょうか?
犬が、むきむきの豪腕で猛スピードのフックを放ったような写真! ぐるぐると回った犬のからだがぶれて写ったそうですが…… いや、スゴい(笑)
その、バルーンアート化はこちら!
「さあ、拳で語ろうか?」
右フック犬のキイワードで検索して、本物の右フック(⁉︎)と比べてみて下さい。メリーさんほどではありませんが似せたつもりです。
顔がまるでちがう? バルーンアートの方は悪役モンスターなので、そこはよいのです。
小説「蜘蛛の意吐」に、黒コボルト(マッチョコボルト)とゆう筋力特化型の変種が登場しました。
右フック犬とは、もちろん無関係!
黒コボルが拳打する描写もありません。
[ ぶおぉん!]
それを、殴り屋のような右フック・コボルトにしたので……… 格段に強くなった?
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❸ 蛙竜
スレンダーマン、右フック犬と続いて、これはネットと無縁 ……
巨大ガマを巨大昆虫化した、バルーンアート作品です!
( …日本語が壊れて説明文が意味不明?)
怪物といえば やはり、ヘビ、ガマ、ですね!
( 製作当時、わたしの脳内はそうでした!)
大きなからだに大きな頭、大きな目、大口があり、力強く跳ねる足もそなえます。
── とにかく、大ガマのような巨大昆虫!
『蜘蛛の意吐』の小説世界のどこにも、名前も姿もなく。脈絡なく持ち込まれた意味不明の「これ(写真)」。
原作者・NOMAR様(動じない)の応酬、モンスターハンティングの写真へつけた描写はこちら!
♦︎ NOMAR様からのメッセージ(抜粋)♦︎
(* ̄∇ ̄)ノ エワイタンフローシュ、ドイツ語で、伸ばすとカエル、とか?
こんな魔獣と戦うのは?
◇◇◇◇
レクト
「なんだコイツッ! 新種かッ!?」
ゾワリと感じた嫌な気配に飛び退けば、ソイツの口が? 顎が伸びる。
レクト
「全員下がれッ!」
カエルのような見た目で、伸ばすのは舌じゃ無くて牙付きの顎。
間一髪、かわした大顎が僕の後ろの木に噛みつき、人の胴回りくらいある木が折れる。
おかしな攻撃手段に、六本足のカエル? 不味い、似た魔獣を見たことが無い。生態も、行動も、弱点も全てが不明。どうする?
◇◇◇◇
…… 冒頭、の原文です。
長くのびる舌のかわりに、牙の生えた顎(の一部)が飛び出し、離れた場所の獲物を捕まえるのデス。
(……トンボの幼虫、ヤゴの口の仕組みですね)
この後、やり取りを重ねて……『創作スパイラル(命名・NOMAR様)』が生じ。
バルーンアート「の写真)から始まった、オリジナルモンスターのショートストーリーと細部の設定は格段に広がりました。
☆ ☆ ☆
◎ 人相とムードが禍々しいバルーンアート
危険なムードがあってこそのモンスター。
オリジナルではない有名モンスターのバルーンアートをあげるなら『鬼』と『ミノタウルス』が代表格です。
(連載当初、干支と節分の記事に掲載)
(赤オニ)
(オーガ)
(ミノタウルス)
*本連載のそれぞれの記事にさらに写真があります。
たとえリスだって、凶相だと世紀末に生まれたような『邪リス』になります。
(このリスはその後、NOMAR様の小説世界で、すさんだ生活から一転、大道芸で活躍しています)
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◎『邪悪なマンティコア』
最後に余談です……マンティコアは難航しているテーマで、作品化出来ていません。
悪そうなマンティコアのイラストはいくつも見つけていますが、なぜか毎回、邪悪に仕上がるはずの作品がバランス崩壊……(無意識の拒絶反応?)
………あるいは。これまでイベントで『ライオン』をたくさん作り、そちらにナレすぎたせい、かも。
ドーナツライオン、子どもに受けるんですよね。
[ 邪悪顔+ライオン。いつか、いずれ!]