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⒊ バルーンアートで迎える、元旦とは?

 2020年夏……

「なろう」のごく一部(匿名希望の一名)に激震が走りました。

 ある書籍化作品のWeb番外編に、「ジョン・スミス」(バルーンアート芸人)が登場したのデス!

( ほんッとに出し抜けに::)


 ヒロインのファンアートを作ったことはありました。

(詳しくはいずれファンアートを取り上げた別の記事で)

 しかし、それは一年前の話。

 このタイミングにどうして突然 ⁇?


 感動か驚きか羞恥か。

 なんだかんだうろたえる中、すっかり忘れていた[とあるコメント]が。それは──


【 K John・Smith に今年(2020年)、おもしろ展開が訪れますように】




………時は遡り、2020年の元旦。

 『 バルーンアートの神社 』に Web 参拝するひとがいました。


 バルーンアート神社は、コロナ禍のずっと前から、元旦、とある施設の屋内で続けられていたイベントで。亥年から「なろう」の活動報告で紹介していました。

 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)

⠀⠀⠀⠀⠀⠀[ 亥年のバルーンアート神社 ]


 2020年、子年に寄せられたコメントのひとつが、参拝者自身のことではなく【おもしろ展開】の願い………


 無論偶然です、ええ。そのはず。



 それにしても。

 ファンタジー小説のジョンスミスは。バルーンアートを特技⁉︎にした元冒険者で、全身緑タイツの芸人で大成?し。

 2020年末の時点の最後のシーンで、小豆バー製の日本刀を幼女の前で振りかざしています………タイツ姿で⁉︎


 むろん、そんなジョン・スミスはあくまでも架空の小説キャラクターで、念のために断りますと実在するK John・Smithはそそんな変態でわわわわわわ



  ▹ ▹ ▹



 脱線いたしました。

 この話題は想定外すぎて、インパクト強すぎて。

(頭の中からフェードアウトしてよ、ジョンスミス)

 ______ _ _ _ _う〜 φ(″言 ″ illK



 そう、それはそれとして ::

 子年、2020年の初めのバルーンアート展示は、そんな願い事もよせられた『バルーンアート神社』。

 くぐれる大鳥居と、の干支人形でした。


 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)


 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)

 『ラッキーマウス』様。

 2019年12月31日の夜、参拝者を迎える準備を整えた「子」の干支人形です。

 モデルをきかれても『ミッ○ーマウス』と認めなかったものです。なにしろ、噂に聞く猪裂剣ちょさくけんの呪いが怖くて……

(顔が似ていない言い訳ではないデス)



 ▹ ▹ ▹



 ◎ バルーンアート神社の創建

 年末年始、施設入所の高齢者の多くはそのまま施設ですごします。三が日に家族が訪れるか、外へ食事に出かけるかも人によりけり。


 外に出られず。

 かといって、施設に催し物があるかといえば、年始は職員の出勤人数のやり繰りが難しく通常の仕事すら苦しい……


 そんな退屈を紛らわすため、屋内に(物好きにも)仮設されたのがお手製神社。


 画用紙とダンボールの小さな社だけでしたが、年々アップグレードし。おみくじをつくったり。切り紙色紙やぬいぐるみが置かれたり。ある時期から極太バルーンの鳥居、干支に因んだバルーンアートも。


 後者の人形は、当初高齢者に「なんだこりゃ??」と、おふざけととられるかと思いましたが、


── 退屈しているせいか、おもしろがられたり。


── これなぁに?と。抵抗感より、興味を持って迎えらたり。


 そもそもやしろの横のバルーンアートがなんだか全くわからないことも、まま、ありました。しかし、それはそれで、ラッキーやドナル○″を前にして、高齢者と若い職員、家族の話が弾んだそうです。



「── というわけです。ねらっていたんですか?」


「はっはっは、そんな感じです」


 … しらじらしく、関係者に応える制作者。



 例によって。

 バルーンアートを設置した後、ずっと利用の様子を確認した訳ではなく。評判の多くは伝聞です。

 それによると正月三が日に訪れた家族からの評判も良かったとのこと。祖父(祖母)と孫が物珍しげにバルーンアートの鳥居をくぐって、参拝し。バルーンアートの人形を囲んで、笑いながら記念写真を撮って行ったそうです。


 ── そして、今(2020年12月末)。

 丑年に向けたバルーンアート神社も、コロナ禍で、縮小中止かと思われましたがそんなことはなく。年末の休みに施設を訪ねることが決まっています。


「では、牛の干支人形は力を入れて!!」


 牛頭人身の巨漢、ミノタウルス風のマッチョ!!


 ………あら?

 試作はうまくいったけれど──

「牛頭」は地獄の獄卒、「ミノタウルス」は婦女暴行の人食い怪物 ⁉︎ 斧をかまえて殺ル気全開のバルーンアートに参拝? 丑年の安全と平穏を願う??

 ないわー(笑)


 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)


 ふと、我に返り。

 白ウシのバルーンアートの練習を、元旦まで一週間切ってはじめました。


(ああ)

(余計なアレンジしたら、白い聖牛がムキムキ闘牛になった⁉︎)



 ▹ ▹ ▹



・・・おまけ

 バルーンアートの大鳥居は比較的新しく。干支人形だけだったり、違うものを社のまわりに置いた年もありました。


 酉年・・干支人形はドナルド○″ック。

 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)


 いえ、だって。

 バルーンアートの大きなニワトリをイメージしたとき、迫力ありすぎるかナ、と(ニワトリでイメージするキャラクターはヒヨちゃん(©️「動物のお医者さん」)。


 なので鳥は鳥だからと、白いアヒルに。

 そばに見える赤いバルーンアートは折り鶴です。本物! の折り鶴、切り紙色紙、縫いぐるみ、全部のせ。


 門松

 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)

 社のかたわらにバルーンアートの門松を置いた年があります。ネットで何種か見て、作ってみたくなり置いてみたのですが。


 門松を左右においた仕上がりに、

 ── なぜ、やしろに?


 だれもつっこまなかったのは呆れたのか。労わりの気持ちか、制作者と同じように細かいことを大して気にしなかったのか。

 その後、手間のかかる門松は、鳥居の評判がよかったことから作らなくなりました。


 そもそも── バルーンアート鳥居の方が、眺めるだけでなく、くぐる体験?ができておもしろいようです。

 子年は、二重の鳥居でした。


 ▞▞▞ 挿絵(By みてみん)

 大きなバルーン鳥居は安全第一。

 日本一軽くてあたっても痛くない。通り抜けようとしてぶつかっても、揺れるだけの宙吊りです。

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― 新着の感想 ―
[一言] マッチョ牛が怖すぎる! Σ( ̄□ ̄;ノ)ノ 2021年元旦、お参りに伺います。 楽しみにしています。
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