2. サンタクロース、大きいことは良いことか⁉︎
バルーンアートの『季節関連の作品』の紹介の第一弾、『サンタクロース』です。
もう、まもなく クリスマス Christmas です。
サンタクロース、赤と白のカラーリングのヒゲのおじいさんは世界的に有名です。バルーンアートの人形にしても子どもに人気です。
高齢でも、とくに孫がいる方はサンタに興味津々。
かわいい!
という声が聞かれます ………
なお、この記事で「大きなバルーンアート」「ジャンボ」のサンタクロースとは、赤い帽子の先端を含めて、全長二メートルを超すものを指しています。
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例年なら12月は、学童保育などのクリスマスの催しだけでも二、三件、ボランティアで加わっていました。
今年はコロナ禍でイベントが中止縮小(施設関係者限定)される中、一件だけ、子育てサロンの催しのプレゼント造りを頼まれ、当日ゲスト参加しました。
実にこれが2020年度初のイベント…… こんな感じです。
[クリスマス会の終盤]
ーーそれじゃあ呼んでみようね。サンタの友だちの、風船さーん。
ーーは〜い ♪ はじめまして、プレゼントをお持ちしましたよー♫
(……… しまった)
(とっさに思いつかず呼び出しを【風船】にしてしまったけど…… それこそ【けー】や【けーじょん】でよかった)
などと、しょうもないことを気にしつつ。バルーンの冠をひとりひとり、子どもへ。
「ありがとう」とはっきり返す男の子。
早速かぶって、母親にスマホで撮ってもらっている女の子。
まわりと無関係に、なんだかすごい速さでハイハイしている乳児。お母さん、お姉ちゃん。あの子、追っかけなくていいのかな。
ーー ああ、すごく喜んでる。
ーー 「サイズはキツくないですか?」あれ? お隣と話に夢中。
ーー それ、冠が前後。いや、なにも言わないよ。君のものだし、お母さんも気にせず写真撮ってるし。
デザインがおかしいのかネ。
バルーンの冠は、毎回、なぜか上下や前後が逆にされるものが数点出る。気に入らないのかと思えば、子どもは満足して笑顔。
いやがられるより良いけど、なぜに?
ーー まぁ、毎回だから、用意完了してます。
さぁ、このバルーンのミニ飾り(単品)を、その冠の(今の)正面に追加してあげよう!
ーー 原因究明はさておき、場当たり的対処!!
ーー ふぅ。バルーンアートの冠は全員、ちがうデザインと色にしたけれど。兄弟姉妹とか隣同士で見せたり、かぶせ合い出した( あれ? 三密……)。
ーー と、とにかく、楽しそうで何より。作った甲斐ありだ、いい雰囲気。
ーー 主催のスタッフが、何度も声をあげてるのにみなさんワイワイだネ。
あ、クリスマス会の閉会時刻がとっくの……
そんな風な、コロナ禍の下の楽しいクリスマス会。久方ぶりで元気が出ました。
前日、夕方まで作って準備した甲斐が………
さて、今回の本題。バルーンアートのサンタクロースは、この時どこにいたかといいますと………
イベントのはじめからずっと、会場の目立つところに飾られて。だれよりも大きな笑みで、参加者を見つめて(見下ろして)いたのです。
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極太バルーンを使ったジャンボサンタはボリューミー。作るのも飾るのも、クリスマスツリーなみに場所をとるので、イベントでもなければ手をつけません。
つくるとなると、両手でまわりきらないほどの太さは手応えがあり、ひねるのはハラハラわくわく ♪
「完成させすぎ」てしまうと、工作物が自室の出入り口でつかえたり。住まいの出入り口でつかえたり、車に乗せるときつかえたり、エレベーターの扉にはさまれたりして大変。
バルーンアートのサンタは、個人にあげるとき。あるいは小学校の学童保育、小さな施設(地区センターや分館と呼ばれる規模)にわたすときは、もっぱら小ぶりなサンタを渡しました。
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バルーン・サンタクロースは一年前の写真をメインにお送りします!
ノーマルサイズ(小ぶり)のサンタの作例筆頭は、仮名『ホッホッホ、サンタ』!!
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仲間?はたくさんいます。袋っぽく、丸風船を持っていたり、クリスマスリースになっていたり……
それぞれ、サンタの表情やヒゲの細かな点が違います。
はじめの頭部の制作が個性の分かれ目?です。頭そのものの大きさ、ほほ、鼻、口の造形。白ヒゲをつけながら、連続して決めて行きます。
バランスにより、それぞれの表情が見え出します。
バルーンサンタがかわいい、と言われた所以。
それはたぶん、ベースが「アンパンマン」だからです。
写真のバルーンサンタから、目とヒゲをとってみて下さい…… 土台の造形はじつはアンパンマン。サンタに見えるよう、バルーンの口もとはひらき、ほほのふくらみは大きくして、ニッコリ、笑顔に。
前に出た鼻を支えにして、両耳からの白いヒゲを作ると、笑顔の輪郭が決まります。
ーー そして、バルーンアートのサンタ人形をみて、目はかわいいでしょうか?
目は手書きではありません。市販のシールをつかった、アスキーアートのような造形です。
100円ショップの市販シールの組み合わせ……大きなシールに別の小さなシールをはり重ねて「瞳らしく」なります。
__(●◡●)__(◕◡◕)_サンプル
アスキーアートの右と左。
黒一色とそうでない顔を見比べてください。白黒の単純な形の組み合わせで瞳らしくなります。
いろいろなサイズや色系統の目をまとめて作り置きするので、当然、シールを重ねるとき、バルーンのサンタ人形の姿かたちはイメージしていません。
バルーンサンタの顔と目がしっくり、組み合わさっているなら成功です。
それにしても。
今年のサンタ造りは、サイズも数ももの足りず。ほかのクリスマス関連品もなくて意気揚がらず…………下の一枚は、最新サンタたちの写真。テンション低く作ったせいか、反覆作業的に均一。
いや、三人サンタ、三つ子サンタも味がある??
余談ですが。
サンタクロースに限らず、こうした人形をひとに見せたときよく訊かれるのが、使用量(「風船を何本、使ったんですか?」)です。
もともと設計図どころか下絵もなく。参考資料すら、製作がはじまると見ていません(書籍のイラストやアニメから、キャラクターを再現するときは別です)。途中のチェックや記録も、相応にザルです。
当然返事に詰まります。
………言い訳ですが。
使用本数を数えることは『この絵を描くのに青色絵の具を○g 、赤は□g 使った』ーー と、カウントするような、そもそも無駄な手間に思えます。
例えば、通販のツイストバルーンは一袋当たり100本。
一色ごとに100本単位で買うことになりますから、ドンブリ勘定の在庫管理に、人形一体当たりの使用本数はほぼ意味なし。
………それでなくても、バルーンアートの人形や動物は、ノッテいるとき、作るたびに一体ごと個性的というか使用量がブレにブレるので。
数を把握してもつぎにつながりません。
「ーー 10本くらいかしら」
「そうですね〜 」
(今回も答えを用意しておくの忘れてた〜)
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第二幕、イベント用ジャンボサンタ!サイズは二メートル前後です。
筆頭は、仮名『ふにゃん、サンタ』!!
溶けかけた雪だるまの風情……
これらのジャンボサンタは(当然)コンプレッサーでふくらませています。自分の息でふくらませたら? 倒れます。
たいてい、頭などを外した状態で現地へ車で運び、出先で細部を仕上げます。
はじめて見た人は、大人でも目線が合うサイズに大抵おどろきます。子どもなら「サンター⁉︎」と声をあげたり。
毎回、達成感?があります。
ジャンボサンタの中には、イベント終了後、参加者が持ち帰ったものがあり。年を越し、2月まで形を保ったとか。
ーー じつは自作のバルーンアートを手元におかないので。自分自身の制作物がどれほどの期間を持ちこたえるのか、把握できていません。
大切に飾ってくれたのだろうと想像するばかりです。それにしても2月まで………どこにかざっていたのか??
そんなサンタクロースですが。
『大きいことはいいことだ』とばかりに作る方はスケールアップ♫・・・相談相手がなく事前の設計もないと、そんなこともあります。
うっかり? 等身大のさらにその先へ…
( ( あれ??) )
( ( 組み立ててみたら、つっかえそう⁉️ ) )
(まぁ、ここ(会場)では直しようがない。このまま、仕上げよっ ♪ _( ̄▷ ̄ K))
青い目のサンタです。
とある施設のクリスマス会の飾りで、歴代のバルーンサンタで最大級(三メートル??)に。
「すごいですね!」
ーー 様子を見に来た職員さんはおどろき。
「そうですね(⁉︎)」
ーー やはり天井につかえる ⁉︎
何とか斜めにしてサンタを立たせたところだったので、うっかり相槌を打ったりして。
そして、クリスマス会で。肝心の施設の子どもたちが巨人サンタにおびえなかったか、迫力をおもしろがったのか。
残念ながら、飾り付けを頼まれただけなので当日不参加。子供たちから感想を聞く機会もありませんでした。 が、すごく喜んだ、と、年明けに職員さんから話を聞きました。
コロナ禍のせいでしょう。今年の飾り付け(施設訪問)の話はありませんでした。
クリスマスに間に合った!
次回は「年末年始のバルーンアート」の予定です。ファンアート紹介はもう少し先・・・