表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

2. サンタクロース、大きいことは良いことか⁉︎

 バルーンアートの『季節関連の作品』の紹介の第一弾、『サンタクロース』です。



 もう、まもなく クリスマス Christmas です。


 サンタクロース、赤と白のカラーリングのヒゲのおじいさんは世界的に有名です。バルーンアートの人形にしても子どもに人気です。

 高齢でも、とくに孫がいる方はサンタに興味津々。


 かわいい!


 という声が聞かれます ………



 なお、この記事で「大きなバルーンアート」「ジャンボ」のサンタクロースとは、赤い帽子の先端を含めて、全長二メートルを超すものを指しています。


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)2016


 ✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩



 例年なら12月は、学童保育などのクリスマスの催しだけでも二、三件、ボランティアで加わっていました。


 今年はコロナ禍でイベントが中止縮小(施設関係者限定)される中、一件だけ、子育てサロンの催しのプレゼント造りを頼まれ、当日ゲスト参加しました。


実にこれが2020年度初のイベント…… こんな感じです。


 [クリスマス会の終盤]


 ーーそれじゃあ呼んでみようね。サンタの友だちの、風船さーん。


 ーーは〜い ♪ はじめまして、プレゼントをお持ちしましたよー♫


(……… しまった)

(とっさに思いつかず呼び出しを【風船】にしてしまったけど…… それこそ【けー】や【けーじょん】でよかった)


 などと、しょうもないことを気にしつつ。バルーンの冠をひとりひとり、子どもへ。


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


「ありがとう」とはっきり返す男の子。


 早速かぶって、母親にスマホで撮ってもらっている女の子。


 まわりと無関係に、なんだかすごい速さでハイハイしている乳児。お母さん、お姉ちゃん。あの子、追っかけなくていいのかな。


 ーー ああ、すごく喜んでる。


 ーー 「サイズはキツくないですか?」あれ? お隣と話に夢中。


 ーー それ、冠が前後まえうしろ。いや、なにも言わないよ。君のものだし、お母さんも気にせず写真撮ってるし。


 デザインがおかしいのかネ。

 バルーンの冠は、毎回、なぜか上下や前後が逆にされるものが数点出る。気に入らないのかと思えば、子どもは満足して笑顔。

 いやがられるより良いけど、なぜに?


 ーー まぁ、毎回だから、用意完了してます。

 さぁ、このバルーンのミニ飾り(単品)を、その冠の(今の)正面に追加してあげよう!

 ーー 原因究明はさておき、場当たり的対処!!


 ーー ふぅ。バルーンアートの冠は全員、ちがうデザインと色にしたけれど。兄弟姉妹とか隣同士で見せたり、かぶせ合い出した( あれ? 三密……)。


 ーー と、とにかく、楽しそうで何より。作った甲斐ありだ、いい雰囲気。

 ーー 主催のスタッフが、何度も声をあげてるのにみなさんワイワイだネ。

 あ、クリスマス会の閉会時刻がとっくの……


 そんな風な、コロナ禍の下の楽しいクリスマス会。久方ぶりで元気が出ました。

 前日、夕方まで作って準備した甲斐が………



 さて、今回の本題。バルーンアートのサンタクロースは、この時どこにいたかといいますと………


 イベントのはじめからずっと、会場の目立つところに飾られて。だれよりも大きな笑みで、参加者を見つめて(見下ろして)いたのです。



 ✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩



 極太バルーンを使ったジャンボサンタはボリューミー。作るのも飾るのも、クリスマスツリーなみに場所をとるので、イベントでもなければ手をつけません。


 つくるとなると、両手でまわりきらないほどの太さは手応えがあり、ひねるのはハラハラわくわく ♪

「完成させすぎ」てしまうと、工作物が自室の出入り口でつかえたり。住まいの出入り口でつかえたり、車に乗せるときつかえたり、エレベーターの扉にはさまれたりして大変。


 バルーンアートのサンタは、個人にあげるとき。あるいは小学校の学童保育、小さな施設(地区センターや分館と呼ばれる規模)にわたすときは、もっぱら小ぶりなサンタを渡しました。



 ✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩



 バルーン・サンタクロースは一年前の写真をメインにお送りします!

 ‬

 ノーマルサイズ(小ぶり)のサンタの作例筆頭オープニングは、仮名『ホッホッホ、サンタ』!!


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)

 .。*° *✩*꙳∗⋆✩*⋆,.*͙꙳∗ ° ✫ ⑅*✩*⋆,,.・°⑅*✩*⋆,。.*✫꙳∗


 仲間?はたくさんいます。袋っぽく、丸風船を持っていたり、クリスマスリースになっていたり……

 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 それぞれ、サンタの表情やヒゲの細かな点が違います。

 はじめの頭部の制作が個性の分かれ目?です。頭そのものの大きさ、ほほ、鼻、口の造形。白ヒゲをつけながら、連続して決めて行きます。

 バランスにより、それぞれの表情が見え出します。


 バルーンサンタがかわいい、と言われた所以。

 それはたぶん、ベースが「アンパンマン」だからです。


 写真のバルーンサンタから、目とヒゲをとってみて下さい…… 土台の造形はじつはアンパンマン。サンタに見えるよう、バルーンの口もとはひらき、ほほのふくらみは大きくして、ニッコリ、笑顔に。

 前に出た鼻を支えにして、両耳からの白いヒゲを作ると、笑顔の輪郭が決まります。


 ーー そして、バルーンアートのサンタ人形をみて、目はかわいいでしょうか?


 目は手書きではありません。市販のシールをつかった、アスキーアートのような造形です。

 100円ショップの市販シールの組み合わせ……大きなシールに別の小さなシールをはり重ねて「瞳らしく」なります。


 __(●◡●)__(◕◡◕)_サンプル


 アスキーアートの右と左。

 黒一色とそうでない顔を見比べてください。白黒の単純な形の組み合わせで瞳らしくなります。


 いろいろなサイズや色系統の目をまとめて作り置きするので、当然、シールを重ねるとき、バルーンのサンタ人形の姿かたちはイメージしていません。


 バルーンサンタの顔と目がしっくり、組み合わさっているなら成功です。



 それにしても。

 今年のサンタ造りは、サイズも数ももの足りず。ほかのクリスマス関連品もなくて意気揚がらず…………下の一枚は、最新サンタたちの写真。テンション低く作ったせいか、反覆作業的に均一。

 いや、三人サンタ、三つ子サンタも味がある??


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 余談ですが。

 サンタクロースに限らず、こうした人形をひとに見せたときよく訊かれるのが、使用量(「風船を何本、使ったんですか?」)です。


 もともと設計図どころか下絵もなく。参考資料すら、製作がはじまると見ていません(書籍のイラストやアニメから、キャラクターを再現するときは別です)。途中のチェックや記録も、相応にザルです。

 当然返事に詰まります。


 ………言い訳ですが。


 使用本数を数えることは『この絵を描くのに青色絵の具を○g 、赤は□g 使った』ーー と、カウントするような、そもそも無駄な手間に思えます。

 例えば、通販のツイストバルーンは一袋当たり100本。

 一色ごとに100本単位で買うことになりますから、ドンブリ勘定の在庫管理に、人形一体当たりの使用本数はほぼ意味なし。

………それでなくても、バルーンアートの人形や動物モンスターは、ノッテいるとき、作るたびに一体ごと個性的というか使用量がブレにブレるので。

数を把握してもつぎにつながりません。



「ーー 10本くらいかしら」

「そうですね〜 」

(今回も答えを用意しておくの忘れてた〜)



 ✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩



 第二幕、イベント用ジャンボサンタ!サイズは二メートル前後です。


 筆頭オープニングは、仮名『ふにゃん、サンタ』!!


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 溶けかけた雪だるまの風情……


 これらのジャンボサンタは(当然)コンプレッサーでふくらませています。自分の息でふくらませたら? 倒れます。


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 たいてい、頭などを外した状態で現地へ車で運び、出先で細部を仕上げます。

 はじめて見た人は、大人でも目線が合うサイズに大抵おどろきます。子どもなら「サンター⁉︎」と声をあげたり。

 毎回、達成感?があります。


 ジャンボサンタの中には、イベント終了後、参加者が持ち帰ったものがあり。年を越し、2月まで形を保ったとか。

 ーー じつは自作のバルーンアートを手元におかないので。自分自身の制作物がどれほどの期間を持ちこたえるのか、把握できていません。

 大切に飾ってくれたのだろうと想像するばかりです。それにしても2月まで………どこにかざっていたのか??

 ‬

 そんなサンタクロースですが。

『大きいことはいいことだ』とばかりに作る方はスケールアップ(すたんぴーど)♫・・・相談相手(ツッコミ)がなく事前の設計もないと、そんなこともあります。

 うっかり? 等身大のさらにその先へ…


( ( あれ??) )

 ( ( 組み立ててみたら、つっかえそう⁉️ ) )


 ✩✩✩ 挿絵(By みてみん)


 (まぁ、ここ(会場)では直しようがない。このまま、仕上げよっ ♪ _( ̄▷ ̄ K))


 青い目のサンタです。

 とある施設のクリスマス会の飾りで、歴代のバルーンサンタで最大級(三メートル??)に。


「すごいですね!」

 ーー 様子を見に来た職員さんはおどろき。


「そうですね(⁉︎)」

 ーー やはり天井につかえる ⁉︎

 何とか斜めにしてサンタを立たせたところだったので、うっかり相槌を打ったりして。


 そして、クリスマス会で。肝心の施設の子どもたちが巨人サンタにおびえなかったか、迫力をおもしろがったのか。

 残念ながら、飾り付けを頼まれただけなので当日不参加。子供たちから感想を聞く機会もありませんでした。 が、すごく喜んだ、と、年明けに職員さんから話を聞きました。


 コロナ禍のせいでしょう。今年の飾り付け(施設訪問)の話はありませんでした。

クリスマスに間に合った!


次回は「年末年始のバルーンアート」の予定です。ファンアート紹介はもう少し先・・・



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ