1. コロナと闘う⁉︎ アマビエ
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┗┛ ┗━━━┛ █ と。
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バルーンアートの紹介── 記念すべき第一回は「アマビエ」です。
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いらっしゃいませ、K John・Smith といいます。バルーンアートを趣味にして十年少々になります。
『バルーンアート』
……どんなイメージが浮かぶでしょう?
バルーンのいぬ?
パフォーマーの早技?
子どもたちの工作教室?
華やかな色の風船のアーチ?
テレビなどで、美しく編まれたバルーンドレスを見たひともいるでしょうか?
展示場「けーじょん」は、写真を眺めて楽しむことをお勧めします。
バルーンアートは、いい歳してから、なんの好意もなくはじめました(……その後、はまりましたが)。
ひとりです。先生や先輩格はなく、ほかの趣味人との付き合いは皆無です。
ごく当たり前な、○○○ひねり、といったバルーン工作の『用語』はこのシリーズ(予定)に登場しません。言葉を覚えていませんし、覚えようとしたこともないからです。
おもな資料は、ネットでみつけたバルーンアートの完成写真。通販で取り寄せた冊子や本(英語やハングル)。
── 前者は、作り方を示していることは少なく。後者は説明を読めません。
もともと、ひとりでの制作趣味です。人前で楽しいトークをしながら、早技で犬や杖を作ることはできません。
コモノからつくらず、ただただ作りたいものを……家電製品の○○○プレイヤーをろくに説明書も読まず使い出すように ……いきなり手をつけました。
最初が、一メートルほどの青いドラゴンでした。
(犬や剣を作りたいと思わなかったので)
ニセたかたちになれば手順は適当。
小さなバルーンの花を作るのは今も不得手です。とばした段階なので。
今、バルーンアートを手本の写真や絵をおいて作ることはほとんどなく。
「アマビエ」もそうですが。イメージがまとまった気がしたところで、いきなり作っています(たまったテレビの録画などみながら)。
下絵や設計はありません。
バルーンアートをこれから覚えたい方、今、楽しんでいる方はそんなわけで「ここ」にあるのはガラパゴスな作品です。
材料をどれだけ使って、時間はどれだけかかったか?
わかりません。とっかえひっかえ、同時進行で違うものを作るのが普通なので。
正しく学んだバルーンアーティストの方、作品の初歩的すぎる手技にあきれるかも?
できれば気にしないでください。
……まぁ、イラストなら我流は当たり前で。
プロの作品を見よう見まねとか技法の正しい呼び名を知らないとか、珍しくないかも知れません。
バルーンアートの迷走とはまりようは、この先おいおい……
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アマビエは、今年(2020年)の夏ごろレパートリーに加わりました。
以下、コロナが問題化するまでのことですが。
『作りたいから作った』バルーンアート作品は写真を撮ると──部屋に飾る趣味はまったくないので── 人にあげていました。
近所の子どもにあげたりもしましたが……これ声かけ事案?…… すぐに文化施設や図書館。図書館分室のある近所の地区センターへ寄付するようになりました(ほかの用事で立ち寄るついでに)。
正直、我流の完成品に価値を感じませんでした。
渡した相手から喜ばれても、上手いといわれても、
── コレ、素人芸ですよ。
── 本当に上手いひとのバルーンアートを見る機会が無いだけなんだよなぁ、と。微妙な気持ちに。
そんな気持ちは「なろう」である方たちに勧められて、ファンアートを作りはじめてからもありました。
ところがそうして寄付(処分)しているうち、飾られた作品をみた人から思いがけないツテが生まれ。あれよあれよと言う間にいろいろな催し物に参加するように。
文化施設や小学校、福祉施設の夏祭やクリスマス。在留外国人の交流イベント、区政○○周年イベントなどなど。
ボランティア活動です。
多い時期は月に3件くらい。…… 社会貢献?はさておき。大きな空間で大きなものを、部屋ではつくれない自由さで作れることは魅力的でした。
それでも、子どもが工作教室で手放しに喜び。
イベントのバルーンアーチの前で記念写真を撮り。人形をすてき、すごい、かわいいと喜ぶ様子を見聞きするうち。ただの好き勝手から、イベントで喜ばれそうなものを作る、相手にテーマを提案するようなかたちに取り組みが変わりました。
それが今年(2020年)。参加していたイベントや工作教室はコロナ禍でことごとく中止に。学校や文化施設も閉鎖。
自分でも意外なほどショックで。数ヶ月、なにも作らなかったりしました(本業もコロナ対策で、一時忙しかったのですが)。
アマビエはバルーンアートを再開したときから作りはじめ。11月に一区切り……
最後の一体を展示場所から片付けて 。
その後ふと、この「バルーンアートの展示場」をひらく気になり記事にしました。
これまで、バルーンアートの写真は不定期に活動報告で紹介していました。見かけた方から感想をもらい、ファンアートを贈った方からは投稿を勧められましたが、今のままでよい(かな)とこれまでは動かずに ……
それがコロナ禍の最中、アマビエをつくり。なぜか踏ん切り?がつきました。
いそがしい12月になって!!
──この先、バルーンアートの旧作新作を逐次、テーマにわけて記事にしたいと思います。
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◆おさらい 〜 モデル解説『アマビエ』
アマビエは日本の海(海辺)の妖怪です。
江戸時代に描かれた絵図では、人に似た頭と髪、魚のからだです。手はなく、三又の尾びれで立った姿でした。
その絵姿が流行り病から人を守る効能?があると、コロナ禍で話題に ──もっとも、秋頃、バルーンのアマビエを飾ってみると、知らない人はアマビエをまったく知りませんでした。
テレビでアマビエのポスターや和菓子が話題になったと思っていましたが、それほど浸透しなかったようです。
アマビエの本来?の力は予言です。
豊作を予言し、流行り病を予言し、病が広まったときには、自分の絵姿を……と人に告げますが。最後の文言はつけ足しのような気がします(← 個人的感想)。
人頭牛……妖怪「くだん(件)」に連なる予言の人外で、九州の山には毛むくじゃらで三本足の仲間?の予言の妖怪の話が残されています。
◆制作と展示
小学校の閉鎖が解かれた夏。
アマビエをバルーンアートの制作再開、第一号にしました。コロナ禍で話題になったことと。毎夏、バルーンアートで人魚をつくって、幾つかの施設へ寄付していたからです。
2019.夏のマーメイド
イベントに参加後、オフシーズン?に数か月おき、バルーンアートの作品を施設団体へ持ち込んでいて── 寄付です──『 人魚 』は夏の定番でした。
…… まぁ、はじめてレパートリーにした年。児童館でアリエルアリエルといわれて、何のことかわからなかったのはよい?思い出です。
(ディズニー、観ませんから。詳しくはいずれ、人魚の記事で)
アマビエを知ったのは今年(2020年)。
作るにあたりネットでイラストを集めましたが、ロン毛で目と口の小さなオバキュ(げふんげふん)……もとの絵図とは似ても似つかない、美女の人魚がまず目に入り。
子供のような顔、アザラシ?っぽい腹ばい、ひよこ似、ゆるキャラめいたものまでバリエーションがさまざま。
「なんでもいいのか!」
と、むしろ勝手に納得しました。
結果、つくったアマビエは冒頭の『両手あり・人魚』タイプ。 正直、人魚に寄せたデザインが作りなれているのでそうしました。
………「アマビエ」第一弾。
………そして、第二弾。
閉鎖を解いた文化施設などへ寄付しました。衛生医療を意識して、頭の赤い飾りは「赤十字」です。
一号と二号。並べなければ見間違えやすそうです。 もっと、撮影ポーズを変えればよかった。
第三弾は『さぁ!アマビエ様と握手 ♪ 』
とある大きな文化施設で、目立つところへ飾ってもらえました。
子ども図書館のカウンターの一角に置かれました。
人魚の背後のキラキラは、先に飾られていた宝箱。ハロウィンの時期で、間仕切りシートにカボチャの絵が少し見えています。
ちょっと背丈は大きくして、ヒレの感じを強調。上へふくらみすぎていた髪型はお下げ?に変更しています。そして、赤十字の髪飾りは……頭に突き刺さって⁉︎ 付け足すにしても、なぜあんな位置にしたんだっけ?
あとで職員さんに話を聞くと、展示中、大人が「コレ何だろう??」とバルーンアートの人形の前で首をかしげることがあり。
子どもたちは、アマビエと分かってくれていたそうです。あるいはコロナ禍で学級閉鎖された時期、自分で調べて、アマビエの絵や折り紙を作っていたのかも知れません。
── 展示場所でジッと見ているわけにいかないので、実際の様子は知らないのですが ……アマビエとわかってくれた子には、たくさんご利益があったらよいです。
第四弾! 「マスクをどうぞ!」
背景の写り込みを減らすため、位置を変えて撮影しました。ふだん、玄関に正面を向けていました。
一番大柄です。しかし、老人施設においたので見た人は少なかったと思います(図書館の、第三弾のアマビエは訪れた人に写真を撮られていたと聞きます)。
大勢の目に触れなかったかわりに、
「これなにかしら?」
…… バルーンの大きなアマビエは、外に出られない施設入所者の方へ話題提供になっていました。
コロナ禍が収まり切らず。
また新たなアマビエを作ったなら、紹介記事にしたいと思います。
それでは、ここまで見て下さった「あなた」へ。
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