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エリは言った。
「メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「メモを一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
言葉があるの
丁寧部分
一人では作らない
ていたのか
8月20日
草原のかい
なっているのか
アキレスレストラン
その歌の
見られてるのの
反応いいのを
すぐ○○になるので
ストップして
それだったのに
遠い所にいる大きい○○
速攻で波にする
即電話
出したパール
そこは別に気にならない
○○は気になるけど○○は気にならない
そっちは出てくる
一番乗るのに
その上のものの
並べ方が違うと
出かけるとこが
それは止められない
一日どれくらいするか時間を決めてる
水着で言う短い言葉
江戸弁の亀
回ってやっと始める
外側するの人気
単独出た
折って○○する派
風こんぶ
最大を待つ
向き迷う
止めたのかな
プリン食いながら待ってる
その爪で
○○がティシュを
そのためのには
送られてくるのいい
高いとこから
すぐ次の作るのを
それが出て来るのなら
入ってなかったでしょ
4月に価格を見て
200以上の
用意したものを
そっちのうつるのか
○○から離れて覚える
おりた後に
くる銀に
ちゃっちゃっちゃちゃっ
そう言ってもらえると
そうなるの出た
カズノコ報告
そんなには出てこない
○○だめなエイの
寝たそのままのを
外すのになのかな
それで充分
いまついたのに
方面では
届くものか
ターバンに居る
流れる色
どっちもやるの
やってつくるのへ
する小鹿
そっちうつるのに
剥き出しの○○にあるの
入りやすいの
引っ越して来たからな
降り注ぐの
そっち移すのに
そうハッピーを先に
そっちの方がいいのか
そのつなぎ目に
サラダに圧倒される
裏側
代替わり
そのケガが
いつのかな
一回切れるまで
しめたのかなうのによ
とってもどける
そうだすのに
おそくのかなうのに
そうあたるのか
そういしした
かきそうだのか
象見て
誰が買うのを
持ち込むの望んだ
それは書かないから
○○見せてもいいハンバーグ
孔雀の絵が描いてある○○の上で
開いてもらう
少し暗い薄い黄色の壁にもたれかかって
無性にかくの
もう充分にしてもらったから
ツアーに必要
好きな物をたくさん
マスクマンのイカ
出来てるのか
その○○な力で
百円のか
その頃って
覚えてるのしても
がっかりしてるの
自信があってする
そうしたら切手は
感情を出さない
うつるのに
もちもちしているのが
そのはつとすのに
隠れて作る
さあ1センチ
勝負しよう
山 風呂へ
汁が知ったの
少女まんがの主人公
ママ退屈
きんぴらごぼうの中で目が覚める
見通しが立たない
出していくの
アーガイル柄持ってる
誰の物かを
聞いているのと違うのが
なぜ閉めるのか
月なりにやる
ペースを崩さない
二つの○○待ってる
そうです朝日です
そういう事だと
不器用な家
ロールケーキのクリームから出ようとしてる
周りが固い
土地カチャ
笑ってガバッ
麺が枠に
翌週皆さん
向いてないのは止めて○○する
○○使って見ていく
○○使えるの
徐々に大きくなっていってるショートケーキの上のイチゴ
壁が傷ついてる
伸びるノーに
一階でやる
コツよろしく
わくさん
ポンポンするだけ
あらたの
なかなか作れない
ガール○○はず
そうあせるの
見てから買う
あずまか
サバンナで位置
ずっとしていたのを
振り向く雲
変わった物を受け止める
大量に作れる
毛羽立った三角の紙
あと少し作ったら
角を先にする
掲示に
お腹に五つ付いてる
エリは言った。
「なにがお腹に五つ付いてるの?」
ユウタは言った。
「お腹かー」
エリは言った。
「なに?お腹かーって?」
「お腹に五つ付いてるって考えにくそうだなと思って」
「でも考えてね」
「薄い」
「薄いってなにが薄いの?」
「薄い紙」
「薄い紙がなに?」
「薄い紙は止めて、付箋が五つお腹に貼ってある」
「付箋になにか言葉が書いてあるの?」
「鳥の嘴の絵が描いてある」
「なに?なんで鳥の嘴の絵が描いてあるの?」
「なんでか分からないけど鳥の嘴の絵が描いてある。一つの付箋に一種類の一つの鳥の嘴、一つずつ違う種類の嘴が描いてあって、五つの付箋で五種類の嘴が描いてある」
「嘴が描いてあってどうなるの?」
「五種類の鳥の嘴が描いてあってどうするんだろう?」
「どうするんだろうじゃなくて、嘴をどうするか考えて」
とエリは言った。ユウタは言った。
「雪が降ってる中を歩いてる」
「誰が雪が降ってる中を歩いてるの?」
「歩いてるのは髪の長い女性。30歳位。昼間に歩いてる」
「その女性がお腹に鳥の嘴を描いてる付箋を五つ貼ってるの?」
「コートのお腹に付箋を貼ってる。…輪っか」
「輪っかがなに?」
「雪が降る中を歩く女性が自分の車に乗る」
「輪っかはどうしたんだろう。女性がお腹に嘴を描いてる付箋を五つ貼って車を運転するの?」
「車を運転してどこかに行く」
「車でどこに行くんだろう」
「自分の家か知り合いの所」
「どっちかに決めたら」
「車で家に帰る」
「家に帰ってなにするの?」
「家に帰って机の前に行く」
「机の前に行ってからどうするの?」
「机の上に車の鍵と家の鍵を置く」
「鍵を置いてから女性はどうするの?」
「お腹のとこに付箋が付いたままのコートを脱ぐ」
「コートを脱いで?」
「どっかに置く」
「どこに置くかくらい考えたら」
「床に置く」
「鳥の嘴の絵が描いた付箋が付いてるコートが床にあるんだ?それで?」
「五つの付箋の裏側になにか描いてある」
「五つの付箋の裏側になにが描いてあるの?」
とエリは言った。ユウタはしばらく考えてから言った。
「これさあ、付箋の裏側になにが描いてあるか何日も考えていい?」
「駄目、付箋の裏側になにが描いてあるの?」
「付箋の裏側にはネコが描いてある」
「ネコ?付箋の裏側にネコが描いてあったら面白い?」
「普段のネコ。五つの絵は一つずつ違う」
「付箋の裏側に描いてあるのは本当にネコでいいの?」
「ネコでいいよ」
「ネコかー」