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エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「一緒にメモを見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
脛人
エリは言った。
「脛人ってなに?」
ユウタは言った。
「脛人は分からないなー…」
「なんで脛人って書いたの?」
「思い付いたから脛人って書いたと思うんだけど、特に思い入れは無い」
「ハハハッ、思い入れ無いんだ?」
「とくに思い入れは無い」
「無いんだったら考えなくてもいいかな」
とエリは言った。ユウタは少しだけ間をあけてから言った。
「うん、考えない」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
曲げてから
一階の窓の外に大きい
チューブが服に
完成したのかな
出来たのを
もうどーんと
パン屋さん多め
「 」さしみ
エリは言った。
「なにこの「 」さしみって?」
ユウタは言った。
「なんだろうこの「 」さしみって」
エリは言った。
「自分でなんなのか分からないの?」
「「 」の後ろにさしみだけがあるのが意味が分からないね」
「パスする?」
「「 」さしみって「 」にさしみのセリフが入るわけでもないと思うし」
「パスしたら?」
「もう少し考えちゃ駄目?」
「なんか面倒くさそう」
「じゃあ止めようか?」
「うん、止めよう」
とエリは少し小さな声で言った。
二人は一緒にユウタのメモを見る。
叶えたのを
字のを
かえりて
今だけの
がんばるのに
ほっとくのに
ブライス
平均的なの
覚えられるの
食えたのに
どんどんと突然に
諦めたのを
見せたくないのか
面白いのに
やってたので
すすみも
咲いたのに
知っていた人に
ちゃんと折ったの
100万ピース
映画から
ほどけたの
巻いた芝生柄の布
青と緑の二色が使われた塔
いい加減に来たの
網戸にいる
住みたい物
丸より下に
決めてた
黄色っぽい黄緑
いたのか
グレー腹
11時ざざっ
翼が生えてる目玉焼き
それで最後
ここでうさぎ
感動してるアイスクリーム
五人で組み
出て来たら
混み合ってる
いつ立つのか
東京 鶴
そのアイドルは
エリは言った。
「ユウタは好きなアイドルいるの?」
ユウタは言った。
「いないけど」
エリは言った。
「ふーん」
とエリは少し機嫌が悪そうに言った。
二人は一緒にユウタのメモを見る。
適当にすることを
手当たり次第
済んだのに
プリンのミッション
起こってるの
早くさせる
いつもと違うことが起きてる
貝すごくした
心太で
ぴたっと止まる
持ってる
とれるのに
別にしたのに
時間そる
その場のか
戦ったのを
今が来たの
使ったのに
甘いのによ
言ったのに
横後で
次したのに
支えて
深い得るの
7
ワオと言うスライム
別にベリー
45になってもそれを
ペンギンの黄色
すごい背中にある
その顔でポテト
特別にしっぽに
コーナー
ファンの時間を
見てもいいの
それしかだ
額のか
同時に八人
ぎょも
焼いたのに
彫刻の途中
ハンバーグ あたり
とったのに
岩の上に居る間
エリは言った。
「岩の上に居る間がなになの?」
ユウタは言った。
「岩の上に居る間はなにかをしないのかなー」
エリは言った。
「岩の上に居る間はなにをしないの?教えて」
「岩の上で胡坐かいてる」
「誰が岩の上で胡坐かいてるの?」
「頭が三日月みたいな形のキャラが胡坐かいてる」
「頭がそういうキャラなんだ?それでそのキャラが岩の上に居る間はなにをしないの?」
「頭が三日月みたいな形のキャラは岩の上に居る間は自分の髪に触らない」
「頭が三日月みたいな形のキャラはどんな髪形してるの?」
「どんな髪形だろう」
「どんな髪形?」
「頭が三日月みたいな形のキャラはアゴヒゲを生やしてる」
「アゴヒゲはどうでもいいから髪形を答えて」
「耳にはピアスを付けてる」
「ピアスもどうでもいいから髪形を答えて」
「二重瞼」
「一重でも二重でもどっちでもいいよ。髪形を答えてって」
「帽子かぶってる」
「帽子とれよ」
「口が悪いね」
「いいから髪形を答えてよ」
「三日月専用の帽子」
「だから帽子とれって」
「ベースボールキャップ」
「ベースボールキャップをとれ。あと三日月の尖った頭にベースボールキャップ?」
「三日月専用の頭のとこが尖ってるベースボールキャップ」
「三日月専用のベースボールキャップをとれ。そしてそれベースボールキャップ?それから頭が三日月みたいな形のキャラの髪形はなんなの?」
「頭が三日月みたいな形のキャラは岩の上に居る間は帽子をとらない」
「それユウタも頭が三日月みたいな形のキャラもムカつく。髪形わからない」




